オリジナル商品【オコメール】新市場創出のための製造能力増強
新工場を建設して生産能力を拡大するとともに、効率化によるコスト削減で付加価値額の増加を目指した。
株式会社荒谷商会
成果切断処理後に再び開くまでの時間(サイクルタイム)は15秒に設定
| 事業者名 | 株式会社荒谷商会 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県 呉市 |
| 業種 | 機械器具卸売業 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1984年 |
株式会社荒谷商会は呉市で使用済自動車からの回収中古部品および回収資源の販売を主力としている。主たる業種は機械器具卸売業で、年商は9億1,500万円(2015年度)である。使用済自動車のワイヤーハーネスや排気系の三元触媒装置は、重機による回収では取り残しが多く再資源化が進んでいなかった。前回の補助事業では、回収率を高めるため手作業で行える万能解体機を開発した。
抱えていた課題
やったこと
触媒切断機を開発した。複数メーカーと協議の結果ギロチン方式を採用し、鋳物製触媒と鋼鉄製触媒の両方を保持・切断できる仕様とした。触媒を挿入する開口部にはアクリル製の前カバーを装着し、切断処理後に再び開くまでのサイクルタイムは15秒に設定した。切断結果は良好で、触媒から触媒担体と触媒粉を回収するプロセスを確立した。銅線剥離機は湿式と乾式を比較検討し、選別効率の観点から湿式ナゲットプラントに決定した。試験の結果、良質な銅線くずを回収できた。
| 加工機 | 触媒切断機 |
|---|---|
| 加工機 | 銅線剥離機(湿式ナゲットプラント) |
新しい製品・サービス:触媒切断機および銅線剥離機を用いた、三元触媒装置の触媒担体・触媒粉と、ワイヤーハーネスの銅線くずの回収プロセス
三元触媒装置から触媒担体を効率的に回収でき、ワイヤーハーネスから良質の銅線くずを効率的に回収できるようになった。両方の資源化で高リサイクル化と高付加価値化が実現し、精錬業者への売却の見通しが立った。白金触媒の需要は堅調で、回収生産による精錬業者への販売を目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
前回の万能解体機開発に続き、今回は触媒切断機とワイヤーハーネス銅線剥離機の開発に進んでおり、過去の取組との連続性は読み取れる。
白金触媒の需要は堅調との記述や、屋内作業・中古パーツ約10,000点の在庫、全国約270社のオンライン網が書かれており、強みはうかがえる。
回収率の低さや資源の国外流出という課題が明示され、高付加価値化による精錬業者への売却で解決を図る方向性は読み取れる。
付加価値の増加や賃上げを示す数値目標は記載がなく、高付加価値化の目標があることのみうかがえる。
大学教授や技術士で構成するレアメタルリサイクル研究会から指導を受ける体制が書かれているが、社内の人材や事務体制の記述は薄い。
回収対象と売却先(精錬業者、伸銅メーカー)は示されるが、顧客ターゲットの裏付けやニーズの数値は書かれていない。
試作の結果や今後の改善・試作継続、本格事業化の方針は書かれているが、スケジュールや期限は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
使用済自動車の部品を精密解体してレアメタルを回収する手法で、既存の回収方法との差別化は示されている。
有用資源の国外流出防止と再資源化率向上を目的に掲げ、白金や銅など資源循環の社会的意義が具体的に示されている。
投資額や付加価値額の増加幅などの費用対効果を示す数値は書かれておらず、収益性向上という目的のみ読み取れる。
屋内での一貫処理やオンライン部品ネットワークの活用はうかがえるが、先端的なデジタル技術の活用は明示されていない。
世界的な環境対応の自動車需要の高まりに触れており、環境分野への進出の方向性がわずかにうかがえる。
呉市の事業者として中古部品と資源販売を行う点は読み取れるが、地域の特性を活かした雇用や成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
世界的な環境対応の自動車需要の高まりに伴い白金触媒の需要は堅調である。触媒切断機による白金担体の効率的な回収生産により精錬業者への販売を目指す。銅線剥離機で良質の銅線くずを効率的に回収生産し、精錬メーカーや伸銅メーカーへの直接販売を目指す。
新工場を建設して生産能力を拡大するとともに、効率化によるコスト削減で付加価値額の増加を目指した。
南九州地区で初めて、尿素SCRシステムに必要な消耗品「高品位尿素水(アドブルー)」を製造するプラントを建設した。
設計担当者1名に対して3次元CAD「SolidWorks」のライセンスIDを付与し、CADが使えずに手待ちになる無駄をなくした。