車載モーター用ステーターの巻線とはんだ付けの自動化及び連動化
車載モーター用ステーターの巻線と溶接(はんだ付け)を連続工程とするため、自動機や治具を試作・開発した。
三田理化工業株式会社
成果サイズラインナップ 5種類→4種類
| 事業者名 | 三田理化工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市北区 |
| 業種 | 業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 冷凍空調 |
| 従業員数 | 42人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
同社は病院、製薬・化学会社、研究所向けに「RACOON」ブランドで洗浄機、滅菌装置、乾燥装置などの理化学機器を製造販売しており、機器の単体販売に加え設備一式の販売・設置工事もトータルに手がけることで業績を伸ばし続けている。医療現場で使う消耗品の分野でも、薬剤の調剤瓶であるステリバイアルや薬液を封入するステリアンプルなどで全国トップクラスの技術力を持ち、既存の消耗品に付加価値を付けた商品が売上を支える事業部門になりつつある。
抱えていた課題
やったこと
減圧シールステリバイアルの製造に必要な減菌空間を確保するため、無菌アイソレーターと過酸化水素滅菌装置を新規導入した。さらにアイソレーターのグローブボックス内で打栓工程を行えるよう、卓上型自動真空包装機を購入した。あらかじめ内部を洗浄滅菌したうえで瓶を減圧シール(密閉)する製造工程を、導入した設備で実現した。設備の導入により減圧シールステリバイアルの試作に成功した。最終段階では医療機器としての据付時適格性確認(IQ)と稼働時適格性確認(OQ)のバリデーションを実施し、開発を完了した。
新しい製品・サービス:減圧シールステリバイアル
減圧シールステリバイアルの開発過程で派生した透明の「クリアシールステリバイアルN」は、ガンマ線の着色問題を製造方法の改良で解決した製品である。透明という付加価値により従来品より高い価格での販売が可能になった。サイズを5種類から4種類に絞り込んだことで製造コストも効率化された。現在約200のユーザーに案内を送付しており、評判は上々とのことである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存のステリバイアル・ステリアンプル事業の延長として減圧シール品を開発したと読めるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
全国トップクラスの技術力と開発センターの最新鋭設備を強みとし、医療現場の要望を捉えた点が具体的に書かれている。
粘性の高い薬剤の飛沫という現場課題を挙げ、減圧シール製法で解決する方針と、初年度1,000万円・5年後2,000万円の目標が示されている。
初年度1,000万円、5年後2,000万円の受注目標と年率約5%の伸びが示されているが、付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
開発センターや設備の記述はあるが、補助事業を担う人員や事務処理体制についての記述は見当たらない。
医療現場の要望、抗がん剤や放射性医薬品での需要、200社への案内送付と評判の上々さが書かれ、ニーズの裏付けがある。
無菌アイソレーター導入、IQ・OQのバリデーションを経て開発を終えた手順は書かれているが、中長期の検証や今後の遂行スケジュールは薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ステリバイアルで全国トップクラスの技術力を持ち、減圧シールや透明バイアルは従来品より高価格で販売できると書かれている。
医療現場の安全性向上や海外への日本の医療インフラ展開が述べられているが、雇用や波及効果の数字は示されていない。
従来品より高価格で販売でき、サイズを5種から4種に絞りコストも効率化したと書かれているが、費用対効果の数値は示されていない。
最新鋭の洗浄・滅菌設備や世界最高レベルの品質に触れているが、デジタル技術や新ビジネスモデルについての記述はない。
公開されている事例からは読み取れません。
兵庫県丁脇市の開発センターを拠点とし、大阪本社から海外展開も図るが、地域の雇用や経済成長への言及は薄い。
国内の病院、薬局、バイオ・製薬研究所での新市場獲得を目標とし、初年度の受注目標は1,000万円、5年後には2,000万円としている。東南アジアなど海外進出も視野に入れ、マレーシアの医療専門学会で調乳システムを展示紹介するなど準備を進めている。
弊社のような中小企業では大掛かりな開発投資は難しく、ニッチな市場でもオンリーワン、ナンバーワンのものづくりに特化するのがベストです。
公式の事例集より(原文のまま)
車載モーター用ステーターの巻線と溶接(はんだ付け)を連続工程とするため、自動機や治具を試作・開発した。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
マイナス55℃での現状の電源による動作確認を行い、低温では電源が動作しないことを把握した。
効果:消費電力 430W→125W