オーガニック野菜を材料とした加工品の製造・生産拡大
本事業で5つの設備・器材を導入した。
株式会社みつヴィレッジ
成果収量(平均比) 1倍→2倍
| 事業者名 | 株式会社みつヴィレッジ |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県 姫路市 |
| 業種 | 農業 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 200万円 |
| 設立 | 2014年 |
法人の農業参入事業として始まった株式会社みつヴィレッジは、網干造船所の農業参入事業としてトマト栽培を開始し、現在は農業法人として独立している。トマトは最新技術の導入が進み競争が激しい品目であり、大規模な経営面積での事業は経営リスクが高かった。近年は法人の農業参入が増えているが、大規模な投資をしても赤字になることは珍しくない。
抱えていた課題
やったこと
プロバイオシスと植物生理学に基づく農法を導入し、酵素等を活用して細菌や微生物と共生させることで、病害虫に強い植物を育てた。ハウス内の気温、湿度、気流、二酸化炭素、水分量などの環境因子をIT管理し、毎週の管理計画を作成するとともに、異常の検知から原因究明、解決方法までデータとして管理して栽培に活かした。販売では広域販売ではなく地元に絞り、コンセプトやストーリー性、社会性を訴求する手法を確立して価格競争を避けた。さらに、農業参入を支援するコンソーシアムを形成し、支援企業の株式会社JAMPSとともに、農地選定、事業計画、施設計画、栽培サポート、販売サポートまでを一貫して行う体制を構築した。
| ソフト | IoT環境管理システム(センサー・データ管理) |
|---|
高品質・高収量の生産体制を確立し、収量は平均の約2倍となった。地元商圏と直接販売の比率を高めたことで販売単価も平均の約2倍となり、経営面積10aの収益は業界平均の4倍以上になった。顧客が求める情報を精査してPRを行うことで販売促進にもつながっている。さらに、法人の農業参入支援コンソーシアムを形成し、自社のデータやノウハウを他社の参入支援に活かしている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
網干造船所の農業参入事業として始まり、トマト栽培から開始したとあるが、事業戦略上の位置づけは詳述されていない。
地元に絞った販売やトマト市場の価格競争への言及はあるが、競争優位の源泉を経営資源と結びつけて示す記述は薄い。
小さな経営面積での高収益化という課題を明示し、収量が平均の約2倍、販売単価も約2倍と結果を示している。
収量が平均の約2倍、販売単価が平均の約2倍、10aの収益が業界平均の4倍以上と数字で目標達成の実績が示されている。
従業員25人、コンソーシアムの支援企業との連携が書かれるが、補助事業を遂行する体制の具体は薄い。
地元商圏と直接販売の比率向上、コンセプトやストーリー性で訴求する手法など、ターゲットと選ばれる理由が具体的に書かれている。
今後の展開として体験・観光・飲食などの方向性は示されるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
地元に絞った高単価販売や高品質トマトの価値訴求で、同分野の中で高水準の高付加価値化を図る内容が読み取れる。
法人の農業参入支援による新規参入者の増加や農業の可能性への言及はあるが、国が補助する積極的理由は示されていない。
収量・単価がそれぞれ約2倍、収益が業界平均の4倍以上と成果は示されるが、補助金投入額との対比はない。
IoTによる環境管理やデータ活用、コンソーシアムによる他社支援が書かれ、地域やサプライチェーンへの貢献が一部うかがえる。
農業参入の増加や農業を主軸とした事業展開に触れるが、日本経済の構造転換に資する点は明示されていない。
姫路・網干区の地域に絞った地元商圏販売、地域での農業ビジネス展開が具体的に書かれ、地域の特性を活かした事業である。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
トマトとイチゴの2つのビジネスモデルの精度を高め、自社の発展とともに新規参入者の支援を拡大していく。姫路を中心に、体験、観光、農育、飲食など農業を主軸にしたビジネスを展開していく。
農業の可能性を追求し、日本で儲かる農業を作っていきたい。それが出来ればアジア、ヨーロッパ、アメリカと展開し、最終的にはアフリカまで到達し、世界の食糧事情改善につなげていくことが夢です。
公式の事例集より(原文のまま)
本事業で5つの設備・器材を導入した。
スチームラックオーブン(ZEN SRZ-10E)を1台導入し、従来のオーブンに比べ2倍の数量の「じゅわっと半熟たまごカステラ」を焼けるよう…
効果:1日の製造数 210個→420個
平成27年9月にものづくり補助金で加工用機械9台を導入し、無添加ハム・ソーセージの製造を開始した。