ものづくり補助金平成29年度製造業青森県

日本海深浦サーモンの高品質出荷体制整備による市場拡大事業

株式会社あおもり海山

この事例のポイント

  • サーモンの生産量が今後伸びると見込まれるなか、手作業中心の加工では高鮮度のまま加工・出荷する体制が追いつかない。
  • 高鮮度を保ったまま加工するため、多用型真空包装機、スキンナー(皮を剥ぐ機械)、三枚卸機、ピンボーンリムーバー(小骨抜機)、うろこ取り機(大型・小型ハンディ)の全6種を導入した。
  • 加工機器の導入により、卸作業、皮むき作業、うろこ取り作業が半自動化された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社あおもり海山
所在地青森県 深浦町
業種食料品製造業
技術分野製造環境,機械制御
従業員数14人
資本金1.005億円
設立2013年

事業の背景

当社は青森県深浦町で定置網漁業を営む親会社から漁獲物の供給を受け、クロマグロを中心に加工販売している。深浦町では2017年からサーモンの試験養殖が始まり、2019年には約80tを生産した。今後さらに生産量が伸びる見込みがあった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力サーモンの生産量が今後伸びると見込まれるなか、手作業中心の加工では高鮮度のまま加工・出荷する体制が追いつかない。
  • 人手・技能マグロ加工ではすべて人の手で卸していたため、省力化・省人化できる加工機器の導入が必要だった。

やったこと

高鮮度を保ったまま加工するため、多用型真空包装機、スキンナー(皮を剥ぐ機械)、三枚卸機、ピンボーンリムーバー(小骨抜機)、うろこ取り機(大型・小型ハンディ)の全6種を導入した。サーモン専用の三枚卸機は頭を落とした秋体を通して魚体を3枚に卸す。大型うろこ取り機はラウンドの魚体をそのまま通して大部分のうろこを除去し、ハンディ型で胸びれなどの細部を仕上げる。導入機器は生鮮出荷、冷凍原料、加工用原料のすべての工程で使える機種を選んだ。

  • 加工機多用型真空包装機スキンナー皮を剥ぐ機械三枚卸機ピンボーンリムーバー小骨抜機うろこ取り機大型うろこ取り機小型ハンディ

新しい製品・サービス:サーモンフィレ(切り身)の真空包装による高鮮度商品、ユッケ、醤油麹漬け、たたき身などのサーモン加工品

事業の効果

加工機器の導入により、卸作業、皮むき作業、うろこ取り作業が半自動化された。作業時間が短縮され、多品目の商品開発が可能になった。真空包装機により高鮮度のサーモンフィレを出荷できるようになった。一方、小骨抜機は想定ほど効率化できず、現在は手作業を続けている。

今後の展望

品質を落とさず生産数量を伸ばして販路を広げる。2021年4月から生鮮出荷を開始し、海外産サーモンが中心の生食市場で価格と品質で勝てる高鮮度商品の開発に重点を置く。業務用やコンビニ向け、一般消費者向けの展開を強め、深浦町の雇用創出に寄与したい。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。