ものづくり補助金製造業東京都専門家確認済み

IoTとITカイゼンで、めっき工場の現場を見える化する

電化皮膜工業株式会社

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名電化皮膜工業株式会社
所在地東京都
業種金属表面処理(めっき)
従業員数38人
資本金1,100万円

この事例のポイント

  • 電解槽にセンサーを付けてデータを時系列で集め、進み具合の見える化と不具合の原因の特定につなげた。
  • 手入力だった見積書や生産指示書をITで一括管理し、ミスを減らした。
  • ITで生まれた時間を、人材育成と多能工化に回している。

事業の経緯

1947年創業。創業より金属表面処理一筋であり、金属の特性を高め、新たな機能を付加する表面処理を確かな技術と信頼をもって実施。「Dプロジェクト」として自動機の撤退(手動化による他品種小ロット生産へのシフト)、雇用延長と技能伝承、人材育成の強化(多能工化)、国際規格の取得、ITカイゼンなどにより品質とサービスを高め付加価値を生み出すことで他との差別化を図ることが同社の方針。

1947年の創業以来、金属表面処理一筋で事業を続けてきた。自動機から手動化へ移して多品種小ロット生産へ向かい、雇用延長と技能伝承、人材育成の強化(多能工化)、国際規格の取得、ITカイゼンなどで、品質とサービスを高めることを方針としている。

ものづくり補助金でセンサーを取り付けて電解槽のデータを集め、見積書や生産指示書もITで一括管理するようにした。生まれた時間を人材育成に回し、資格取得の支援と多能工化を進めている。

事業の内容

  1. 課題:手作業のデータ採取とアナログな受発注電解槽のデータ採取は手作業だった。見積書、指示書などがすべて手入力というアナログな受発注の形で、業務の負担が増え、サービスの質も下がっていた。
  2. 取り組み:IoTで電解槽のデータを集める平成28年度補正のものづくり補助金を活用し、電解槽にセンサーを取り付けて、データを時系列で集めて蓄積するようにした。そのデータをもとに、進み具合や実績を時間軸で把握する。不具合が起こったときは、電解槽と不具合の出ためっき部品を紐づけて、生産性の向上と徹底したトレーサビリティに挑戦している。
  3. 取り組み:ITカイゼンで情報を一括管理見積書や生産指示書の作成もITで一括管理するようにした。IT・IoTによるカイゼンを通じて、めっき処理の進み具合や実績を把握し、生産管理担当が生産現場の状況をつかめるようになった。
  4. 取り組み:人材育成採用間もない人材には、まず年の近い上司と組ませて業務に慣れさせ、幅広い年齢層でも仕事上の会話がスムーズになるようにした。ITの活用は、人材育成の時間を生み出すための取組でもある。国家資格などの取得支援として、講習費用や受験費用の全額を負担し、若手技術者の多能工化も進めている。

補助金を使った経費

ものづくり補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

機械装置・システム構築費電解槽のデータ収集用センサー

事業の効果

  • 進み具合のみえる化により、情報共有が効率化した。
  • 収集したデータで不具合の原因を特定し、不具合を未然に防ぐことにつなげている。
  • 過去の見積もり情報や発注状況を手軽に参照でき、印刷フォーマットの統一でミスも減った。
  • 資格取得の支援と若手技術者の多能工化が、作業の効率化と技術者のモチベーションの維持・向上につながっている。

審査項目とこの事例の合っていたところ

ものづくり補助金の審査項目(5項目中2項目が合致)直近の回(23次)の採択率 35.1%(応募1,275件・採択448件)

◎経営戦略との整合性品質とサービスを高め、付加価値を生み出す方針に沿って、ITカイゼンを進めている。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 73件
◎事業の実現可能性センサーの取り付けとITの一括管理で、現場の課題に直結した取組になっている。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 68件
—新市場性・高付加価値性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
—政策面公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

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精密切削機械を入れ、冷間鍛造部品の仕上げを速くする

株式会社大和製作所

成果時間当たりの生産性が上がり、導入した機械はフル稼働している。

冷間鍛造で自動車部品をつくる。受注が増えたのを機に、ものづくり補助金で精密切削機械を新しく入れ、鍛造後の仕上げ工程を速くした。

出典

今後の展望

ITとIoTの活用で時間を生み出し、人材育成と多能工化を進めて、品質とサービスの向上をめざしている。

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ものづくり補助金について

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