手作業だった炊き込みご飯の素づくりを機械化し、生産量を2倍に
株式会社祐貴や
大分県の加工食品メーカー(従業員13名)国が公開している採択事例です
この事例のポイント
- 人手不足と地域の人口減少を受け、うどん店を閉めて加工食品の製造に切り替えた。
- 地元の商工会議所から県の産業支援機関を紹介され、ものづくり補助金の提案を受けた。
- 工程全体を見て要所に機械を入れ、必要以上の設備にならないよう確かめながら計画した。
- 製造能力が2倍になり、県外への販路も開けた。
事業の経緯
1996年にうどん店として個人で創業し、2店舗を営んだ。2011年ごろには人気メニューを炊き込みご飯の素として商品にし、売り始めた。
学生アルバイトが減り、地域の人口も減ったことから、2018年にうどん店を閉めて加工食品の製造に切り替えた。コロナ禍で持ち帰りの需要が増えて卸先が広がったが、手作業では生産が追いつかなかった。地元の商工会議所から県の産業支援機関を紹介され、ものづくり補助金で製造工程に機械を入れた。
事業の内容
- 課題:人手不足と業態転換学生アルバイトが減って週末や祝日の営業が難しくなり、お客さまとなる地域の人口も減っていた。そこで2018年にうどん店を閉め、人気メニューを商品化した炊き込みご飯の素の製造に絞った。
- 課題:手作業の製造製造はほぼ手作業で、従業員は5名ほど。1日に作れる量に限りがあり、炊き上げ、冷却、真空包装の工程に無駄が多かった。食品衛生を徹底するための設備も足りなかった。
- 取り組み:支援機関への相談主力商品の生産を増やしたいと地元の商工会議所に相談し、県の産業支援機関を紹介された。そこで経営の課題を踏まえてものづくり補助金の活用を提案され、工程全体の生産性を考えて要所に設備を入れるよう助言を受けた。申請書類の作成も支援を受けた。
- 取り組み:機械の導入製造能力を増やし、品質を上げて安定して出荷できるように、また衛生管理を強め、作業を自動化して従業員の負担を減らし、多能工化を進めるために、製造工程の要所に機械装置8台を導入した。
補助金を使った経費
記事の内容から、ものづくり補助金の経費区分にあてはめた区分です。
| 機械装置・システム構築費 | 製造工程の機械装置 8台 |
|---|
事業の効果
- 製造能力が導入前の2倍になった。
- 品質が上がって安定して出荷できるようになり、新しい取引先の開拓につながった。
- 県外への販路が開け、売上は右肩上がりで伸びている。
- 従業員が2018年末の5人から13人に増えた。
事業者の声
昔は少々やんちゃしていた。
味で評価されたい。
祐貴やの“かしわめし”の甘辛い味付けは、九州人には合う。
当時から関わってきた人たちとのつながりで今がある。
地元の味を全国へ、そして世界へ。
大分県の加工食品メーカー(従業員13名)
出典
- 中小機構「補助金活用ナビ」の事例記事(当社が書き直し・要約。事業者の声は記事中の発言の引用です)
- 経費区分は、ものづくり補助金の公募要領の区分に当社があてはめたものです
- 採択率:中小企業庁「採択結果」(23次)
相談先と計画づくり
| 商工会議所 | |
|---|---|
| 県などの公的支援機関 | 公益財団法人大分県産業創造機構 |
炊き上げ、冷却、真空包装など工程全体の生産性を見直し、要所に絞って設備を入れる計画にした。それぞれの設備や機能が本当に必要かを確かめながら、過剰な投資にならないようにした。
今後の展望
二交代制も視野に、生産能力をさらに1.5〜2倍に高める計画。冷凍おにぎりなど新しい食品を増やし、製造拠点の拡大と新商品の開発に力を入れる。海外への展開も視野に入れている。
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