回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社 二反田?油店中津工場
成果タンク清掃時間 90分→30分
| 事業者名 | 有限会社 二反田?油店中津工場 |
|---|---|
| 所在地 | 大分県 中津市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | バイオ,製造環境 |
| 従業員数 | 13人 |
| 資本金 | 400万円 |
| 設立 | 1935年 |
30年前には全国に3,000軒あった醤油の蔵元が、今では1000軒にまで激減した。交通網の発達で地醤油の存在感が薄れ、大手メーカーの商品が台頭したためである。県内50の蔵元のうち、麹から作っている蔵元は3軒だけで、同社はその1軒である。大手メーカーは温度を上げて半年で醤油に仕上げるが、同社は自然の気候の中で三年間熟成させている。
抱えていた課題
やったこと
補助金で、FRP製の半地下諸味発酵槽(1.2メートルの高さを持つFRP製5800L諸味仕込みタンクが12個)を導入し、コンクリート製タンクから置き換えた。FRP製タンクは浸透性がなく、タンクの完全洗浄が可能になった。タンク淵を高くしたことで、職人の転落危険性やもろみ攪拌時の飛び散り、落下や転倒の危険も減った。あわせてステンレス製ピストンポンプを導入し、発熱せずもろみの品質に影響を与えない構造とした。
| 金型 | FRP製半地下諸味発酵槽(FRP製5800L諸味仕込みタンク12個) |
|---|---|
| 加工機 | ステンレス製ピストンポンプ(もろみポンプ) |
新しい製品・サービス:完全無添加醤油の醸造に向けた「三年完熟醤油」の高品質化
FRP製タンクの導入により、タンクの完全洗浄が可能になり、アフラトキシンやヒスタミンの発生可能性が最小限になった。タンク淵の高さにより職人の転落危険性や攪拌時の飛び散り・落下・転倒の危険が減った。新ポンプは熱を発さず旧ポンプの2倍以上の性能があり、作業時間が大幅に短縮され、もろみの品質も保たれる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
大正8年創業の地醤油醸造の伝統を守り、三年完熟醤油の生産増のため発酵槽を導入したと具体的に読み取れる。
大手メーカーの台頭で地醤油が減ったことや県内50蔵元中3軒という状況は書かれるが、自社の強みを数値で示す記述は薄い。
コンクリート槽の完全洗浄不可やアフラトキシン発生の可能性など課題が具体的で、洗浄時間90分から30分への短縮など解決策も示されている。
清掃時間が90分から30分、もろみ汲み上げが1,000リットルあたり25分から10分と数値目標の改善効果が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
完全無添加で三年熟成の味や関東方面への出荷など製品の特徴は書かれるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。
導入設備の効果は書かれるが、遂行スケジュールや中長期の課題検証についてはうかがえる程度である。
公開されている事例からは読み取れません。
醤油の蔵元が3,000軒から1,000軒に減り、麹から作る蔵元が3軒だけという希少性は書かれるが、高価格化の記述は薄い。
地醤油の減少という地域課題は触れられているが、国が補助する経済波及や雇用創出の記述はわずかにうかがえる程度である。
作業時間や清掃時間の短縮が数値で示され、費用対効果の一端は読み取れるが、補助金額や付加価値額は書かれていない。
ピストン式ポンプやFRPタンクの導入は示されるが、デジタル技術の活用や地域サプライチェーンへの貢献はうかがえない。
公開されている事例からは読み取れません。
中津市の地醤油醸造と地方の蔵元の個性を生かす方針が書かれ、地域の特性を活かした事業であることが読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
地方の蔵元が激減する時代だからこそ、大手メーカーとは異なる個性的な醤油が貴重になる。今後は「三年完熟醤油」の販路拡大を図り、地域に根ざした醤油作りに励む方針である。
地方の蔵元が激減している時代だからこそ、大手メーカーとは異なる個性的な醤油が貴重になってくる。今後は『三年完熟醤油』の販路拡大を図るとともに、地域に根ざした醤油作りに今まで以上に励んでいきたい
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日