ものづくり補助金製造業鹿児島県専門家確認済み

印刷品質管理システムで検品を自動化し、ベテランを他部門へ

協業組合ユニカラー

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名協業組合ユニカラー
所在地鹿児島県
業種特殊印刷(LED UVオフセット・レンチキュラー・疑似エンボス)
従業員数77人
資本金2,880万円

この事例のポイント

  • 1日平均約2万枚の検品を3名体制の目視で行い、生産性が下がっていた。
  • 2018年度のものづくり補助金で印刷品質管理システムを導入し、検品を自動で識別できるようにした。
  • 検品にあたっていたベテラン職員を他部門に配置でき、多能工化も進んだ。

事業の経緯

1974年、県内の印刷業者5社により「サツマ特殊製版協同組合」を設立し、1977年に完全協業化により本組合に組織変更。積極的な設備投資や人材育成により、紙以外の素材への印刷や「レンチキュラー印刷」といった高品質な特殊印刷を多く手掛け、デジタル化をはじめとする時代の変化にいち早く対応している。2019年には、敷地面積約9,400平米の広大な新本社工場が完成。

1974年に県内の印刷業者5社で協同組合を設立し、1977年に完全協業化して組織変更した。積極的な設備投資や人材育成で、特殊印刷分野のパイオニアとしての地位を確立した。

検品を3名体制の目視で行っていたため、2018年度にものづくり補助金で印刷品質管理システムを導入し、自動で識別できるようにした。2019年には新本社工場が完成し、製造・企画・事務部門をワンフロアに集約した。

事業の内容

  1. 課題:目視の検品による生産性の低下特殊印刷は通常より高い品質水準を要求される。従前は、1日平均約2万枚の印刷物の検品を3名体制で行っており、生産性の低下を招いていた。
  2. 取り組み:印刷品質管理システムの導入2018年度「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」を活用し、印刷品質管理システムを導入した。これまで目視で確認してきた非効率な検品工程が、自動で識別可能となった。
  3. 取り組み:ベテラン職員の他部門への配置それまで検品工程に従事していた経験豊かなベテラン職員を他部門に配置するなど、多能工化の推進にも寄与している。
  4. 取り組み:新本社工場でのワンフロア化2019年の新本社工場の完成に伴い、製造だけでなく企画や事務部門も同じ建物内のワンフロアに集約し、フリーアドレスオフィスを導入した。職員はノートPCを持って空いているデスクで業務を行う。
  5. 取り組み:特殊印刷での差別化国内に数台しかない特殊な印刷機に独自改良を加え、LED UVオフセット印刷、レンチキュラー印刷、疑似エンボス印刷など、全国でも例がない特殊印刷分野のパイオニアとしての地位を確立した。デジタルカメラのパッケージ印刷では、微細なマイクロマークを正確に再現できる印刷技術により、継続的な取引につながっている。

補助金を使った経費

ものづくり補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

機械装置・システム構築費印刷品質管理システム

事業の効果

  • 目視で確認してきた非効率な検品工程が自動で識別可能となり、生産性が向上した。
  • 検品工程に従事していたベテラン職員を他部門に配置するなど、多能工化の推進にも寄与した。
  • 固定化したメンバー以外にも、職位や部署を超えてスタッフ同士で交流が生まれ、コミュニケーションの活性化が図られている。業務の「見える化」が進み、業務効率化を推進している。
  • 特殊印刷により高級感等がアピールでき、大手企業からの受注獲得につながっている。

審査項目とこの事例の合っていたところ

ものづくり補助金の審査項目(5項目中3項目が合致)直近の回(23次)の採択率 35.1%(応募1,275件・採択448件)

◎経営戦略との整合性特殊印刷のオンリーワン戦略のもと、品質を守る検品の効率化に投資した。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 73件
◎事業の実現可能性3名体制の目視検品を自動識別に置き換え、経験豊かな職員を他部門に配置している。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 68件
◎新市場性・高付加価値性高級感やマイクロマークの再現など、付加価値の高い印刷サービスを提供している。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 62件
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
—政策面公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

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出典

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ものづくり補助金について

直近の23次の採択率は35.1%(応募1,275件・採択448件)。いま申請できる回は「新事業進出・ものづくり補助金」として募集されています。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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