しょうゆ多品種少量生産体制の構築
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
株式会社開伸
成果深さ精度のバラツキを従来の63%に低減
| 事業者名 | 株式会社開伸 |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 長浜市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 電子部品・デバイスの実装 |
| 従業員数 | 45人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 2006年 |
当社はA-PETシート製透明ケースを独自技術で加工し、高い品質と作業性を提供している。A-PETは透明性・耐油性・耐薬品性に優れ、化粧品・贈答品の包装ケースや食品ケースなどに使われている。一方で、透明性などの品質維持と組立加工性の確保に課題があった。適用分野を拡大するには、新たな投資をせずに加工スピードが速く量産性に富む紙箱用自動製函機が使えるようにする必要があった。
抱えていた課題
やったこと
プレス最終点付近で降下速度を減速できる数10トンの高圧プレス機を新たに導入し、罫線抜き加工の精度を安定させた。巻物シートの定尺送りの精度を高め、巻き癖を修正する技術を向上させた。独自の縄文罫線構造をもとに、折り曲げ罫線刃と抜き刃の関係を見直し、A-PETシートの厚さ0.25〜0.4mmの範囲で同じ罫線刃を使えるようにした。試作したA-PETシートを紙箱用自動製函機に投入し、従来品と開発品を各1,000個、毎分60個のスピードで連続製函して比較した。
新しい製品・サービス:紙箱用自動製函機に対応できるA-PET製透明ケースの加工試作開発機
折り曲げ罫線の深さ精度が安定して向上し、バラツキは従来の63%に低減した。罫線刃と抜き刃の関係を見直したことで、シートの厚さが変わるたびに刃を交換する必要がなくなり、新たに導入したプレス機により毎分のショット数も大幅に向上した。紙箱用自動製函機での連続製函試験では、従来品に25〜30回あったトラブルが開発品ではゼロになり、紙箱用自動製函機に対応したA-PET製透明ケースの試作開発ができた。これにより、年間2億個と推定される市場が拡大する見込みである。
展示会などで販路を広げるとともに、適時、従業員の増員と設備投資を行っていく。縄文罫線構造などの独自技術や設備技術をコアコンピタンスとして、今後も新たな商品を社会に投入し続ける。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
車載モーター用ステーターの巻線と溶接(はんだ付け)を連続工程とするため、自動機や治具を試作・開発した。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。