ものづくり補助金平成27年度製造業神奈川県

舟艇用台車の多様化・大型化ニーズに応える製造リードタイムの圧縮

有限会社ファクトリーゼロ

この事例のポイント

  • 救助艇などの運搬台車は大型化・多様化の需要が高まっており、生産性の向上が必要だった。
  • 大型化された舟艇を支えるため、強度を高めた新型材料を開発した。
  • 大型化した舟艇に対応した台車を量産できるようになり、災害対策向けの多様なニーズに応えて販売を伸ばす効果が見込まれる。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社ファクトリーゼロ
所在地神奈川県
業種輸送用機械器具製造業
技術分野精密加工

事業の背景

当社は消防向けの救助艇や水上バイク、SUP、ディンギーなどの小型船舶を運搬する台車の開発・製造・販売を行っている。主力は消防向け救助艇用の台車で、国内で約9割のシェアを持ち、輸出もしている。水害の増加により救助用ボートをはじめ舟艇用台車の用途が広がり、サイズの多様化や大型化が進んでいる。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力救助艇などの運搬台車は大型化・多様化の需要が高まっており、生産性の向上が必要だった。
  • 品質・精度大型化した舟艇を支えるため、強度を高めた新型材料の開発と、その材料を切断できる設備が必要だった。

やったこと

大型化された舟艇を支えるため、強度を高めた新型材料を開発した。長尺で強度の高い材料を切断できる新しい切断機を導入し、材料の改良、製造方法の改良を行った。新設備により強度の高い材料の切断が可能となり、大型舟艇向け台車の量産化に取り組んだ。

加工機大型対応の切断機

新しい製品・サービス:災害対策用にカスタマイズした救助艇運搬台車

事業の効果

大型化した舟艇に対応した台車を量産できるようになり、災害対策向けの多様なニーズに応えて販売を伸ばす効果が見込まれる。国内トップシェアの実力をさらに強める効果もある。トップアスリート向けにも製品を提供し、展示会での宣伝活動も行っている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性80%
  • これまでの取組との一貫性3

    国内各地のニーズに合わせた台車の多様化・大型化を受け設備投資した経緯はあるが、過去の取組との連続性や経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性5

    オリジナル製品が国内トップシェアで、国内約9割のシェアを持つと数字で示され、救助艇の需要増という外部環境も書かれている。

  • 課題の認識と解決4

    大型化・多様化する需要に対し、材料の改良や大型対応の切断機導入が必要と課題を認識し、新設備導入で対応する流れが書かれている。

事業の実現可能性32%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    救助艇、水上バイク、SUP、ディンギーなど用途と顧客を示し、水害による大型化ニーズを背景に製品化して販売していることが読み取れる。

  • 事業化までの道筋1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    ディンギー用などの運搬台車分野で国内約9割のシェアを持ち、同分野で高水準の地位を確立していることが読み取れる。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用3

    水害時の救助用ボートや消防向け救助艇の需要増、災害対策ニーズの高まりに触れており、公的な意義はうかがえるが具体性は薄い。

  • 費用対効果2

    設備投資で生産性を向上させたとあるが、補助金額に対する付加価値増などの費用対効果を示す数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    強度を高めた新型材料や新設備の導入は書かれているが、デジタル技術や新ビジネスモデルの記載は見当たらない。

政策面40%
  • 成長分野への進出2

    輸出に触れているが、市場成長分野への進出や日本経済の構造転換に資する内容はわずかにうかがえる程度である。

  • 地域経済への波及2

    国内各地の地理に合わせたニーズへの対応が書かれているが、地域の雇用創出や経済成長への寄与は読み取れない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。