UVプリンターを活用した生産性の向上と少ロットオリジナル商品の展開
UVプリンターを導入し、紫外線を照射すると瞬時にインクが硬化するUV硬化インクで、立体曲面部や凹凸のある皮革などにも印刷できるようにした。
株式会社絹や
| 事業者名 | 株式会社絹や |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 徳島市 |
| 業種 | 織物・衣服・身の回り品小売業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス,製造環境 |
| 従業員数 | 6人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1961年 |
天然藍を用いた染色は、最近は衣類だけでなく装飾品、木製品、革製品などの染色法として見直され始めている。一方、伝統的な藍染は藍の収穫後に長い発酵が必要で、高品質だが高コストである。
抱えていた課題
やったこと
乾燥した藍葉を粉末化して不溶性インジゴの量を増やし、温度、pH、薬剤の投入タイミングを調整して発酵を加速させ、短期間で水に溶ける還元型にした。その後は染色と酸化を繰り返し、水に溶けない元のインジゴ状態に染色させる方法を確立した。この方法は伝統的な染色法「スクモ」と遜色ない色の表現が可能である。また、刈り取った藍の生葉をすぐに水に漬けてインジカンを溶出させ、石灰等を投入後、高酸化技術で不溶性の色素インジゴを高効率に生成して水中に沈殿させ抽出する方法を開発した。この方法は短時間で染料となり、顔料化して固着剤を加えれば塗布用途にも利用できる。
新しい製品・サービス:乾燥藍葉を高効率に染料化する技術による染料(皮革・繊維製品の染色用)と、藍葉刈り取り後の高効率な染料・顔料(木材・金属等への塗布用、ジャパンブルー関連製品)。
乾燥した藍葉を染料化する技術により、生産期間の大幅な短縮が期待できる。藍葉刈り取り後の製造技術は短時間で染料となり、コスト面でも優位に働くことが期待されている。製品は染料や顔料として皮革・繊維製品や木材・金属等に利用でき、日本の色であるジャパンブルー関連製品の開発にも貢献できる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の大学との共同研究成果を基に工業化を図る流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けの詳細は書かれていない。
天然藍は合成染料との差別化や歴史性、市場評価の高さに触れるが、自社の経営資源との関係は具体的に書かれていない。
伝統的藍染は発酵に長時間を要しコストが高いという課題を示し、短時間化による低コスト化を図るとあるが、数値は示されていない。
生産期間の大幅な短縮が期待できるとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従業員6人の企業であることは書かれるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的記述は見当たらない。
JAPAN BLUEブランドとして皮革・繊維や木材・金属等へ用途を広げる方針は書かれるが、顧客ターゲットの詳細は薄い。
今後の展望として販路拡大の方向性は示されるが、スケジュールや課題の解決方法の記述はわずかである。
公開されている事例からは読み取れません。
天然藍染は伝統的に長時間の発酵を要し、高品質だが高コストな分野で、短時間化により高付加価値化を図る内容が読み取れる。
日本の色ジャパンブルー関連製品の開発への貢献や染料の用途拡大が示され、国が支援する意義はうかがえるが、経済波及の数値はない。
生産期間の大幅短縮や低コスト化が期待されるとあるが、補助金投入額に対する効果の数値は示されていない。
大学との共同開発による技術の工業化は書かれるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献の記述は少ない。
天然藍の見直しや工業化という方向性はうかがえるが、日本経済の構造転換に資するとの明示的な記述はない。
徳島の藍を原料とし歴史性や工芸価値を活かす点は読み取れるが、地域の雇用や経済成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
天然染料藍は合成染料との差別化を持つ競争力があり、歴史性や物語性、工芸価値から市場での評価も高い。今後はJAPAN BLUEブランドとして様々な産業や世界に販路を拡大していく予定である。
UVプリンターを導入し、紫外線を照射すると瞬時にインクが硬化するUV硬化インクで、立体曲面部や凹凸のある皮革などにも印刷できるようにした。
ブランド「ひな」のリングを自社で生産するため、2016年2月に工房スペースを拡大し、18機種の機器を導入した。
手動高周波ろう付機、小径基盤腰測定機、腰入れプレス機、手動両側面研磨機を導入し、社内で刃物の製造ができるようにした。