ものづくり補助金平成25年度卸売業、小売業青森県

波型木質新素材「e・Wood+」の生産性向上の整備事業

株式会社今井産業

成果波型加工の幅 360mm→650mm

この事例のポイント

  • 手動型の曲がり癖熱ロール機及び熱圧整形プレスは試作併用機であり、量産には不向きであった。
  • 本事業では生産体制を構築するとともに、素材板の大型化及び長期的な品質安定化を目指した試作開発を行った。
  • 波型加工の幅 360mm→650mm。機械装置導入により波型加工幅が360mmから650mmに拡張され、1加工での仕上がり幅が2倍となって生産量が倍増した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社今井産業
所在地青森県 平川市
業種建築材料、鉱物・金属材料等卸売業

事業の背景

紙の段ボールを活用した雑貨やフラワー品が流行している。弊社は薄い木板への連続曲げ加工技術と、青森県の恵まれた木材資源を活用し、大型かつ上質な木質の段ボール状素材板や波型状ボードの開発を長年目指してきた。継続してきた波型加工技術と加工機械の独自開発により、廃棄・焼却されていた木材端材を再利用可能な環境にやさしい波型木質新素材「e・Wood+」を生み出したが、量産体制は整っていなかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力手動型の曲がり癖熱ロール機及び熱圧整形プレスは試作併用機であり、量産には不向きであった。
  • 品質・精度素材板の大型化及び長期的な品質安定化が課題であった。

やったこと

本事業では生産体制を構築するとともに、素材板の大型化及び長期的な品質安定化を目指した試作開発を行った。波型形状の改良として、大型化に向けた形状保持の安定度を検討した。導入設備は、650mm幅対応の曲げ癖熱ロール機(波型ボードをコルゲート形状に折り曲げるために活用)、蒸気加熱式プレス機(折り曲げた波型ボードを熱成形するために活用)、冷却プレス機(高温湿で折り曲げられた波型ボードを急速冷却するために活用)である。試作品では放射効果の確認、波型形状を利用して気流を循環させるサーキュレーション機能の検討、留め付け時の割れ試験による施工性と強度の確認を実施した。

  • 加工機650mm幅対応曲り癖熱ロール機蒸気加熱式プレス機冷却プレス機

新しい製品・サービス:波型木質新素材「e・Wood+」

事業の効果

  • 波型加工の幅 360mm→650mm
  • 生産量 1倍→2倍
  • 冷熱乾燥法により、乾燥時間が自然乾燥の半分以下に抑えられた

機械装置導入により波型加工幅が360mmから650mmに拡張され、1加工での仕上がり幅が2倍となって生産量が倍増した。冷熱乾燥法により乾燥時間が自然乾燥の半分以下に抑えられ、組織構造の再生により強度が増した。プラスチック樹脂の浸漬で木材特有の狂いや反りを防止できることを実証し、波型形状の成形技術と含水率の最適化で収縮等の変化を抑制した。

今後の展望

異業種企業とのコラボレートマーケティングを展開する仕組みを構築し、各企業がオリジナル商品をベースに開発を行い新たな市場創出を目指す。異業種企業と連携して「e・Wood+」のJAPANブランド化を図り、ビジネスモデルを確立する。温度や湿度等の影響による長期的な形状安定性については今後検証予定。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。