ものづくり補助金製造業千葉県専門家確認済み

5軸加工機で外注工程を内製化し、加工時間を14日から5日に縮める

サンレイ工機株式会社

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名サンレイ工機株式会社
所在地千葉県
業種カーボンクラッドロール・銅クラッドロールの製造
従業員数39人
資本金4,000万円

この事例のポイント

  • 外注していた金属軸の加工を5軸加工機で内製化し、14日かかっていた加工時間を5日に縮めた。
  • 短納期への対応と業務時間の平準化・効率化ができ、これまで以上の受注にも対応できるようになった。
  • 内製化を、千葉県ものづくり認定や未来技術遺産への登録など、新しい展開につなげた。

事業の経緯

創業以来独自のロール製造技術にて大手印刷機メーカー向けに「銅クラッドロール」を納入する。この技術を水平展開し、平成2年にカーボンロール事業を開始する。徹底した社内品質管理体制のもと原材料から完成品まで一貫したロール生産体制を整えている。平成27年に内閣総理大臣表彰・第6回ものづくり日本大賞にて「優秀賞」を受賞した。以後、その卓越した技術で数々の表彰を受けた。平成31年には千葉県立現代産業科学館「伝えたい千葉の産業技術100選」に選出された。

創業以来、独自のロール製造技術で大手印刷機メーカー向けに「銅クラッドロール」を納入してきた。この技術を水平展開し、平成2年にカーボンロール事業を開始し、原材料から完成品まで一貫したロール生産体制を整えている。

外注していた金属部分の加工を、平成27年度のものづくり補助金で5軸加工機を導入して内製化し、加工時間を14日から5日に減らした。平成29年度のものづくり補助金では表面処理工程の内製化を進め、平成30年には千葉県ものづくり認定と未来技術遺産への登録を受けた。

事業の内容

  1. 課題:外注加工に頼る金属部分の工程これまで、金属加工部分の工程は外注加工で対応してきた。
  2. 取り組み:5軸加工機の導入による内製化平成27年度ものづくり補助金を活用し、最新鋭の5軸加工機を導入して、外注対応していた工程の内製化を実現することができた。具体的にはカーボンクラッドロールの金属軸の内製化である。これにより、これまで14日要していた加工時間を5日と大幅に削減することができた。加工時間の削減による生産効率の向上により、これまで以上の受注にも対応が可能となった。5軸加工機をフル活用することで短納期への対応が可能となり、業務全体の業務時間の平準化、効率化へとつながっていった。これらの取り組みが認められ、平成30年に千葉県ものづくり認定と、国立科学博物館における未来技術遺産に登録された。内製化を図ったことによって、新しい展開へと進めていくことができるようになった。
  3. 取り組み:表面処理工程の内製化平成29年度ものづくり補助金を活用し、表面処理工程の内製化を図っているところである。
  4. 取り組み:女性の活用と社員に「任せる」環境づくり同社の製品はカーボンを使用することにより非常に軽く、女性でも持ち上げることが可能である。そのため、工場の職人として女性3名を雇用している。そのメリットとして丁寧な作業による品質向上がある。また、従業員がしっかりと意見を言える環境づくりを心掛けている。社長自身も一緒に作業を行い、従業員をしっかりとフォローしていくことで、従業員に「任せる」ことや、新しい市場に進出していくことなどにつながっている。従業員と業務外のスポーツなどで交流することで、信頼関係を構築している。

補助金を使った経費

ものづくり補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

機械装置・システム構築費5軸加工機
機械装置・システム構築費表面処理工程の内製化

事業の効果

  • 金属軸の加工時間を、14日から5日に大幅に削減した。
  • 加工時間の削減と生産効率の向上で利益率が向上し、これまで以上の受注にも対応できるようになった。
  • 5軸加工機で短納期に対応でき、業務時間の平準化・効率化につながった。
  • 平成30年に千葉県ものづくり認定を受け、国立科学博物館の未来技術遺産に登録された。
  • 工場の職人として雇用した女性3名の丁寧な作業で、品質が向上した。

審査項目に合っていた点

ものづくり補助金の審査項目

合致した審査項目3 / 5項目
直近の回(23次)の採択率35.1%応募1,275件・採択448件

出典:公募要領 p.44(審査項目)

◎経営戦略との整合性独自の製造技術と一貫生産の体制を生かし、外注していた工程を内製化する方針をとった。この項目が◎の事例 73件
◎事業の実現可能性5軸加工機で金属軸の内製化を実現し、加工時間を14日から5日に減らした。この項目が◎の事例 68件
◎新市場性・高付加価値性内製化で新しい展開に進めるようになり、千葉県ものづくり認定などの評価も受けた。この項目が◎の事例 62件
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。
—政策面公開されている事例からは読み取れません。

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

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ものづくり補助金について

直近の23次の採択率は35.1%(応募1,275件・採択448件)。いま申請できる回は「新事業進出・ものづくり補助金」として募集されています。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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