ものづくり補助金平成26年度製造業長野県

食物(小麦)アレルギー対象者でも食することができる「グルテンフリー米粉餃子」の製造と事業の拡大

株式会社信栄食品

成果学校給食用として県内外の約150校に供給できている

この事例のポイント

  • 小麦アレルギーの対象者など、食べたくても食べられない人がいる中で、グルテンフリーの餃子を提供する必要があった。
  • 小麦粉を使わない「グルテンフリー米粉餃子」を開発し、既存工場から隔離されたスペースに専用の製造ラインを新設した。
  • 学校給食用として県内外の約150校に供給できている。国内外の多数の展示会・見本市への出展により新規顧客の開拓、獲得が実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社信栄食品
所在地長野県 松本市
業種食料品製造業
従業員数40人
資本金1,000万円
設立1998年

事業の背景

信栄食品は1998年創業の冷凍生餃子の専業メーカーで、首都圏を中心に量販店・スーパーや飲食店向けの業務用餃子を製造・販売し、この分野で全国トップクラスのシェアを持つ。国産原材料にこだわり、多品種・小ロット・短納期の商品づくりを特徴とする。中食市場の成長が追い風になっている一方、小麦アレルギー対象者は餃子を食べられない状況があった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術小麦アレルギーの対象者など、食べたくても食べられない人がいる中で、グルテンフリーの餃子を提供する必要があった。

やったこと

小麦粉を使わない「グルテンフリー米粉餃子」を開発し、既存工場から隔離されたスペースに専用の製造ラインを新設した。小麦粉の混入を防止する体制をとった。新商品は学校給食用として販売するほか、医療・介護食向けとしても展開した。国内外の展示会・見本市へ出展して新規顧客の開拓を進めた。

加工機グルテンフリー米粉餃子専用製造ライン

新しい製品・サービス:小麦アレルギー対象者でも食べられるグルテンフリー米粉餃子

事業の効果

  • 学校給食用として県内外の約150校に供給できている

国内外の多数の展示会・見本市への出展により新規顧客の開拓、獲得が実現した。シンガポールとの直接取引をきっかけに、マレーシアとインドネシアへも展開できた。学校給食用として県内外の約150校への供給が実現し、新たな販路が広がった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    従来の餃子事業と直営店から新たな柱として展開する方針が書かれるが、経営戦略上の位置付けを詳しく示す記述は少ない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    多品種・小ロット・短納期を強みとし、グルテンフリー米粉餃子で小麦アレルギー対象者という市場に応える点が読み取れる。

  • 課題の認識と解決3

    小麦アレルギー対応という課題に専用製造ラインで取り組む点は読み取れるが、高付加価値化の定量的な計画は書かれていない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    従業員数40名や既存工場から隔離した専用ラインの設置はうかがえるが、補助事業の遂行体制の詳細は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    小麦アレルギー対象者でも食べられる点、学校給食や医療・介護食向けという顧客像が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    専用製造ラインの設置や海外展開の経緯はあるが、中長期の遂行方法やスケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    小麦を使わないグルテンフリー米粉餃子という新ジャンルで、小麦粉の味を超える美味しさを掲げている点が読み取れる。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用3

    学校給食用に県内外約150校へ供給し、医療・介護食や海外への展開がある点から社会的意義はうかがえるが、国が補助する理由の記述は薄い。

  • 費用対効果3

    展示会出展から海外展開や約150校への供給に至った成果は示されるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    松本市の一本ねぎなど地域性を活かした商品開発に積極的であることが書かれ、地域特性の活用はうかがえる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。