ものづくり補助金平成27年度卸売業、小売業宮崎県

最新型自動溶着機による農業用ポリフィルム溶着技術の高効率化事業

樋口産商株式会社

成果施工に掛かる人員 4名→2名

この事例のポイント

  • 手動で行っていたポリフィルムの溶着作業は、スタッフによる精度や品質の差が生じていた。
  • 鍵となる設備として、手動の作業を自動化する最新型自動溶着機に更新した。
  • 施工に掛かる人員 4名→2名。自動溶着機の導入により、溶着作業の精度や品質の差が解消された。

事業者のプロフィール

事業者名樋口産商株式会社
所在地宮崎県 宮崎県児湯郡新富町
業種その他の卸売業
技術分野接合・実装
従業員数27人
資本金1,000万円
設立1977年

事業の背景

県内の農業者が主なお客さんだった同社は、ビニールハウスに使われるポリフィルム事業の強化に乗り出した。当社製品の評判が広がり、関東や関西からも注文を受けるようになった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力手動で行っていたポリフィルムの溶着作業は、スタッフによる精度や品質の差が生じていた。
  • 人手・技能溶着作業は従来4〜5名で行う必要があり、人員に限りがあった。

やったこと

鍵となる設備として、手動の作業を自動化する最新型自動溶着機に更新した。最大で7メートル幅まで溶着可能である。機械の設定から施工までを従来の半分にあたる2名で対応できるようになった。溶着機の後に加工済みのビニールを折りたたむ機械も導入した。

  • 加工機自動溶着機ビニール折りたたみ機

事業の効果

  • 施工に掛かる人員 4名→2名
  • 製造時間が173に

自動溶着機の導入により、溶着作業の精度や品質の差が解消された。施工に掛かる人員が従来の半分の2名になり、余剰人員を他の作業に回せるようになった。工場全体の作業効率も上がった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.8 / 514観点のうち13観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性県外の関東・関西からも注文が来るほど製品の評判が広がり、手動から自動化して精度と品質の差を解消した点が強みとして読み取れる。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標人員削減や製造時間短縮の結果は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は見当たらず、目標の実現可能性は読み取りにくい。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    ビニールハウス向けポリフィルム事業の強化に乗り出し、その鍵となる設備を最新型自動溶着機に更新したと書かれており、事業方針との一貫性がある。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    県外の関東・関西からも注文が来るほど製品の評判が広がり、手動から自動化して精度と品質の差を解消した点が強みとして読み取れる。

  • 課題の認識と解決3

    手動作業の精度差という課題を自動溶着機で解消し、施工人員を4〜5名から2名に減らし製造時間を短縮したと具体的に述べている。

事業の実現可能性2.6
  • 付加価値・賃上げの目標2

    人員削減や製造時間短縮の結果は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は見当たらず、目標の実現可能性は読み取りにくい。

  • 事業を進める体制3

    従業員27名の体制で、自動溶着機の導入後に2名で施工できる運用が示され、余剰人員を他作業に回せる体制が読み取れる。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    農家に安価で高品質なポリフィルムを届けることを掲げ、県外からも注文が来ている点から、顧客ターゲットと選ばれる理由が示されている。

  • 事業化までの道筋2

    今後も新しい機械を積極的に導入して労力削減に取り組むとあるが、具体的なスケジュールや遂行方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    ビニールハウス用ポリフィルムは現在ほとんどのハウスで使われており普及済みだが、高品質化による差別化を図っている点が読み取れる。

公的補助の必要性2.3
  • 波及効果・雇用2

    地域の農業者や遠方の農家に製品を届けている点は述べられるが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は明示されていない。

  • 費用対効果3

    施工人員が半減し製造時間が短縮、余剰人員を他作業に充てられるとの効果が示されており、費用対効果の材料がある。

  • イノベーションへの貢献2

    自動溶着機の導入は自動化の事例だが、先端的なデジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    宮崎県新富町という地域の農業者を主な顧客とし、地域の農業を支える製造販売を行っている点が読み取れる。

今後の展望

今後も積極的に新しい機械を導入して労力の削減に取り組んでいく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。