IT化・自動化による特殊縫製作業プロセスの革新
厚みのある生地の裁断工程の一部を、アパレルコンピュータシステムと自動延反機の導入によりIT化・自動化した。
効果:1着あたりの生産時間 16時間→7時間
高橋鉄工株式会社
| 事業者名 | 高橋鉄工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 周南市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,精密加工 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1957年 |
金型製造と金属加工を行う会社で、金型加工業界では金型の更新や高精度部品の加工ニーズが増加傾向にある。自動車関連の金型需要が伸びていることに加え、インターネットショッピングの拡大によるトラック物流量の急増を受けて、最終ユーザーであるディーゼル機関関係の大手企業の業績や研究開発投資も好調である。同社には自動車、建材、食品機械など幅広い業種からの依頼が絶えない。
抱えていた課題
やったこと
ネットワーク対応型の工作機械を導入し、サーバーやネットワークカメラと連携させて、遠隔地から加工状況をリアルタイムで把握し、自動加工を可能とする新しい金型生産システムを構築した。加工物である切削工具の取り付けを自動化し、冷却・切粉除去・清掃の機能で精度誤差の悪化を防ぐ仕組みを整えた。ネットワークカメラの映像から加工手順をデジタル化し、紙の手順書を大幅に削減するとともに若手の指導を容易にした。AIシステムによる機械の自己診断で故障などの予防措置を取りやすくし、ソフトウエアによる自動調整と遠隔操作での調整も可能にした。加工後の検査も自動化し、不良品の事前検査ができるようにした。
加工精度が格段に向上し、不良率が大幅に減少した。生産スピードも3割以上高まり、受注機会の損失が大幅に回避された。顧客満足度も高まり、全体的な受注が増えて売上も伸びた。工具の条件や加工手順をサーバー上で確認できるようになり、若手社員への技術継承も容易になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
過去の技術力や精密切削の強みに触れ、金型生産の事業の延長として工作機械導入が位置付けられている。経営戦略上の明確な位置付けは薄い。
自動車関連の金型需要増や、単純形状は海外生産で価格競争に負けるという外部環境と、難形状・短納期対応の強みを対比して記載している。
受注断りや納期遅れという課題を認識し、難形状・短納期・特殊加工への挑戦で付加価値を高める方向性が示されている。
受注機会の損失回避と生産スピード3割以上向上、売上10から20%アップという数字が実績として示され、目標の具体性がある。
若手への技術継承や図面のデジタル化に触れているが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述は読み取れない。
精度1/1000mm単位、自動車・建材・食品機械など幅広い取引先からの依頼が絶えないことで、選ばれる理由が示されている。
遠隔監視や自動加工の機能は具体的に書かれているが、導入スケジュールや実施手順の記述は読み取れない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
難形状・高精度の金型加工で高付加価値化を図る方向性は読めるが、同分野での普及度や高価格化の具体的数字は示されていない。
地域未来牽引企業であり地域経済の担い手とあるが、波及効果や雇用創出の具体的な記述は少ない。
不良率の大幅減少や売上20%増など効果は示されているが、補助金投入額に対する費用対効果は数字で示されていない。
ネットワーク対応工作機械やAIによる機械自己診断、遠隔監視など先端的デジタル技術の活用が具体的に記載されている。
自動車関連や自転車など他業種への展開が書かれているが、日本経済の構造転換への言及は薄い。
山口県周南市の地域未来牽引企業として地域経済の中心的担い手とあるが、地域特性を活かした具体的な雇用創出の記述は薄い。
今後は、長時間を要するような難易度の高い特殊加工にも挑戦し、付加価値の高いものづくりを通じて差別化・独自性を追求する。
厚みのある生地の裁断工程の一部を、アパレルコンピュータシステムと自動延反機の導入によりIT化・自動化した。
効果:1着あたりの生産時間 16時間→7時間
当初は金型試作力向上のため3Dプリンターの導入を検討したが、金型強度の検証が十分にできないことが分かり断念した。
効果:金型製作の評価期間 30日→7.5日
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった