町の名の由来から生まれたヤギミルクアイスで、町おこしの事業を育てる
KOYASU FARM
福岡県の乳製品製造の個人事業者国が公開している採択事例です
この事例のポイント
- 「産み」に由来する町の名と、山羊の乳を母乳の代わりにしてきた歴史を結び付け、町おこしの商品にした。
- 商工会の指導員と二人三脚で、商品づくり・ブランドづくり・販路開拓を進めた。
- 感染症でイベントが止まった時期を準備期間ととらえ、持続化補助金で新商品を作った。
事業の経緯
代表は、ガソリンスタンドを営む父を補佐しながら、商工会青年部の活動を通じて町おこしに役立つ新事業を考えていた。町の名は「産み」に由来すると言われ、古くから山羊の乳が母乳の代わりに赤ちゃんに飲まれていた歴史と結び付けて、山羊の飼育を始めた。2018年に商工会の指導員と事業を立ち上げ、その秋にミルクアイスが完成した。
移動販売車でガソリンスタンドの隣やイベント会場で売り、コンテストでの受賞から百貨店への販路も開けた。感染症でイベントが止まると、その時期を準備期間ととらえ、持続化補助金で山羊の堆肥を商品化し、通信販売と地元の飲食店との連携を広げた。
事業の内容
- 課題:町おこしにつながる新事業代表は、ガソリンスタンドを営む父を補佐しながら、商工会青年部の活動を通じて町おこしに役立つ新事業を考えていた。町の名は「産み」に由来すると言われる。
- 取り組み:ヤギミルクアイスの商品化古くから山羊の乳が母乳の代わりに赤ちゃんに飲まれていた歴史を知り、町の名の由来と結び付けて山羊の飼育を始めた。2018年に商工会の指導員と試行錯誤を重ねて事業を立ち上げ、ミルクアイスとソフトクリームの製造を始めた。クラウドファンディング、ブランディング、デザインなど多くの専門家の助言を受け、2018年秋にミルクアイスが完成した。
- 取り組み:移動販売と販路づくり日本政策金融公庫の融資で移動販売車を用意し、ふだんはガソリンスタンドの隣で、近くでイベントがあれば会場に出向いて販売した。ビジネスプランコンテストでの受賞が百貨店への販路につながり、ふるさと納税の返礼品にも登録した。2019年には商品名を変えて新しいデザインにした。
- 課題:イベント中止による売上の減少売上の中心だったイベントや催事が感染症で軒並み中止になり、販売面で大きな打撃を受けた。
- 取り組み:持続化補助金で新商品この時期を次のステップへの準備期間と前向きにとらえ、持続化補助金を使って「山羊の堆肥」を商品化した。あわせて、ものづくり補助金で2台目の移動販売車を購入し、商品の見直しと事業の土台づくりを進めた。
- 取り組み:通信販売と事業者どうしの連携商工会の紹介でECサイトへの卸売や通信販売の割合を増やした。地元の飲食店のテイクアウトメニューにアイスを加えてもらうなど、事業者どうしの連携も進めた。
補助金を使った経費
小規模事業者持続化補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。
| 新商品開発費 | 山羊の堆肥の商品化 |
|---|
事業の効果
- イベントでのソフトクリームの販売数は、1日200〜300個と順調だった。
- ビジネスプランコンテストで大賞を受賞し、百貨店への販路開拓につながった。
- 新しいデザインでデザインアワードの銀賞、六次化商品コンクールの審査委員特別賞を受賞した。
- 同じ年に町制100周年を迎えた宮崎県の町とも連携し、その町の特産の梅とコラボしたアイスを開発した。
事業者の声
ヤギミルクを宇美町の特産品にしたい。今はきゅう舎飼育だが、将来は家族連れで訪問できる牧場にして、山羊と触れ合い、山羊の親子愛の深さを感じてもらいたい。
福岡県の乳製品製造の個人事業者
出典
- 中小企業庁「ミラサポplus」事例ナビ(当社が整理・一部要約)
- 経費区分は、小規模事業者持続化補助金の公募要領の区分に当社があてはめたものです
- 採択率:中小企業庁「採択結果」(第19回)
販路開拓の手段
- 移動販売:ガソリンスタンドの隣とイベント会場で販売した。
- 通信販売:ECサイトへの卸売と通販の割合を増やした。
- 地元の飲食店:テイクアウトメニューに加えてもらった。
相談先と計画づくり
| 商工会 | 宇美町商工会 |
|---|
商工会の指導員と試行錯誤を重ね、専門家派遣も使いながら、商品づくりとブランドづくりを進めた。補助金やコンテスト、ふるさと納税などは、商工会の提案を柔軟に取り入れた。
今後の展望
ヤギミルクを町の特産品にすることをめざしている。将来は家族連れで訪れ、山羊と触れ合える牧場にしたいと考えている。
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