事業再構築補助金農業・林業・漁業栃木県専門家確認済み

竹林の観光化と竹チップの販売で、竹を余すことなく使う事業を広げる

株式会社ワカヤマファーム

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ワカヤマファーム
所在地栃木県
業種筍・栗の生産と竹林観光、竹チップの販売
従業員数18人
資本金990万円

この事例のポイント

  • 映画のロケ地にもなった21haの竹林を観光資源として開放し、来場者に好評を得てきた。
  • 事業再構築補助金で展示施設と飲食施設を、ものづくり補助金で樹木粉砕機を導入し、竹を使った多角的な事業につなげた。
  • 年間2万本ほどの間伐竹をチップ化して有効活用し、経営の安定化に貢献している。

事業の経緯

同社は筍栽培のために、見渡す限りに隅々まで整備された⽵林に観光的な付加価値を付与。映画やCMなどのロケ地として使⽤される他、散策スポット、飲⾷など観光施設としても⼈気。従来からの事業である筍と栗の栽培、および近代建築の中に新たな景観として、植栽される⽵緑化材(植⽊)の実⽣選別育種による品種改良の取り組みは着実に実績を積み上げ、その⽣産・販売も国内で唯一専⾨に⾏っている。※2023年はばたく中小企業・小規模事業者300社(事業再構築・生産性向上分野)受賞。

元々は筍と栗の生産販売を行う事業者で、見渡す限り隅々まで整備された竹林に観光的な付加価値を付け、21haの竹林を一般に開放してきた。映画やCMなどのロケ地にもなっている。

観光施設として足りなかった展示スペースと飲食施設を、事業再構築補助金で新設した。また、年間2万本ほど間伐する竹を有効活用するため、ものづくり補助金で最新型の樹木粉砕機を導入し、竹材のチップ化事業にも取り組んだ。竹の植栽材の生産・販売も国内で唯一専門に行っており、竹を余すことなく使う事業の多角化を進めている。

事業の内容

  1. 課題:観光施設として足りないコンテンツ以前より21haの竹林を観光資源として一般開放してきた。映画のロケ地にもなってきた竹林の風景は来場者から好評を得てきたが、竹を利用した製品の展示スペースや、竹林を散策した後に一休みできる飲食施設など、観光施設に必須なコンテンツで不足しているものもあった。
  2. 取り組み:展示施設と飲食施設の新設事業再構築補助金を活用し、竹生態の紹介及び竹工芸品等を展示する施設や、地元農家の農産物を利用した飲食施設を新設した。このような施設は同社の集客力を向上させるとともに、竹の魅力を幅広く伝えることにも一役買っている。
  3. 課題:伐採した竹材の活用保有している竹林を適正な状態に維持するためには、年間2万本ほどの竹を間伐する必要がある。
  4. 取り組み:竹材のチップ化事業伐採した竹材の有効活用を目指して、ものづくり補助金で最新型の樹木粉砕機を導入し、竹材のチップ化事業にも取り組んだ。竹チップは畜産用の敷料としての需要があるが、単価が低く利益がなかなか出ない状況が続いている。ただし、気候変動や世界情勢による資源不足・資源高等が背景にあり、竹チップは農業用堆肥の混合素材や、サイレージ化して養豚・養鶏向け飼料の配合材として徐々に広がりを見せており、今後需要が増加し価格が上昇することを見込んでいる。補助金を有効活用し、リスクを抑えながら竹材のチップ化事業を進めることで、竹に関連する多角的な事業の一環として、この事業も経営の安定化に貢献している。
  5. 取り組み:夜の竹林ライトアップと体験型農業幅広い年代に楽しんでもらえ、SNSにも共有されるような夜の竹林ライトアップと、無数の竹灯りとのコラボレーションを毎週末開催している。これらのナイトタイムコンテンツは滞在時間を長くし、地域周遊、宿泊につなげる効果も期待される。また、筍狩り等の収穫体験はもちろん、竹灯り、弓矢、水鉄砲等の竹工作体験や、竹の器でお抹茶体験など、体験型農業で竹の魅力を伝えることにも力を入れている。放置竹林・拡大竹林ともいわれる竹害が地方では発生している現状があり、竹の魅力や使い方を伝えて、多くの方に竹を好きになってもらう活動を今後も続けていく。

補助金を使った経費

事業再構築補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

建物費竹生態の紹介・竹工芸品の展示施設の新設
建物費地元農家の農産物を利用した飲食施設の新設
機械装置・システム構築費最新型の樹木粉砕機(竹材のチップ化)

事業の効果

  • 以前よりも毎月多くの人々が訪れるようになった。
  • 展示施設と飲食施設が集客力を向上させ、竹の魅力を幅広く伝えることにも役立っている。
  • 竹チップ事業が、竹に関連する多角的な事業の一環として経営の安定化に貢献している。
  • 年間2万本ほどの間伐が必要な竹を、チップ化して有効活用している。
  • 夜の竹林ライトアップと竹灯りのコラボレーションを毎週末開催している。

審査項目に合っていた点

事業再構築補助金の審査項目

合致した審査項目4 / 5項目
後継の中小企業新事業進出補助金の直近(第4回)の採択率33.9%応募1,499件・採択508件

出典:公募要領 p.44(審査項目)

◎経営戦略との整合性竹林の観光化を主力に、竹を余すことなく使う多角化の方針で、施設と設備を整えた。この項目が◎の事例 23件
◎事業の実現可能性来場者に好評の竹林があり、施設の新設後に来場者が増えている。この項目が◎の事例 21件
◎新市場性・高付加価値性展示・飲食施設とナイトタイムのコンテンツ、体験型農業で、滞在時間を延ばす。この項目が◎の事例 23件
◎公的補助の必要性竹チップは単価が低いため、補助金を使ってリスクを抑えながら事業を進める。この項目が◎の事例 4件
—政策面公開されている事例からは読み取れません。

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。事業再構築補助金は募集が終わっているため、後継の新事業進出・ものづくり補助金の審査項目で見ています。

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柿などの果樹栽培を基盤に、加工品の製造・販売とカフェの運営まで一貫して手がけている。

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成果米粉麺はコンテストで特別賞を受け、既存の受託製造の受注にもつながり、業績が回復基調にある。

電子部品などの受託製造に頼る経営を変えようと、地元福島県の米を使った米粉麺を開発した。

事業再構築補助金製造業栃木県専門家確認済み

OEMの製造技術を生かし、新工場と自動化ラインで自社ブランドのゴルフクラブに挑む

株式会社ササキ

成果新工場で生産性向上も実現する計画で、最初の自社ブランド製品としてドライバーの商品化を予定している。

ゴルフクラブのOEM生産で培った技術をもとに、自社ブランドのクラブ開発に着手した。

出典

今後の展望

竹の魅力や使い方を伝え、多くの方に竹を好きになってもらう活動を今後も続けていく。竹チップは、今後需要が増加し価格が上昇することを見込んでいる。

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果樹の栽培から加工・販売まで一貫して手がけ、地域連携の販売施設を整える

株式会社堀内果実園

成果あんぽ柿ジェラート「ほのぼの」は4個入り一箱6,000円超の高価格帯ながら数々の賞を受け、100点を超える商品を生み出した。

柿などの果樹栽培を基盤に、加工品の製造・販売とカフェの運営まで一貫して手がけている。

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風味が繊細で遠くへ運びにくいオーガニック牛乳を、液体急速冷凍機などで保存・加工できるようにし、生クリームやソフトクリームミックス、熟成チーズを商品にした。

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事業再構築補助金について

事業再構築補助金の募集は終わり、後継の中小企業新事業進出補助金が募集されています。中小企業新事業進出補助金の直近の第4回の採択率は33.9%(応募1,499件・採択508件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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