ものづくり補助金平成25年度製造業神奈川県

設備投資による『お燗のできる山廃辛口純米酒』の生産・供給体制の確立

合資会社川西屋酒造店

成果作業者数 5名→3名

この事例のポイント

  • 辛口の山廃純米酒は製造が難しく、職人の技能と人手が必要だったが、ベテラン職人の高齢化が進んでいた。
  • 瓶詰め工程に充填打栓機を導入し、作業の負荷軽減と効率化を図った。
  • 作業者数 5名→3名。充填打栓機の導入により瓶詰め工程の作業負荷が軽減され、手作業の時に比べて作業時間が大幅に短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名合資会社川西屋酒造店
所在地神奈川県
業種食料品製造業
技術分野バイオ,製造環境

事業の背景

辛口の山廃純米酒を製造しており、この酒は製造が難しく職人の技能と人手を必要とする。ベテラン職人の高齢化が進んでいたため、技能承継を進める必要があった。瓶詰め工程は負荷が高く時間と人手を要しており、生産体制の改善が求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能辛口の山廃純米酒は製造が難しく、職人の技能と人手が必要だったが、ベテラン職人の高齢化が進んでいた。
  • 生産能力酒造りの最終工程である瓶詰め・打栓工程は単純作業で作業時間が長く、作業負荷が高かった。
  • その他連日の作業で繁忙期には腱鞘炎になることもあり、労働環境の改善が必要だった。

やったこと

瓶詰め工程に充填打栓機を導入し、作業の負荷軽減と効率化を図った。機械化によって余力を作り、製造工程に人員を回せる体制を構築した。技能承継を進めた結果、従業員の若返りとチームワークを活かした製造体制が整った。

加工機充填打栓機

新しい製品・サービス:食事の時に熱燗で美味しく飲める純米酒を探求し、通常の純米酒に比べてアミノ酸の増加を確認した。

事業の効果

  • 作業者数 5名→3名

充填打栓機の導入により瓶詰め工程の作業負荷が軽減され、手作業の時に比べて作業時間が大幅に短縮された。作業者数は5名から3名に減り、製造工程に人員を回せる体制が整った。技能承継が進んで生産体制が改善され、販売量も増えている。繁忙期の腱鞘炎の心配も減り、労働環境が改善された。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    酒造りの技能承継を進め、瓶詰め工程を効率化したとあるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    辛口の山廃純米酒という製品特徴はうかがえるが、市場動向や自社の強み・弱みへの言及は見られない。

  • 課題の認識と解決4

    ベテラン職人の高齢化という課題を認識し、充填打栓機導入で作業時間を約4割短縮、作業者を5名から3名にした具体的効果が示されている。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    作業時間の約4割短縮、人員5名から3名という数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    技能承継と従業員の若返り、チームワークに触れるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の記載は乏しい。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    熱燗で美味しく飲める純米酒を探求したという製品価値は読み取れるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    導入による効果は示されているが、中長期の検証や遂行スケジュール、課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    製造が難しい辛口の山廃純米酒を扱い、通常の純米酒と比べ特徴を出しているが、普及度や高価格化の数値は示されていない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    技能承継と人材確保は触れられているが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する理由は明示されていない。

  • 費用対効果3

    作業時間約4割短縮と人員削減の数字はあるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    山廃純米酒という地域の酒造りに触れるが、地域の特性を活かした雇用や経済成長への言及は乏しい。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。