回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
マルタカゴム工業株式会社
| 事業者名 | マルタカゴム工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 磐田市 |
| 業種 | ゴム製品製造業(タイヤ・チューブ製造業 以外) |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 資本金 | 1.28億円 |
| 設立 | 1979年 |
同社は1979年に浜松市で個人創業し、1982年に法人設立したゴム製品製造企業で、自動車・家電・楽器用のゴム部品を供給している。原材料のゴムは100%化学合成で石油由来のため、原油価格や需要の変動に加えゴム原料価格の影響を強く受ける。2013年にベトナム現地法人開設ライセンスを取得し、2014年8月から生産を開始していた。
抱えていた課題
やったこと
現在の生産設備は数値制御技術が進み、制御方法が管理しやすくなっていることを活用した。IoTシステムを導入して設備の稼働状況を集中把握し、設備毎の稼働や製品との相性などのデータを集積した。従来は技術者に依存していたノウハウを数値化・集積して最適な設定を確立し、展開を目指した。IoTによる常時監視システムを構築し、製造工程でのデータ化・可視化を図った。
| ソフト | IoTシステム |
|---|
設備毎の稼働や製品との相性などのデータ集積により、暗黙知が見える化され効率的な生産計画立案が可能になった。設備の常時監視により突発事項へ対応でき、経費と時間のロスが減った。使用原材料のデータ化により個別製品製造時のロスが軽減された。社内設備(海外工場含む)のIoT化により、生産稼働状況の把握や技術の均一化などの生産性向上が今後見込める。製品のトレーサビリティへの要求が高い顧客に安心感を与え、顧客満足度の向上と受注拡大を図る考えである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の取組として暗黙知の可視化や技能継承の活動が触れられるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
ベトナム現地法人や顧客ニーズ優先の体制に触れるが、市場動向と自社の強み・弱みの関係は具体的に書かれていない。
原材料ロスの把握不足や熟練者の勘への依存という課題は示されているが、高付加価値化への道筋は具体性が薄い。
歩留まり改善や生産性向上を目指すとあるが、数値目標や付加価値額の目標値は書かれていない。
社内の取組として国内外のグループ管理体制の構築が課題とされているが、人材や事務処理体制の具体的記述は少ない。
顧客のトレーサビリティ要求への対応や顧客満足度向上の狙いは読めるが、ターゲットとニーズの裏付けは薄い。
今後の展開として国内外への取組拡大が述べられるが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ゴム部品の高い評価には触れるが、分野の普及度や高付加価値化の水準は示されていない。
海外含むグループ全体の管理強化や生産性向上の波及がうかがえるが、国が支援する積極的理由は書かれていない。
ロス軽減や経費・時間のロス減少が挙げられるが、補助金額に対する効果の数値は示されていない。
IoTによるデータ化と常時監視を導入しサプライチェーンでのトレーサビリティ向上を図るとあり、技術活用の方向性は読める。
IoT活用による生産性向上は読み取れるが、成長分野への進出や構造転換への言及は乏しい。
浜松・磐田の地域企業であることは読めるが、地域の特性を活かした雇用や成長への言及は少ない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
IoTシステムによる常時監視を構築・活用し、国内外のノウハウ蓄積による好循環のフィードバックが行える体制を目指す。顧客満足度と競争力を高め、更なる受注拡大を図りたいと考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。
電子部品の実装作業に長年取り組んできた経験と、現場のニーズへの理解、社内技術者による在庫管理システムの設計力を活かし、中小の電子部品を扱う…