高精度ドリルマシン導入による生産力・品質強化
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
株式会社オオハシテント
| 事業者名 | 株式会社オオハシテント |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 |
| 業種 | 設備工事業 |
| 技術分野 | 接合・実装,立体造形,材料製造プロセス |
| 設立 | 1926年 |
創業は昭和元年(大正15年)で、テントの製造・施工を手がける老舗の会社である。テントは感染症対策や熱中症対策など多くの場面で使われている。近年はドーム型スタジアムなど膜構造物の技術が進み、身近なテントも大型化・大判化したテント・シートが必要になってきた。
抱えていた課題
やったこと
補助事業では山本ビニター株式会社製の高周波ウエルダー2機種(大型膜用のCANET-8UW、小型膜用のCANET-5A)を導入した。高周波加熱でテントシート2枚の重なり部分を溶着し、つなぎ目をしっかりと溶着して強度を保ち、漏水を防止できるようにした。導入した設備により大判化シートを社内で製造できるようになった。作業全般を自社で行い、材工一体販売を特長としている。
| 加工機 | 山本ビニター株式会社製高周波ウエルダー CANET-8UW(大型膜用) |
|---|---|
| 加工機 | 山本ビニター株式会社製高周波ウエルダー CANET-5A(小型膜用) |
これまで外注していた大判化シートを社内で製造できるようになり、作業を内製化できた。溶着によりシートのつなぎ目が強度を保ち、漏水を防止できるようになった。若い社員が自ら技術を研鑽できる機会が増えた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業昭和元年の老舗で、若い時から溶着技術を磨いてきた経緯があり、既存の技術の延長線上の取組と読み取れる。
溶着で大判化できず外注していた課題を、社内で大判化シートを製造できる設備導入で克服する方向性が示されている。
旧式ウエルダーでは外注せざるを得なかった課題を認識し、最新鋭設備の導入で解決する構成になっている。
高付加価値や賃上げの目標値は記載されておらず、数値による目標は読み取れません。
若い社員が技術を研鑽できる機会が増えたと述べられているが、事業遂行体制の具体は書かれていません。
漏水防止や大判化シートの製造ができる設備であり、膜天井や透明間仕切りなど用途が具体的に示されている。
導入後に社内で大判化シートを製造できるようになったとあるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていません。
公開されている事例からは読み取れません。
大型・大判化したテント・シートの需要増加に触れているが、同分野での高付加価値化の水準は数値で示されていません。
感染症対策や熱中症対策など社会への貢献が述べられているが、国が補助する波及効果の記述は限定的です。
補助金額に対する付加価値増加や費用対効果を示す数値は記載されていません。
高周波ウエルダーの導入は示されているが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は読み取れません。
膜構造物技術の進展に伴う大型化への対応は述べられているが、日本経済の構造転換への言及はありません。
地域の特性を活かした雇用創出や地域経済の成長に関する記述は見当たりません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
数年前までは、シートを大判化するには、2枚のシートを接合するミシン縫いでした。しかし、ミシン縫いでは針の孔が空くので、そこから漏水します。それを解決する手段として、溶着(ウエルダー)技術が普及してきました。溶着は、2枚のシートの端を少し重ねて、両方のシートを微妙に溶かして一枚モノにする技術です。熟練の技が必要なので、私も若い時から技術を磨いてきました。補助事業で最新鋭設備を導入できたおかげで、社内で大判化シートを製造することができるようになりました。そしてなにより、若い社員が自ら技術を研鑽できる機会が増えたのがありがたいです
公式の事例集より(原文のまま)
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
手作業で行っていた溶接工程に自動溶接ロボットを導入し、高品質な溶接加工の実現を目指した。
同社は自社のノウハウを盛り込んだ独自設計の自動溶接機を開発・導入した。
効果:売上 1倍→3倍