ものづくり補助金平成30年度製造業滋賀県

紙パック充填機の導入で滋賀県産100%・低温殺菌牛乳の新滋賀ブランド創出

株式会社ホンマ

この事例のポイント

  • 学校や病院から要望のあった1000㎖パックでの納入に対応できる製造設備がなかった。
  • 学校や病院からの1000㎖パックでの納入要望に応えるため、1000㎖製函充填シール機を導入した。
  • 1000㎖パックの淡海牛乳を製品化したことで、学校や病院からの納入要望に応えられるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ホンマ
所在地滋賀県 滋賀県
業種食料品製造業
技術分野製造環境
設立1900年

事業の背景

株式会社ホンマは明治年の創業以来、牛乳の製造販売一筋に営んできた会社である。昭和年に滋賀県より学校給食用牛乳の処理工場の指定を受け、学校給食や幼稚園、老人ホーム、病院などに牛乳を届けてきた。200㎖のオリジナルブランド淡海牛乳のほか、1000㎖パックの明治牛乳の卸売りを扱ってきたが、2020年以降は明治製品が900㎖パックの「明治おいしい牛乳」に一本化されることになった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力学校や病院から要望のあった1000㎖パックでの納入に対応できる製造設備がなかった。

やったこと

学校や病院からの1000㎖パックでの納入要望に応えるため、1000㎖製函充填シール機を導入した。これによりオリジナルブランドの淡海牛乳を1000㎖パックで製品化した。淡海牛乳は大手では難しい低温長時間殺菌を行うため、熱変性の少ない生乳に近い自然な甘みとコクのある牛乳を製造できる。成分無調整の製法にこだわり、85℃15分の低温殺菌で生乳の甘みとコクを活かしている。原料は100%滋賀県内の酪農家から集めた生乳である。

加工機1000㎖製函充填シール機(紙パック充填機)

新しい製品・サービス:1000㎖パックの淡海牛乳(滋賀県産100%・低温殺菌牛乳)

事業の効果

1000㎖パックの淡海牛乳を製品化したことで、学校や病院からの納入要望に応えられるようになった。生乳に近い味と100%滋賀県産であることから販路が大きく広がっている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業以来の牛乳製造販売一筋という事業の一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けを示す記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    100%滋賀県産の生乳と低温長時間殺菌による生乳に近い甘みを強みとし、販路が大きく広がっていると具体的に書かれている。

  • 課題の認識と解決4

    明治製品の1000ml化により学校や病院から納入要望があったという課題を、1000ml製函充填シール機の導入で解決する計画が読み取れる。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、わずかに販路拡大がうかがえるのみである。

  • 事業を進める体制3

    S-HACCP認証やISO22000取得など品質管理体制は読み取れるが、補助事業の遂行体制や人材については具体的記述がない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    生乳に近い甘みとコクのある100%滋賀県産の低温殺菌牛乳という価値と、学校・病院などのニーズへの対応が明確に整理されている。

  • 事業化までの道筋2

    今後の展望の見出しはあるが、具体的なスケジュールや課題解決方法の記述はうかがえない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    大手ではできない低温長時間殺菌による生乳に近い甘みのある牛乳という、同分野で高付加価値化を図る特徴が示されている。

公的補助の必要性27%
  • 波及効果・雇用2

    滋賀県産生乳の利用による地域の酪農家との結びつきがうかがえるが、経済波及効果や雇用創出の数字は示されていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面50%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及4

    100%滋賀県産の生乳を使い、県内酪農家と連携して滋賀ブランドを創出する地域特性を活かした事業であることが読み取れる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

  • 目標:85℃15分の低温殺菌

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。