事業再構築補助金製造業静岡県専門家確認済み

一貫した生産体制を生かし、餃子工場兼直売所でBtoCに参入する

株式会社ヤマセイ

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ヤマセイ
所在地静岡県
業種野菜・肉の加工と餃子の製造・販売
従業員数8人
資本金1,000万円

この事例のポイント

  • 野菜の生産からカット、肉のスライス加工までを一貫して行う、稀な業務用カット野菜工場である。
  • 原材料にこだわりながら自家栽培・自社加工にして、他の餃子店に比べて低価格で販売できる。
  • 餃子が順調に売れ、既存の取引先などからOEMの引き合いも来るようになった。

事業の経緯

同社は1992年に設立した食品加工工場である。当初は農産物の加工・卸販売のみを行なっていたが、2008年に食肉加工場を購入し、2017年より農産物の自社生産を開始した。現在では農産物の生産から加工・販売までを一貫して手掛け、生鮮食品加工を軸にしながら「餃子」の製造・販売にも取り組み、六次産業化を達成するまでに成長している。※2023年はばたく中小企業・小規模事業者300社(事業再構築・生産性向上分野)受賞。

1992年に設立した食品加工工場で、当初は農産物の加工・卸販売のみを行っていた。2008年に食肉加工場を購入し、2017年から農産物の自社生産を始めて、農産物の生産から加工・販売までを一貫して手掛け、六次産業化を達成するまでに成長した。

事業拡大を進めていく中で、BtoBからBtoCへの参入を図るため事業再構築補助金を活用し、2023年に餃子工場兼直売所を整備して、5月から餃子の販売を始めた。順調な売れ行きを示す一方、既存の取引先などからOEMの引き合いも来ており、量産体制の構築に取り組んでいる。

事業の内容

  1. 課題:BtoBからBtoCへの参入食品加工工場として創業後、事業拡大を進めていく中で、BtoBからBtoCへの参入を図ることにした。野菜の生産からカットする工場、肉のスライス工場を有し、社内一貫体制による大量調理施設向けの商品開発力と供給能力がある。同業者ではカット加工は自社で行うものの野菜は農家から仕入れる事業者がほとんどであり、野菜の生産から肉のスライス加工までを行う業務用カット野菜工場は稀である。野菜加工部門は100種類以上のカット野菜の加工技術を有し、取引先からの1㎜単位の要求にも適合するカットを実現している。自社の肉部門や地域の製麺所からタレや麺類を仕入れてカット野菜と組み合わせ、小売店が調理し惣菜として販売するために必要なものを集めた大容量の原材料キット商品も販売している。野菜の加工工程で発生した食品残渣を連携する近隣の養豚場へ家畜飼料として提供し、そこで出る糞尿を堆肥化して自社農園で活用する循環型農業にも取り組んでいる。
  2. 取り組み:餃子工場兼直売所の整備BtoBからBtoCへの参入を図るため、「餃子」の開発・製造・販売に取り組んでいる。事業再構築補助金を活用し、餃子工場兼直売所を整備して2023年5月から販売を開始した。主原材料であるキャベツは主に磐田市・浜松市の自社農場・契約農園から新鮮なまま直送し、肉は鹿児島から直送された厳選部位を自社でこだわりの挽肉加工し、青森産にんにくを使用するなど、原材料にこだわりながらも自家製にこだわった結果、他の餃子店に比べて低価格で販売できる。
  3. 取り組み:直売所の工夫工場併設の直売所にはトリックアートが描いてあり、購入者が楽しめる工夫を施すことで、これまで接点が少なかった近隣住民に受け入れてもらえるよう努めている。
  4. 取り組み:ブランド化とOEM事業餃子製造販売部門の売上向上のため、EC販売の他、各種商談会や物産展等イベントへの出展を通じて、自社オリジナル餃子「秀餃子」の認知度向上に努め、自社ブランドの確立を目指す。OEM受注に対応できるように、一定量以上の量産体制の構築に取り組んでいる。これまで蓄積してきた食品加工のノウハウや技術を活かして新商品の開発にも積極的に取り組みながら、OEM発注元の要望に応じた商品の開発依頼にも応えていけるよう、継続的な設備導入により開発・生産体制の構築を進めている。

補助金を使った経費

事業再構築補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

建物費餃子工場兼直売所の整備

事業の効果

  • 一般消費者向けに餃子の製造・販売を開始してから、順調な売れ行きを示している。
  • 野菜やカット野菜を卸している既存取引先の飲食店や、取引のない事業者からも、餃子を取り扱いたいという相談やOEMの引き合いが来るようになった。
  • 自家栽培や自社加工により、他の餃子店に比べて低価格で販売できる。

審査項目とこの事例の合っていたところ

事業再構築補助金の審査項目(5項目中3項目が合致)後継の中小企業新事業進出補助金の直近(第4回)の採択率 33.9%(応募1,499件・採択508件)

◎経営戦略との整合性一貫した生産体制と加工ノウハウを生かして、BtoBからBtoCへ広げる。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 23件
◎事業の実現可能性自家栽培・自社加工で低価格を実現し、販売が順調に進んでいる。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 21件
◎新市場性・高付加価値性一般消費者向けの餃子で新しい市場に参入し、OEMの引き合いも生まれた。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 23件
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
—政策面公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。事業再構築補助金は募集が終わっているため、後継の新事業進出・ものづくり補助金の審査項目で見ています。

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事業再構築補助金製造業兵庫県専門家確認済み

ドローンとVRの新規事業で、紙のチラシに頼る商売から抜け出す

有限会社市場印刷

成果取引のなかった業種の顧客からも、ドローンやVRで引き合いを受けるようになった。

住宅・不動産会社向けの広告印刷がチラシの落ち込みで苦しくなり、事業再構築補助金で最新のドローンと3Dスキャンカメラを導入した。

事業再構築補助金製造業愛知県専門家確認済み

支援機関と補助金で、価格転嫁と自社製品開発に挑み、利益率を上げる

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成果自社製品の開発が取引先から評価され、対等な関係で価格交渉ができるようになり、既存事業の利益率も上がった。

急に事業を引き継いだ社長が、よろず支援拠点の指導で経営の知識を身につけ、価格転嫁などで経営を改善した。

出典

今後の展望

EC販売や商談会、物産展への出展で自社オリジナル餃子「秀餃子」の認知度を高め、自社ブランドの確立をめざしている。OEM受注に対応できるよう、量産体制と開発・生産体制の構築を進めている。

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事業再構築補助金について

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