回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
新珠製菓株式会社
成果トレー詰め機により従来の手作業による人員をゼロに削減
| 事業者名 | 新珠製菓株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福井県 越前市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 31人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1970年 |
新珠製菓は1970年に越前市の菓子業者が集まって設立された会社である。主力の羽二重餅は売上全体の7割を占め、県内の学校給食にも採用されている。ネット通販「楽天」の羽二重餅部門で1位の実績がある。職人が3時間以上練り上げる熟練の技で他社との差別化を図っていたが、類似品が多く競争が激化していた。
抱えていた課題
やったこと
羽二重餅の分割から包装まで一連の流れをつなぐ機械による自動化を進めた。練り上げた生地のかたまりを一個ずつに分割する工程では、生地の状態や温度などの条件を再現し、メーカーと共同で何度もテストを行って分割と整列の機械化を実現した。ロボット対応型のトレーを京都のトレーメーカーと共同で新たに制作し、トレー供給とトレー詰めをロボットで行えるようにした。包装機は最高包装能力135rpmをもつ自動供給機付きの羽二重餅自動包装機を導入し、包装フィルムメーカーと検証を重ねてロボット対応のフィルムに更新した。
新しい製品・サービス:ロボット対応型トレーおよびロボット対応の包装フィルムを用いた羽二重餅の一貫生産と、地域材料を使った多品種の商品。
分割から包装までの一貫自動化により、生産性が大きく向上した。1時間あたり約2割、1人あたり約5割の向上が得られ、熟練を要する作業の自動化で人員配置の効率化と製造ロス率の減少が進み、原価低減にもつながった。機械の導入で独自性のある商品開発に人員と時間を充てられるようになり、地域材料を使った多品種生産も加速した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業時からの人気商品羽二重餅が売上の7割を占め、ネット通販で1位の実績があると書かれており、既存事業との一貫性はうかがえる。
職人が3時間以上練り上げる熟練の味で差別化しているが類似品が多いと記載あり、ネット通販1位と販売力を強みとして挙げている。
類似品増加による競争激化を課題として認識し、自動化で生産性を1時間あたり約2割、1人あたり約5割向上させたと具体的に記載している。
1時間あたり約2割、1人あたり約5割の生産性向上という数字が成果として示されており、実績ベースで目標の実現性が読み取れる。
メーカーや包装フィルムメーカー、トレーメーカーと共同で検証した経緯は書かれているが、社内の人材や事務処理体制については記載がない。
熟練の味による差別化、地域材料商品のアイテム増加、北陸新幹線開通による土産需要増という顧客・需要の見通しが書かれている。
メーカーと何度もテストを行い検証しながら機械化を進めた経緯と、今後の展望として生産性向上や製造ロス率減少が書かれている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
同じ羽二重餅分野で類似品が多いとされ、差別化のため地域材料を使った多品種生産に取り組んでいることが書かれている。
地元農産物や地域材料を用いた商品の開発、学校給食への採用など地域経済への寄与がうかがえるが、雇用創出などの具体的記述は薄い。
生産性が1時間あたり約2割、1人あたり約5割向上し、製造ロス率減少と原価コストダウンに貢献したと数字で示されている。
分割から包装・箱詰めまでロボットで連結した一貫自動化と、ロボット対応型トレーや包装フィルムの共同開発が具体的に書かれている。
北陸新幹線開通による土産需要増に触れているが、日本経済の構造転換という観点での記述はない。
福井の伝統菓子である羽二重餅を地域材料の黄金の梅や東浦みかんと組み合わせ、県内の学校給食にも採用されている点が書かれている。
北陸新幹線の開通で土産品の需要増が見込まれ、地域材料商品の新規開発とネット通販の強化により売上の拡大が期待される。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった