郊外の宿泊施設の共用部清掃をAI清掃ロボットに任せ、1人分の作業をゼロにする

桑都ビル管理株式会社

成果1階ロビーと1〜4階廊下の清掃で、1人分の作業量が毎日ゼロになった。

この事例のポイント

  • 創業50年のビルメンテナンス会社で、ビルやマンションの管理業務を地域密着で手がけている。
  • 郊外にある野外体験型の宿泊施設は採用が難しく、清掃の要員が足りなかった。
  • トイレや宿泊室は手作業が必要なため、ロビーと廊下の共用部だけを自動化の対象にした。
  • 清掃ロボットが毎日1人分の作業量をこなし、他の現場からシフトを増やして対応していた負担を減らした。

事業者のプロフィール

事業者名桑都ビル管理株式会社
所在地東京都
業種ビルメンテナンス(ビル・マンション管理)
従業員数60人
資本金1,600万円
相談先アマノ株式会社

事業の経緯

創業50年のビルメンテナンス会社で、ビルやマンションの管理業務などを展開している。地域密着型の企業として、スピーディーな対応をモットーにしている。受託先の郊外の宿泊施設では清掃の要員が足りず、共用部の床清掃を自動化するために省力化投資補助金でAI清掃ロボットを導入した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 郊外の宿泊施設での清掃要員の不足創業50年のビルメンテナンス会社で、ビルやマンションの管理業務などを地域密着型で展開し、スピーディーな対応をモットーにしている。受託している野外体験型の宿泊施設は郊外にあるため採用が難しく、清掃の要員が不足していた。清掃は1階から4階にわたり、トイレ清掃と宿泊室清掃は手作業が必要で、1階ロビーと1〜4階廊下の共用部清掃だけが自動化に向けて検討できる状況だった。遠隔地のため人手不足が続き、他の現場からのシフト増などで対応していた。

やったこと

  1. AI清掃ロボットの導入共用部の床清掃を自動化するために、AI機能で自律走行し、洗浄水で床面を自動洗浄し、障害物を自動で避けるカタログ掲載の清掃ロボットを導入した。8時から1階のユーススクエア、10時から4階廊下、10時45分から3階廊下、13時から2階廊下、14時から1階食堂前と回り、15時に終了する工程を組んだ。各階への移動と給水・汚水回収は人手で行う。

事業の効果

  • 1階ロビーと1〜4階廊下の清掃で、1人分の作業量がゼロになった。
  • 清掃ロボットが毎日1人分の作業量を実施し、他のスタッフの業務負担が軽くなった。
  • 他の現場からのシフト増で対応していた現地の清掃スタッフの負担を大幅に減らせた。

審査の観点ごとの評価

中小企業省力化投資補助金の公募要領にある審査の観点10つで見ています

観点の平均2.7 / 5
直近の回(第6回)の採択率63.9%応募1,841件・採択1,176件

出典:公募要領 p.30(審査項目)

技術面50%
  • 省力化の効果4

    清掃ロボットで1階ロビーと1〜4階廊下の清掃により1人分の作業量がゼロになったと具体的に書かれているが、省力化指数の算出根拠は示されていない。

  • 投資の回収1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 付加価値の伸び1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 自社に合わせた設備4

    汎用の清掃ロボットを共用部に限定し、工程を8時から15時まで各階へ割り振る構成で、トイレ・宿泊室は手作業と切り分けたことが書かれている。

計画面55%
  • 体制と資金2

    要員不足や他現場からのシフト増で対応していたことはうかがえるが、財務状況や資金調達、サイバーセキュリティ対策については書かれていない。

  • 優位性とスケジュール4

    8時から15時までの清掃工程表を階ごとに示し、各階への移動と給水・汚水回収は人手で行うと役割分担も明記されている。

  • 賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 会社全体への効果4

    1人分の作業量がゼロになり、他現場からのシフト増で対応していた現地スタッフの負担を大幅に減らせたと書かれている。

政策面60%
  • 地域経済への波及3

    郊外の宿泊施設で採用が難しい地域の人手不足に対応したと読めるが、地域経済への波及効果は具体的に書かれていない。

  • イノベーション3

    AI機能で自律走行し障害物を避ける清掃ロボットを導入したと書かれているが、イノベーションの広がりや新しいビジネスモデルへの言及は薄い。

補助金を使った経費

冊子の内容から、省力化投資補助金の経費区分にあてはめた区分です。

  • カタログ掲載の省力化製品清掃ロボット

事業者の声

自然を感じることのできるプログラムを提供する、青少年の社会教育施設(青少年体験型宿泊施設)に導入しました。

従来より人手でおこなっていた共用部床清掃において、自律走行するAI自動洗浄機を導入したことにより、自動化を実現しました。

遠隔地のため絶えず人出不足で、他現場からのシフト増等で対応していた現地清掃スタッフの負担を大幅に軽減できました。

東京都のビルメンテナンス業(従業員60名)
出典

相談先と計画づくり

ITベンダーアマノ株式会社

1階から4階の清掃業務をトイレ・宿泊室・共用部に分け、手作業が必要な業務と自動化できる共用部清掃を切り分けた。清掃ロボットの1日の工程を時間ごとに組み、1人分の作業量を置き換える形で省力化の効果をまとめた。

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