回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社フクモト
成果5%の稼働率向上が可能となった
| 事業者名 | 株式会社フクモト |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 吉野郡東吉野村 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,情報処理,精密加工,精密加工 |
| 従業員数 | 72人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1985年 |
当社は1965年創業以来、プラスチック成形加工と販売を柱に事業を続けてきた。プラスチック容器業界は近年、大手化粧品メーカーが越境ECに注力している影響で需要が高まっている。実際に引き合いも増えていたが、受注できていない状況だった。
抱えていた課題
やったこと
当社とパートナー企業の2社が連携体として取り組んだ。両社にIoTを活用した生産管理システムと最新設備を導入した。パートナー企業の設備を含む稼働状況と生産実績をデータ化し、一元管理した。これにより品質基準の共有・徹底を進めた。
| ソフト | IoTを活用した生産管理システム |
|---|---|
| その他 | 最新設備 |
生産現場の「見える化」が実現し、生産管理の効率化と省力化が図れた。生産管理システムのデータを活用して、オンタイム制の納期回答体制を構築できた。稼働率は5%向上し、パートナー企業を加えると生産能力は10%向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の取組として1965年創業以来のプラスチック成形加工の蓄積と、第三工場新設による一貫生産の方針が書かれているが、連続性の説明は薄い。
化粧品容器の需要増と越境ECの動向が背景に挙げられ、品質対応できる下請けが少ない点が述べられているが、自社の強み分析は具体性が薄い。
生産管理面の未整備と下請け不足という課題を明示し、IoT生産管理で低コスト化・納期短縮・品質管理を図る解決策が示されている。
稼働率5%向上、連携体全体で生産能力10%向上という数値目標の実績が示されており、高い実現性が読み取れる。ただし付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
パートナー企業との連携体で取り組み、大手印刷会社の協力のもと従業員研修を行っていると書かれているが、事務処理体制の詳細は不明。
大手化粧品メーカーの越境EC需要という顧客ニーズは書かれているが、選ばれる理由として外観光沢美観や防塵対策などが挙がるのみで整理は薄い。
第三工場新設と印刷までの一貫生産という段階的なスケジュールと方針が示されているが、課題解決方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
化粧品容器の高品質対応が差別化点としてうかがえるが、普及度や高価格化の水準を示す記述はない。
大手化粧品メーカーの越境EC需要増や下請け不足が背景として述べられ、雇用や波及効果への言及は薄い。
投入額と付加価値額の関係は書かれていないが、稼働率5%・生産能力10%向上という効果の数値が示されている。
IoT生産管理システムで両社の稼働状況や生産実績を一元管理し、サプライチェーンの品質基準共有を進めた点が具体的に書かれている。
越境ECの拡大という市場成長分野への関わりがうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
奈良県吉野郡東吉野村の地域特性や地域経済への貢献についての記述はうかがえない。ただし地方の企業であることは示されている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
現在、大手印刷会社の協力のもと従業員の研修を行い、第三工場を新設して一貫生産が可能な体制を作っている。一貫生産が実現すれば、容器の成型・フィルムの装着に加えて印刷まで対応できる。IoT生産管理システムにより低コスト化・納期短縮・品質管理の徹底が可能となり、受注拡大につながると考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
納品物量の増加に対応するため組み立て式冷蔵庫を導入し、納品収納に余裕を持たせるとともに、物の定位置化により物を探す時間を省いた。
効果:導入前後の作業時間・人件費を比較し、月間75万円の削減効果が確認できた。
ピローを振動コンベヤーで整列させ、一定数ずつ分配して包装機へ投入する新方式のラインを考案した。
効果:計測・分配能力 120個/分→270個/分