ハーネス製造の会社を引き継ぎ、ロボット向けファンユニットの製造に入る

マルコー電装(売上高:1億円~3億円)

成果フル稼働時の売上高は年間6,000万円を見込み、最大20名の雇用も検討している。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • コネクタの組立てと検査が本業で、近い業界に広げる道を探していた。
  • 引き継いだ会社は大手企業にも認められたワイヤーハーネスの技術を持つ。
  • 月20,000個のファンユニットの製造を、県内の工場に移して1社で受ける予定である。
  • 設備投資の負担が大きく、補助金が取り組みを決めるきっかけになった。

事業者のプロフィール

事業者名マルコー電装(売上高:1億円~3億円)
所在地栃木県
業種コネクタの組立て・検査
従業員数70人

事業の経緯

コネクタの組立てと検査を本業とする会社である。事業規模と販路を広げるため、近い業界への進出を考えていた。

県内でワイヤーハーネスをつくる会社は、大手企業にも認められた技術を持ち、多くの人の雇用を支えていた。

その技術と人、取引先を引き継ぐことで地域の経済にも役立つと考え、株式譲渡で引き継いだ。事業承継・引継ぎ補助金で空いていた第二工場を整え、ロボット向けファンユニットの製造に入る準備をした。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 事業と販路の拡大コネクタの組立てと検査を本業とし、事業規模と販路を広げるため近い業界への進出を考えていた。そこで、コネクタに近いハーネスをつくる会社の引き継ぎを決めた。
  • 地域の技術と雇用相手の会社は長い実績があり、上場企業とも直接取引をしていた。従業員27名のほか内職の人など多くの人が製造に関わっており、その技術と雇用を地域に残すことが大切だと考え、株式譲渡を選んだ。

やったこと

  1. 第二工場の整備ロボット産業向けファンユニットの製造に取り組む。顧客の開発拠点でつくっている月20,000個のファンユニットを県内の工場に移し、全量を自社で受ける予定である。そのために、空いていた第二工場に空調工事を行い、新しい機器を入れた。
  2. 段階的な立ち上げ2021年12月末までに設備投資を終え、2022年1月から5,000個程度の組立てで始めて、6月のフル稼働をめざす。

補助金を使った経費

事業の効果

  • フル稼働時は年間の売上高6,000万円、売上総利益1,500千円を見込んでいる。
  • 新しい事業として、最大20名の雇用拡大を検討している。
  • このファンユニットの製造は県内で初めてで、地域の発展にもつながると考えている。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均4.3 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 5
    売上・利益の見込みフル稼働時の年間売上高6,000万円、売上総利益1,500千円、月20,000個の全量受注と、売上増加の根拠が数字で示されている。
  • 4
    承継を機にした取組の目的課題として事業・販路拡大と地域の技術・雇用維持を明示し、株式譲渡を選んだ目的が明確に説明されている。
  • 4
    計画の具体性と体制2021年12月末設備完了、2022年1月5,000個開始、6月フル稼働と時期が具体的で、第二工場の整備も計画に含まれている。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    課題として事業・販路拡大と地域の技術・雇用維持を明示し、株式譲渡を選んだ目的が明確に説明されている。

実現可能性4.0
  • 計画の具体性と体制4

    2021年12月末設備完了、2022年1月5,000個開始、6月フル稼働と時期が具体的で、第二工場の整備も計画に含まれている。

収益性5.0
  • 売上・利益の見込み5

    フル稼働時の年間売上高6,000万円、売上総利益1,500千円、月20,000個の全量受注と、売上増加の根拠が数字で示されている。

継続性4.0
  • 事業の継続4

    従業員27名と内職の人など多くの製造関係者を残す方針で、大手取引先との関係も引き継ぎ、地域の技術と雇用の継続を重視している。

出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

ファンユニットの製造でロボット産業への参入をめざす。将来はファンユニットに使うワイヤーハーネスを引き継いだ会社から納め、さらに事業を広げたい。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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