回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ステップ
成果最大加工径 320mm→510mm
| 事業者名 | 株式会社ステップ |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 薩摩川内市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,製造環境 |
| 従業員数 | 24人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1985年 |
当社はプラスチック加工を行い、創業から36年を迎えている。プラスチックは金属に劣らない優れた性質を持ち、機械部品としても広く使われる。国内だけでなく海外からも受注している。補助事業前は丸物旋盤加工品において大型加工の相談や見積依頼が以前より増加傾向にあった。
抱えていた課題
やったこと
CNC普通旋盤TAC-510を導入した。径510mmの大型旋削加工に対応できるようになった。材質や形状によっては加工精度が10μm単位から1μm単位になり、高精度加工も可能になった。別機で行っていたねじ加工や溝入れ加工などの様々な規格の加工もこの1台に集約でき、精度が飛躍的に向上した。NC旋盤機に頼りがちだった数多くの製品の加工もカバーでき、旋削加工全体の効率が向上した。
| 加工機 | CNC普通旋盤TAC-510 |
|---|
大型製品や高精度加工に対応できるようになり、これまで失注していた案件も自社で受けられるようになった。ねじ加工や溝入れ加工などを1台に集約したことで精度が飛躍的に向上し、旋削加工全体の効率も上がった。取引先が大幅に増え、受注が伸びて売上は補助事業終了後も右肩上がりとなり、過去最高を更新した。社員の待遇改善や人材育成にも取り組めるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の旋盤では最大φ320mm・L800mmが限界で外注も難しかったと記載があり、大型加工対応という方向性は読み取れるが、過去の取組との一貫性までは書かれていない。
取引先の要望に応えられない案件が増加し、失注していたとあり外部環境への対応は読めるが、市場や競合に対する自社の強み・優位性の分析は具体的に書かれていない。
最大径φ320mmから径510mmへ、精度10μmから1μm単位へと課題と解決が数値で示され、失注案件を全て受けられるようになったと成果も明記されている。
加工精度や対応径の数値はあるが、補助事業の目標としての付加価値額や賃上げ目標の数値は書かれていない。
社員の待遇改善や人材育成に取り組めるようになったとあるが、補助事業を遂行する体制や人員配置の具体的な記述は見当たらない。
取引先が大幅に増え海外からも受注しているとあるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けの整理は具体性が薄い。
工場の増設や機械更新を検討中とあるが、遂行方法やスケジュール、課題解決の方法までは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
大型・高精度の旋削加工に対応するとあるが、同分野での高付加価値化や高価格化の水準を示す記述は見られない。
取引先の受注増加や国内外からの受注が書かれているが、波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由の記述は薄い。
失注していた案件を受けられ売上が過去最高を更新したとあるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
鹿児島県薩摩川内市の事業所とあるが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用への言及は見られない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
受注が生産能力を超えているため、機械の更新や工場の増設を検討している。技術面に加え人材育成にも力を入れ、社員全員が経営に携わる体制づくりを検討している。
どこでも誰でも作れる物を作る時代は終わりを迎え、サステナブルな社会の実現に向けて、当社も取り組んでいかなければならない。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
最新型のレーザー加工機を導入し、カートリッジ式レンズホルダーを採用した。
効果:レンズ交換時間 25分→5分