ものづくり補助金製造業宮崎県専門家確認済み

工場の新設とIoTで、国産キャビアの増産と輸出を支える

ジャパンキャビア株式会社

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名ジャパンキャビア株式会社
所在地宮崎県
業種キャビア製造・販売
従業員数12人
資本金4,000万円
相談先農林水産省のA-FIVE(ファンド)

この事例のポイント

  • 国内で孵化したチョウザメを使った、低塩分・無添加の高品質なキャビアづくりに成功した。
  • 農水省のA-FIVE(ファンド)やものづくり補助金を活用し、国内最大規模のキャビア生産工場を新設した。
  • チョウザメの個体識別と在庫管理にIoTを導入し、海外輸出に向けた増産体制を整えた。

事業の経緯

宮崎キャビア事業協同組合を前身として、2016年に株式会社化。県内の養殖事業者からチョウザメを仕入れ、キャビア等の製造・販売を行う。特徴は、1国内で孵化したチョウザメを使用し、種苗・養殖から加工まで国産のみを使用。2徹底した品質管理や風味を追求。海外では主流の防腐剤添加や高塩分処理、低温殺菌等の製法を一切使用せず、クリーンルーム環境下で雑菌混入を抑え、低塩分濃度で他にはない長期(2~5か月)熟成を実施。

宮崎キャビア事業協同組合を前身として2016年に株式会社化し、県内の養殖事業者から仕入れたチョウザメでキャビアなどを製造・販売している。2015年に輸出が解禁されると、2017年に日本産キャビアで初めて香港へ輸出を開始し、2019年5月にはアメリカへの輸出も本格化した。

当初は国内需要に対応した量を生産していたが、輸出を見据えた安定生産のため、農水省のA-FIVEやものづくり補助金を活用して国内最大規模の工場を新設し、個体識別や在庫管理にIoTを導入した。

事業の内容

  1. 課題:輸出を見据えた安定生産当初は国内需要に対応した量を生産していたが、輸出を見据えたキャビアの安定生産が必要になった。
  2. 取り組み:工場の新設と設備投資安定生産のため、農水省のA-FIVE(ファンド)やものづくり補助金を活用した。キャビア生産工場として国内最大規模の工場を新設し、設備投資も実施した。
  3. 取り組み:IoTの導入チョウザメの個体識別や在庫管理にIoTを導入したことで、生産効率がさらに向上し、海外輸出に向けた増産体制を整えることに成功した。このように設備投資を実施し、衛生管理の徹底や生産性を向上させたことで、新事業の展開や売上拡大に成功している。
  4. 取り組み:高品質なキャビアづくり国内で孵化したチョウザメを使用した、低塩分、無添加キャビア作りに成功し、本来のコクと旨みを凝縮させた最高品質の製品開発を実現し、「G7伊勢志摩サミット」や「日露首脳会談」の食材として採用される等、国内でも高い評価を得ている。世界に通用するキャビアづくりのため、清潔さの追求も徹底しており、製造作業は精密電子部品も扱えるようなクリーンルームで実施し、温度や熟成期間はIoTを駆使したシステムにより24時間365日休みなく制御している。
  5. 取り組み:海外への輸出とブランド力の向上以前は輸出規制の対象であったキャビアだが、2015年に輸出が解禁されると、2017年には日本産キャビアで初めて香港へ輸出を開始した。その後も販路開拓に努め、2019年5月にはキャビアの本場であるアメリカへも輸出を本格化し、高評価を受け現在も継続取引中である。さらに、新たにモナコ皇室御用達のお墨付きを得た新ブランドを発足した。ブランド力向上によるさらなる販路開拓に向けて、EUHACCPを取得手続き中である。

補助金を使った経費

ものづくり補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

機械装置・システム構築費キャビア生産工場の設備投資
機械装置・システム構築費チョウザメの個体識別・在庫管理のIoT

事業の効果

  • チョウザメの個体識別や在庫管理にIoTを導入したことで生産効率がさらに向上し、海外輸出に向けた増産体制が整った。
  • 衛生管理の徹底と生産性の向上により、新事業の展開と売上拡大に成功した。
  • 2017年に日本産キャビアで初めて香港への輸出を開始し、2019年5月にはアメリカへの輸出を本格化した。

審査項目とこの事例の合っていたところ

ものづくり補助金の審査項目(5項目中3項目が合致)直近の回(23次)の採択率 35.1%(応募1,275件・採択448件)

◎経営戦略との整合性国内向けから輸出を見据えた安定生産へ切り替える方針と、工場の新設が合っている。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 73件
◎事業の実現可能性高品質な製品の実績があり、IoTによる管理で増産体制を整えた。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 68件
◎新市場性・高付加価値性日本産キャビアで初めて海外へ輸出するなど、高付加価値の製品で海外市場を開いた。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 62件
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
—政策面公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

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出典

相談先と計画づくり

その他農林水産省のA-FIVE(ファンド)

今後の展望

新ブランドの発足とEUHACCPの取得でブランド力を高め、さらなる販路開拓と海外展開をめざす。

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