赤字のエステサロンを譲り受け、新しい施術メニューで売上を3倍以上に

株式会社ソトハ

成果客単価が3,000円前後から9,000円前後に上がり、月の売上は100万円を超えた。

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この事例のポイント

  • 既存の事業は髪、まつげ、むだ毛のサービスだけで、肌と体のケアがなかった。
  • 赤字のため譲りたいという打診を受け、事業の精査で黒字化できると判断した。
  • 研修でハーブピーリングをメニューにし、白髪ケアもエステのメニューに加えた。
  • 美容室の既存の客をエステサロンに案内できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ソトハ
所在地愛知県
業種美容室・エステサロン
従業員数20人

事業の経緯

愛知県で、女性のための総合的な美容サロンをめざし、美容室などを営んできた。既存の事業は髪、まつげ、むだ毛のサービスだけで、肌と体のケアを広げることが課題だった。

そこへエステサロンを営む会社から、赤字のため事業を譲りたいと打診を受けた。

事業を精査し、自社の経営の知識とノウハウで黒字にでき、雇用も守れると判断して、2022年8月に事業譲渡で引き継いだ。ハーブピーリングなどの新しいメニューを加え、LINEやSNSで客とのつながりをつくった。

客単価と売上が大きく伸び、美容室の働き方にもエステの良さを取り入れようとしている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 肌と体のケアの不足女性のための総合的な美容サロンをめざしていたが、既存の事業は髪、まつげ、むだ毛のサービスだけで、肌と体のケアがなかった。

やったこと

  1. 事業譲渡による承継エステサロンを営む会社から、赤字のため事業を譲りたいと打診を受けた。事業を精査し、自社の経営の知識とノウハウで黒字にでき、雇用も守れると判断して、2022年8月に事業譲渡で引き継いだ。
  2. 新しいメニューハーブピーリングの商材を入れ、座学と実技の研修を行ってメニューにした。白髪ケアもエステのメニューに取り入れ、隠れたニーズを掘り起こした。
  3. 来店前後のつながりLINEやSNS、地図サービスの店舗情報を使い、来店しなくても客や見込み客とつながれるようにした。来店の促進やアフターフォローにつなげた。
  4. 店舗とウェブの整備店舗の看板と頭皮・肌の診断機器を入れた。エステサロンのウェブページやロゴをつくり、撮影も行った。

補助金を使った経費

事業の効果

  • ハーブピーリングのメニュー化で、客単価が3,000円前後から9,000円前後に上がった。
  • 平均して3倍以上の売上になり、月30万円前後だった売上が、引き継いだ8月を除いて毎月100万円を超えた。
  • 美容室の既存の客をエステサロンに案内できた。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均4.0 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 5
    売上・利益の見込み客単価が3,000円前後から9,000円前後に上がり、月30万円前後の売上が毎月100万円超へ、平均3倍以上になったと数字で示されている。
  • 4
    承継を機にした取組の目的既存は髪・まつげ・むだ毛のみで肌と体のケアが欠けていたという課題が明確で、その解決として事業譲渡を選んだ目的が一貫して示されている。
  • 4
    計画の具体性と体制事業精査、2022年8月の事業譲渡、ハーブピーリング研修、看板・診断機器導入、ウェブ整備と、取組の内容と順序が具体的に示されている。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    既存は髪・まつげ・むだ毛のみで肌と体のケアが欠けていたという課題が明確で、その解決として事業譲渡を選んだ目的が一貫して示されている。

実現可能性4.0
  • 計画の具体性と体制4

    事業精査、2022年8月の事業譲渡、ハーブピーリング研修、看板・診断機器導入、ウェブ整備と、取組の内容と順序が具体的に示されている。

収益性5.0
  • 売上・利益の見込み5

    客単価が3,000円前後から9,000円前後に上がり、月30万円前後の売上が毎月100万円超へ、平均3倍以上になったと数字で示されている。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    事業譲渡で雇用を守ると判断し、従業員20名の体制で既存の美容室客をエステに案内する連携を進めており、承継後も事業を継続している。

事業者の声

美容室の既存顧客をエステサロンへ送客することができた。エステサロンの働き方の利点を美容室でも今後採用でき働き方改革ができる。また、美容室の歩合制を取り入れることもでき相乗効果が期待できる。

愛知県の美容室・エステサロン(従業員20名)
出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

エステサロンの求人には2週間で10名の応募があり、店舗を広げられる手応えを感じた。他業種への参入の壁も低くなり、美容業界の新しい分野や菓子製造なども検討している。

赤字のサロンを黒字にした実績を、美容系の経営支援の事業にも生かしたい。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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