ものづくり補助金製造業北海道

加工機を増強し、地元の農業機械の修理と製造に応える

加藤鋼機有限会社

北海道の農業機械の修理・製造会社(従業員8名)国が公開している採択事例です

この事例のポイント

  • 地域外のメーカーに頼ると修理に時間と費用がかかり、地元で直せる会社が求められていた。
  • 同業の高齢化と人手不足で、自社の製造能力を高める必要があった。
  • 部品の切断や溝加工ができる機械を入れ、複雑な改造にも対応できるようにした。
  • 新しい機械への置き換えで、勘と経験に頼らず若手でも仕上げられる環境を整えている。

事業の経緯

1979年に設立し、地域の農家が使う収穫物用のスチールコンテナの修理から事業を始めた。やがて農産物の洗浄機や選別機のメンテナンスも地元で手がけるようになり、40年にわたって近くでこまめに対応できる会社として信頼を積み重ねてきた。

地域外のメーカーに修理を頼むと時間と費用がかかるうえ、同業の高齢化と人手不足も進んでいた。そこでものづくり補助金で部品の切断や溝加工ができる機械を入れ、製造設備を強化した。迅速な修理や改造に応えられるようになり、小型の洗浄機・選別機の製造にも乗り出した。

事業の内容

  1. 課題:地元で直せる会社の不足地域の農家が使う収穫物用のスチールコンテナの修理や、農産物の洗浄機・選別機のメンテナンスを手がけている。洗浄機や選別機は手入れしながら20〜30年使うのが普通で、故障の際に地域外のメーカーに頼ると時間と費用がかかる。同業の鉄工所や機器メーカーも高齢化と人手不足が進んでいた。
  2. 課題:製造能力と技能の継承自社の製造能力が足りず、従来の機械は勘と経験が必要で、操作から覚え込まないと高い精度が出せなかった。若手の育成と技能の伝承が課題だった。
  3. 取り組み:加工機の導入設備の増強には資金が必要で、ものづくり補助金が使える可能性があると分かり申請を準備した。複雑な改造や迅速な修理に対応できるよう製造設備を強化するため、部品の切断や溝加工ができる機械を入れた。
  4. 取り組み:若手が働ける環境70代のベテランに現場の支援と若手の育成、ノウハウの伝承を任せている。新しい機械への置き換えを順に計画し、デジタルの活用で作業を軽くして若手でも仕上げられる環境を整えている。

補助金を使った経費

記事の内容から、ものづくり補助金の経費区分にあてはめた区分です。

機械装置・システム構築費部品の切断・溝加工ができる加工機

事業の効果

  • 顧客が求める迅速な修理や、用途に合わせた機械の納入ができるようになった。
  • 大手メーカーと協力し、大型機械の部分的な加工も請け負うようになった。
  • 製造部門を強め、小型の洗浄機・選別機を自社でつくれるようになった。
  • 顧客が新しい顧客を紹介してくれることも増えている。

事業者の声

お客さんがお客さんを紹介してくれることもある。

故障して困ってしまっているところを、修理して感謝されるとうれしい。

北海道の農業機械の修理・製造会社(従業員8名)
出典

今後の展望

小型の洗浄機・選別機を個々の農家にも広げていきたい。計画的に設備を新しくし、若手の育成と定着に力を入れる。全国の企業とも情報交換を進める。

この事例の取り組み

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