精密切削機械を入れ、冷間鍛造部品の仕上げを速くする
株式会社大和製作所
長野県の自動車部品メーカー(従業員110名)国が公開している採択事例です
この事例のポイント
- 切断・鍛造から二次加工、金型づくりまでを社内で一貫して行っている。
- 鍛造後の仕上げでミクロン単位の調整に時間がかかり、全体の生産量を抑えていた。
- 自動補正のできる精密切削機械で、人が付きっきりにならずに正確に仕上げられるようになった。
事業の経緯
1945年に設立し、1963年から冷間鍛造を取り入れてきた。自動車のエンジン用ギアシャフトやエアバッグの取り付け部品などをつくり、農業機械向けの部品も手がける。切断・鍛造から二次加工、金型づくりまでを社内で行う一貫生産の体制を整えてきた。
受注が増えるなかで、鍛造後の仕上げ工程に時間がかかり、全体の生産量を抑えていた。そこでものづくり補助金を使い、自動補正のできる精密切削機械を新しく入れた。導入後は機械がフル稼働し、時間当たりの生産性が上がった。
事業の内容
- 課題:仕上げ工程がボトルネックエンジン用のギアシャフトやエアバッグの取り付け部品などをつくる。受注が増え、さらに生産性を上げる方法を考えていた。冷間鍛造のあとの仕上げではミクロン単位の調整に時間がかかり、遅い工程に全体の生産量が合わせられてしまうことがあった。
- 取り組み:一貫生産の体制1963年から冷間鍛造を取り入れ、材料のロスを抑えて短時間で多くの部品をつくっている。切断・鍛造から二次加工までを社内で行い、金型も自社でつくることで、工程間の運搬の手間とトータルコストを抑えている。従業員は一定期間で工程を移り、複数の工程を担える人が多い。
- 取り組み:精密切削機械の導入ものづくり補助金で精密切削機械を新しく入れた。鍛造後の仕上げで時間当たりの処理量を増やし、全体の生産性を上げるため。自動補正の機能で余計な調整をせずに正確に仕上げられ、制御が安定しているので人が付きっきりにならなくても作業が進む。
補助金を使った経費
記事の内容から、ものづくり補助金の経費区分にあてはめた区分です。
| 機械装置・システム構築費 | 精密切削機械 |
|---|
事業の効果
- 時間当たりの生産性が上がった。
- 導入した機械は、導入後フル稼働している。
- 冷間鍛造と切削を組み合わせ、どちらか一方だけでは出せない精度を出しやすくなった。
出典
- 中小機構「補助金活用ナビ」の事例記事(当社が書き直し・要約。事業者の声は記事中の発言の引用です)
- 経費区分は、ものづくり補助金の公募要領の区分に当社があてはめたものです
- 採択率:中小企業庁「採択結果」(23次)
今後の展望
新興国で大規模な農業が広がるのを見こし、農業機械向けの部品供給を伸ばす。強度に加えて耐摩耗性なども工夫する。電気自動車への移行などの変化をとらえ、どんな相談にも応えられる現場の力を高める。
この事例の取り組み
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