新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社瀬川
成果生産量 1倍→2倍
| 事業者名 | 株式会社瀬川 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県 宮若市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1923年 |
福岡県宮若市で1923年に創業した和菓子・洋菓子の製造販売店。店舗全体の売り上げの約4割を占める主力商品は、40年以上のロングセラーとなっている「CARROT(キャロット)」で、これまで全て手作りだった。製造ノウハウをどう引き継ぐかが長年の課題であった。
抱えていた課題
やったこと
手作り技術を継承しつつ、生地を機械で充填してかき混ぜ、自動で生地を伸ばすデポジッター(充填機)を導入した。コンベヤー上で生地を薄く均等に広げられるようになり、これまで人が麺棒を使っていた作業を省力化した。機械化によって約2倍の生産量につながる体制を整えた。新製品として二度焼きしてブロック状にした「ころっと」を開発・販売し、抹茶、ココア、黒ゴマなどのレパートリーも増やした。量産化に伴い衛生面を意識してパッケージをセロハン包みから密封包装に変えたが、味の奥深さが失われたため試行錯誤を重ねた。
| 加工機 | デポジッター(充填機) |
|---|
新しい製品・サービス:二度焼きしてブロック状のラスクにした「ころっと」
人手で行っていた麺棒での生地伸ばしを機械化して省力化し、生産体制を整えたことで生産量が約2倍になった。新製品「ころっと」や抹茶、ココア、黒ゴマなどのレパートリーを増やし、新たな製品を生み出した。一方で機械化により味や食感が手作り時と微妙に変化し、顧客の反応から学ぶこととなった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
40年以上のロングセラー商品の手作り技術を継承し、機械化で安定した味と品質を目指した点は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
地域のニーズに合わせて何でも作ってきたことや卸売・通販での販路拡大は触れられるが、市場動向と自社の強み・弱みを踏まえた競争優位の記述は薄い。
手作り生産の限界と製造ノウハウ継承の課題を認識し、機械化で生産安定化と量産を図る計画だが、付加価値向上の数値目標までは書かれていない。
約2倍の生産量につながる体制を整えたとあるが、付加価値額や賃上げの目標値と実現可能性の根拠は示されていない。
補助事業の遂行体制として人材や事務処理能力に関する記述は見当たらず、従業員数10人の記載のみである。
ロングセラー商品の味と食感、地域の食材を使う特徴、顧客の敏感な反応など製品価値は読み取れるが、ターゲットの整理は薄い。
機械化後に味が変わる課題に対し、パッケージ変更や新製品開発で試行錯誤した経緯が書かれ、課題解決の進め方がある程度読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
和菓子・洋菓子の中で40年以上のロングセラーを持つ点は読み取れるが、分野の普及度や高付加価値化の水準を示す記述は薄い。
地域の食材を取り入れた菓子で地域に親しまれている点はうかがえるが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。
約2倍の生産量につながる体制整備とあるが、補助金投入額に対する付加価値額増加や費用対効果の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
地域の食材をふんだんに使い、地域のニーズに合わせて作ってきたと書かれ、地域特性を活かす事業であることはうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
創業100周年に向けて卸売り・通販による販路拡大を目指している。
お菓子で季節の彩りを伝えられたら
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg