高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
株式会社門永水産
成果人員 3人→1人
| 事業者名 | 株式会社門永水産 |
|---|---|
| 所在地 | 鳥取県 境港市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 123人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1953年 |
当社は昭和28年に塩サバ、アジ、イワシの丸干しを製造販売したことに始まり、取扱い品目を増やしながら事業を拡張してきた。平成13年にはカニ加工業界で初めてHACCPの認定を受け、品質管理を徹底している。顧客からサケ等の切身製品への要望が増えており、カット工程の改善が課題となっていた。
抱えていた課題
やったこと
紅鮭、サワラ、タラなどの切身を手作業でカットしていた製造ラインに、数値制御型高精度スライサー(YS一3100XD型 スーパー魚やさん)を導入した。この機械は切り身の重量を1g単位で調整でき、サイズ(長さ・高さ)を1mm単位で調整してカットできる。制御パネルで細かくカット設定ができ、数値制御と画像認識により、どの部位でも同じ重量にカットできる。導入により正確でスピーディーなカットが可能となり、加工効率が向上した。
新しい製品・サービス:定塩フィーレや漬魚の切身製品。真空包装が可能となった切身製品(現在は試作段階)。今後は焼きやレトルトなどの新商品も開発する計画。
人員は計画どおり3人から1人へ削減できた。1時間当たりの加工枚数は約10倍となり、作業者の習熟と連続稼働により今後さらに向上する見込みである。切身の形状と重量が要望どおり正確にカットでき、ロスが減った。顧客から要望のあった切身の真空包装も試作段階で可能となり、小売りや物販、年末の自社イベントでの販売など販路拡大が期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
昭和28年の創業から加工場拡張やHACCP認定、設備の計画的投資を重ね、切身カット設備導入は既存の事業の延長にあると読み取れる。
海外取引実績やHACCP認証による信頼、ベニレイ・ニッスイ・ニチレイとの取引がうかがえるが、競争上の強み・弱みの分析は書かれていない。
手作業の1時間170切が限界、ベテラン3人体制、90g1種類のみという課題を示し、導入後に人員3人から1人への削減を数字で示している。
カット加工効率は当初計画の約12倍に届かず約10倍、人員3人から1人へ削減と数値目標と実績が示され、今後の習熟で達成可能と見込んでいる。
既存の設備投資を計画的に行ってきた実績や管理体制はうかがえるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的記述は乏しい。
顧客からのサケ等の切身製品への要望、真空包装の顧客要望、東洋冷蔵・トライデントとの取引などニーズの裏付けと販売先が具体的に書かれている。
真空包装は試作段階、焼き・レトルト商品の開発計画など今後の展開は書かれているが、スケジュールや課題解決方法は具体性が薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
漬魚や定塩フィーレなど魚の切身加工で、カット重量を±5g以内に高精度化した点が同分野で差別化と読める。
境港の水産加工業界でのリーダーシップ、鳥取県の活性化への貢献が期待されると述べられているが、国が補助する積極的理由は示されていない。
1時間あたり枚数が約10倍、人員3人から1人への削減など効果は示されるが、補助金額に対する付加価値額の算出は書かれていない。
数値制御と画像認識によるカットで重量誤差±5g以内を実現したと書かれているが、地域やサプライチェーン全体への波及は乏しい。
公開情報では判断できません。
境港の水産物を都市部で販売し、境港・鳥取のPRや県の活性化に貢献すると期待されていると書かれている。
海外では日本食レストラン向けに、ベニレイ、ニッスイ、ニチレイの既存ルートで定塩フィーレや漬魚を販売する予定である。中国のアリババのB to Bマッチングサイトを使い海外展開も進める。国内では既存顧客への拡販と切身カットの増産で、新規顧客や百貨店のギフト販売も狙う。通信販売と自社店舗(本社境港、神戸、東京)の展開も計画している。
一切れずつ手作業でカットしていました。
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分