3DCADで見積りと図面づくりを速め、お客さまと向き合う時間を増やす
株式会社ライトプラン
秋田県の住宅の設計・リフォーム会社(従業員5名)国が公開している採択事例です
この事例のポイント
- 営業ノルマに追われてお客さまの要望に応えきれなかった経験から独立した。
- 従業員が増えたのを機に、ITベンダーのすすめで補助金を使って3DCADを入れた。
- 慣れていなくても直感的に使え、図面から見積りまでの作業が速くなった。
- 浮いた時間をお客さまとの打ち合わせに回し、満足度の高い家づくりにつなげている。
事業の経緯
20代は住宅販売の会社で営業職として働いたが、ノルマに追われてお客さまの要望に十分応えられなかった。お客さまの望みをすべてかなえる家づくりをしたいと独立し、2008年に会社を設立した。創業時は商工会の創業支援を受けて計画を練り、自宅の小さな書斎から一人で始めた。
協力業者や職人とのつながりに支えられ、フルオーダーの住宅とリノベーションを手がけてきた。コロナ禍では新築が減る一方でリフォームの需要が増えた。従業員が増えたのを機に、ITベンダーのすすめで補助金を使って3DCADを導入した。
事業の内容
- 課題:お客さまに向き合う時間会社員時代は営業ノルマに追われ、お客さまの要望に応えることや、それ以上の価値を届けることができなかった。独立後はお客さまのやりたいことをすべてかなえる家づくりを掲げ、お客さまと過ごす時間を増やしたいと考えていた。
- 課題:事務作業の負担従業員が増え、図面の展開や見積りなどの事務作業を効率よくする必要が出てきた。
- 取り組み:3DCADの導入会社員時代から使い慣れた3DCADを導入した。玄人向けすぎず、慣れていなくても直感的に使えるうえ、壁のクロス貼りなどで図面から壁の面積をすぐに出して見積りを作れる点を重視した。作業の効率を上げ、浮いた時間をお客さま対応に充てることが目的。
- 取り組み:ベンダーの提案で申請これまで補助金はあまり使ってこなかったが、3DCADを扱うITベンダーから補助金の提案を受けた。ベンダーはIT導入支援事業者として登録されており、申請で分からないところを助けてもらいながら、申請は代表自身が行った。
補助金を使った経費
記事の内容から、デジタル化・AI導入補助金の経費区分にあてはめた区分です。
| ソフトウェア購入費 | 3DCAD |
|---|
事業の効果
- 3DCADの導入で作業の効率が大きく上がった。
- 浮いた時間をお客さま対応に使えるようになり、満足度の向上につながっている。
事業者の声
住宅業界に入って、30年ほどになります。20代ではサラリーマンとして住宅販売等の営業職についていました。その時はやはりノルマがかなり厳しかったのを覚えています。ノルマに追われてお客様の要望に応えることやそれ以上の価値提供ができずにいました。
創業時には商工会で創業支援を受けながら、事業計画を練りました。今では懐かしいですが、創業当初は私一人でしたので、2帖ほどの自宅の書斎から事業を始めました。
弊社に来てくださるお客様は、決められたモデルの中から選ぶというよりは、とにかくやりたいことを全部かなえたいという方が多いです。そしてそれは、弊社がお客様に提供したいものでもあります。かかる費用以上にお客様の満足度は高いですね。
やはりコロナ禍で、新築の受注数は減りました。一方で自宅にいる機会が増えたこともあり、リフォームの需要は非常に増えました。
今まであまり補助金や助成金は利用してこなかったのですが、従業員が増えたこともあり、3DCADの導入を検討した際に補助金の活用を併せて検討しました。
当時、CADがちょうど使われ始めたくらいじゃないでしょうか。それ以前は図面の展開や見積りなども当然手作業でやっていましたので、CADを利用し始めてかなり効率的になったと思います。特に今回導入しようと思った3DCADは、会社に勤めていた頃から使っていましたが、良い意味で玄人感がなく多少慣れていなくても直感的に使えることや、例えば壁のクロス貼りをしようと思った時に、図面から壁面積をすぐに出して見積りを作れたり、そういった点が非常に使いやすいです。
3DCADを導入することで、作業効率が飛躍的にあがりました。そうしてできた時間をお客様の対応に費やすことができるため、総体的にも効率的だと思います。
直近では会社を大きくしようとか従業員を増やそうということは特に考えていません。今いる従業員は、私と同じ想いを持つ信頼できるメンバーが集まっています。ですから、数を稼ぐのではなく、お客様の要望をすべて聞いたうえで実現できることを一緒に考えて提案し、形にするということを忘れずに、今後ももっと多くの方と満足度の高い“家造り”をしたいと思っています。
秋田県の住宅の設計・リフォーム会社(従業員5名)
出典
- 中小機構「補助金活用ナビ」の事例記事(当社が書き直し・要約。事業者の声は記事中の発言の引用です)
- 経費区分は、デジタル化・AI導入補助金の公募要領の区分に当社があてはめたものです
- 採択率:中小企業庁「採択結果」(26年4次)
相談先と計画づくり
| ITベンダー | |
|---|---|
| 商工会 |
3DCADで作業の効率を上げ、その時間をお客さま対応に充てるという目的を整理した。使い慣れていて直感的に操作でき、見積りにすぐ使える点から製品を選んだ。
今後の展望
当面は会社の規模や従業員を増やすことは考えていない。数を追うのではなく、お客さまの要望をすべて聞いて実現できることを一緒に考え、満足度の高い住宅や店舗づくりを続けていく。
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