吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社麦わら
| 事業者名 | 株式会社麦わら |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県 稲美町 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 100万円 |
| 設立 | 1953年 |
当社は元々西宮市に店舗を構えていた。創業時から添加物や保存料を入れず、卵やバターを大量に使わないパンを作り、毎日食べてもカロリー過多にならないパン作りを目指してきた。しかし、日本の気候でも香ばしいパンが作れる国産小麦が少なく、一般的な国産小麦粉では課題があった。
抱えていた課題
やったこと
平成25年頃から試験的に小規模で“せときらら”の栽培を行い、28年頃から本格的に栽培を始めた。南あわじ市と稲美町の自家農場で無農薬栽培し、収穫した小麦は2週間天日干しして小麦本来の香を残し、社内の石臼でゆっくりと低温で全粒粉に製粉している。平成30年に2号店(稲美店)をオープンし、本補助金を活用して生産設備(電動石臼製粉機)を導入して生産力を増強した。新品種小麦“せときらら”の食パン“一尺二寸”を開発・販売し、大手百貨店の催事に出店して試供品の提供と消費者アンケート調査を行った。
| 加工機 | 電動石臼製粉機 |
|---|
新しい製品・サービス:“せときらら”の食パン“一尺二寸”
自社で小麦の栽培から製粉、パンの製造・販売まで一貫して行える体制が整った。食パン“一尺二寸”は平成30年度の五つ星ひょうごに選定され、マスコミにも多く取り上げられた。今では毎日完売する人気商品となっている。大手百貨店の催事に定期的に出店するようになり、販路も広がった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成25年頃からの試験栽培を経て28年に本格栽培、30年に2号店で生産設備導入と、一貫した経緯が時系列で書かれている。
一般的な国産小麦は香ばしさに欠け膨らみが弱いという課題と、せときららで差別化する考えは読み取れるが、市場データや競合比較はない。
国産小麦の香り不足やたんぱく質不足という課題を認識し、自社栽培から製粉、製パンまで一貫させる解決策が具体的に示されている。
年間3トン程度の収量や2箇所での栽培はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従業員7人、2号店運営、百貨店催事の継続出店という事実はあるが、補助事業を遂行する体制の詳細は書かれていない。
シンプルで飽きない、カロリー過多にならないという顧客価値が明確で、毎日完売する人気や消費者アンケートがニーズの裏付けとなっている。
今後の展開として知名度向上と小麦の増産が挙げられているが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
クラウドファンディングで機器購入資金を調達した事実はあるが、資本金100万円などの財務状況や金融機関からの調達見込みは書かれていない。
兵庫県内産初の小麦新品種せときららを使い、全国でもめずらしい栽培から商品化までの一貫体制で、同分野で高付加価値化を図っている。
地域の小麦栽培を手がけ南あわじ市と稲美町で展開する点はうかがえるが、経済波及効果や雇用創出の具体的数字は書かれていない。
導入設備による生産力増強は書かれているが、補助金投入額に対する付加価値増加や生産性の数値は示されていない。
無農薬栽培、天日干し、低温石臼製粉と独自の製法は示されるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
兵庫県内産の新品種を地域の南あわじ市と稲美町で栽培し、五つ星ひょうごに選定された地域特性を活かした事業である。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
“一尺二寸”のさらなる知名度向上と、小麦“せときらら”の生産体制の拡充・増産を進める。
手間と時間がかかっても、シンプルで安全なものが美味しいということに、皆が気づき始めている今だからこそ、向き合える製法だと信じています。
公式の事例集より(原文のまま)
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件