老舗の精肉店を継ぎ、スープスタンドを併設した新しい店に

鳥孝商店

成果約100人に試作のスープを無料で出し、実演の肉のカットも好評だった。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 父が高齢になり、長く店で働いてきた現代表が継いだ。
  • コロナ禍でも来たくなる、観光地らしいグルメの精肉店をめざした。
  • 調理や加工の様子が見えるスープスタンドで、対面での接客を最小限にした。
  • 地元のイベントに合わせて、客の前で肉を切る実演を開いた。

事業者のプロフィール

事業者名鳥孝商店
所在地茨城県
業種精肉店
従業員数2人

事業の経緯

茨城県の観光地で、精肉の加工と販売を続けてきた老舗の店である。父が高齢になり、長年店で働いてきた現代表が継いだ。

コロナ禍でも客が来たくなる店にするため、スープスタンドを併設し、鶏スープの開発と肉のカットの実演に取り組んだ。試食や実演への反応は良く、商品化と発信の強化を進めている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 父の高齢化父が高齢になり、長年店で働いてきた現代表が継ぐことになった。
  • コロナ禍での集客コロナ禍でも客が来たくなる店づくりで、収益を上げ、新しい客をつかむ必要があった。

やったこと

  1. スープスタンドの併設新しい商品と売り方のために、既存の店にスープスタンドを併設した。
  2. 鶏スープの開発新商品の鶏スープを開発するため、スチームコンベクションオーブンを入れた。7月中旬から8月上旬に試作し、8月に3日間、来店客に無料で配って味や見た目の意見を聞いた。
  3. 肉のカットの実演客の注文に合わせて肉を切る実演に使う肉を保管するため、ショーケースを入れた。8月に地元のイベントに合わせて2日間、1日3回ほど実演した。

補助金を使った経費

  • スープスタンドスチームコンベクションオーブンショーケース経費の区分:設備費同じ区分の事例 ›

事業の効果

  • スープスタンドで調理や加工の様子が見えるようになり、対面での接客を最小限に抑えられた。
  • 試作の鶏スープを約100人に無料で出し、味や見た目の意見を集めた。
  • 客の前での肉のカットの実演は評判が良く、買う気持ちも高まった。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.3 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的父の高齢化で長年店で働いた現代表が継いだと明記され、継承の経緯と取組の目的が明確に書かれている。
  • 4
    計画の具体性と体制スチームコンベクションオーブン・ショーケース導入、7月中旬から8月上旬の試作、8月の3日間試食、2日間の実演と時期や回数が具体的に示されている。

もう一歩だった観点

  • 2
    売上・利益の見込み収益を上げる必要があると触れ、実演で買う気持ちが高まったとあるが、売上や利益の増加額・見込みの数字はなく弱い。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    父の高齢化で長年店で働いた現代表が継いだと明記され、継承の経緯と取組の目的が明確に書かれている。

実現可能性4.0
  • 計画の具体性と体制4

    スチームコンベクションオーブン・ショーケース導入、7月中旬から8月上旬の試作、8月の3日間試食、2日間の実演と時期や回数が具体的に示されている。

収益性2.0
  • 売上・利益の見込み2

    収益を上げる必要があると触れ、実演で買う気持ちが高まったとあるが、売上や利益の増加額・見込みの数字はなく弱い。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    観光地らしいグルメの精肉店をめざし、新しい客をつかむ方向性が示され、承継後の事業継続と成長の見通しが読み取れる。

出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

新しく商品化した鶏スープの知名度が低いため、チラシを作って既存の客に店頭で案内する。若い世代に向けてSNSで発信し、地域を思わせる商品名も考える。

肉のカットの実演は、地域の催しやイベントに合わせて開いていく。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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