事業再構築補助金農業・林業・漁業奈良県専門家確認済み

果樹の栽培から加工・販売まで一貫して手がけ、地域連携の販売施設を整える

株式会社堀内果実園

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名株式会社堀内果実園
所在地奈良県
業種果樹栽培と果実加工品の製造・販売、カフェ・ブランドショップの運営
従業員数20人
資本金2,795万円
相談先五條市

この事例のポイント

  • 自社農園で季節ごとに13種類の果物を栽培し、自社加工場で100点を超える商品に加工している。
  • 美容や健康への関心が高く購買力のある40〜50代の女性をターゲットに、高付加価値な商品を開発している。
  • 各種補助金で設備を拡充し、五條市と連携した施設の整備で、地域農業の次世代への継承をめざしている。

事業の経緯

1903年(明治36年)に果樹専門の農家として創業。地元、奈良名産の柿をはじめ、梅、かりん、みかん、いちご、シャインマスカットなど多彩な果物を栽培している。「国産・完熟・無添加」にこだわり、自社工場で高付加価値の商品として加工している。また、40〜50代の女性をターゲットに、カフェやブランドショップの展開を積極的に進め、6次産業化にも取り組んでいる。果樹栽培を基盤に、加工・販売により企業価値向上を実現している。※2023年はばたく中小企業・小規模事業者300社(事業再構築・生産性向上分野)受賞。

1903年に果樹専門の農家として創業し、柿をはじめ13種類の果物を栽培して、国産・完熟・無添加にこだわった加工品を自社工場で作ってきた。40〜50代の女性をターゲットに、カフェやブランドショップの展開も進め、6次産業化に取り組んでいる。

加工品の品質向上のため各種補助金で設備を拡充し、体験型の「果実園ファクトリーショップ」を開設した。2025年夏には、五條市と連携した「地域連携販売力強化施設」を、事業再構築も絡めて整備する。

事業の内容

  1. 課題:加工品の品質向上と付加価値の向上1903年(明治36年)に果樹専門の農家として創業した。加工品は高価格帯ながら、品質と新鮮さで高い人気を誇る。生産段階から徹底した管理と、収穫したての新鮮な果物の使用で、加工技術の高さと見栄えの良さが評価されている。生産性や付加価値の向上に向けた新たな経営課題に対し、さまざまな補助金の交付を受けてきた。
  2. 取り組み:設備の拡充と体験型の店舗加工品の品質向上を図るため、設備の拡充を目的に、各種補助金や助成金の確保に積極的に取り組んでいる。体験型コンテンツの市場ニーズが高まるなか、高付加価値スイーツの製造・販売を一貫して行う「果実園ファクトリーショップ」を開設した。インバウンド観光客を含め、地域への観光消費が増加し、地域活性化にも大きく貢献している。
  3. 取り組み:栽培した果物を高付加価値な商品に加工「しあわせのくだもの」をコンセプトに、国産・完熟・無添加の果物にこだわり、自社農園で季節ごとに13種類の果物を栽培している。栽培した果物は自社加工場で加工商品やスイーツとして開発し、これまでに100点を超える商品を生み出した。試行錯誤を繰り返し、高付加価値商品を中心に、時代のニーズに合った商品開発を進めている。あんぽ柿ジェラート「ほのぼの」は、4個入りで一箱6,000円を超える高価格帯だが、数々の賞を受賞し、メディアでも多数取り上げられる人気商品である。
  4. 取り組み:ターゲットを明確にした商品開発美容や健康への関心が高く購買力のある40〜50代の女性をターゲットに、高品質な果実加工品の開発に力を入れている。安心安全な国産農作物のドライフルーツは、健康志向の高まりや無添加・低糖質食品への需要の増加を背景に人気が高まっており、こうしたニーズに応じた商品開発にも積極的に取り組んでいる。
  5. 課題:地域農業の次世代への継承地域の基幹産業である農業の振興と、次世代への継承が課題となっている。
  6. 取り組み:事業再構築を絡めた「地域連携販売力強化施設」の整備五條市と連携し、地域活性化を目指した「地域連携販売力強化施設」を2025年夏に新たに整備する。施設は4つの主要機能を備える。①地域の基幹産業である農業を振興し、高付加価値・高収益を生む農産物の生産を促進する。②地元農産物の収穫体験や農山村の風景を楽しめる体験型農業を推進し、農家と消費者の交流を促す。③生産物の集荷・加工・流通・販売をワンストップで行い、高付加価値商品の開発を支援する場として活用する。④実践型インターンシップを通じて新規就農者の育成を促進するとともに、幼児から大学生までの幅広い世代が職業体験を通じて学べる教育の場を提供し、地域の将来を担う人材の育成にも寄与する。

補助金を使った経費

事業再構築補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

建物費地域連携販売力強化施設の整備

事業の効果

  • 自社農園で季節ごとに13種類の果物を栽培し、これまでに100点を超える商品を生み出した。
  • あんぽ柿ジェラート「ほのぼの」は、4個入り一箱6,000円超の高価格帯で、数々の賞を受賞し、メディアでも多数取り上げられている。
  • 「果実園ファクトリーショップ」の開設で、インバウンド観光客を含め、地域への観光消費が増加した。

審査項目とこの事例の合っていたところ

事業再構築補助金の審査項目(5項目中3項目が合致)後継の中小企業新事業進出補助金の直近(第4回)の採択率 33.9%(応募1,499件・採択508件)

◎経営戦略との整合性果実専門の農園の強みを生かし、栽培から加工・販売まで高付加価値化する方針である。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 23件
—事業の実現可能性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
◎新市場性・高付加価値性高価格帯の加工品とファクトリーショップで、高い付加価値を生んでいる。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 23件
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
◎政策面市と連携し、地域農業の次世代への継承と地域活性化に貢献する施設を整備する。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 10件

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。事業再構築補助金は募集が終わっているため、後継の新事業進出・ものづくり補助金の審査項目で見ています。

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成果2023年4月に複合施設をオープンし、スポーツ興行以外の収益の場をつくった。

プロバレーボールチームの運営に加え、スポーツ興行以外の収益を確保するため、事業再構築補助金を活用して、2023年4月に複合施設を旭川市にオープンした。

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商工会の支援を受け、外国人旅行者と地元住民が交わるゲストハウスを開く

株式会社ワイズテクノ

成果宿泊した外国人旅行者は長期滞在が多く、バーで知り合った地元住民との新たな交流も生まれている。

地域の魅力発信の経験から、外国人旅行者向けのゲストハウス事業を構想した。

出典

相談先と計画づくり

自治体五條市

今後の展望

「地域連携販売力強化施設」を通じて、高付加価値・高収益の農産物の生産、体験型農業、集荷から販売までのワンストップ化、新規就農者の育成と職業体験を進め、地域農業の次世代への継承をめざしている。

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成果以前よりも毎月多くの人が訪れるようになり、竹チップ事業も含めた多角的な事業が経営の安定化に貢献している。

21haの竹林を観光資源として開放してきた事業者が、事業再構築補助金で竹工芸品の展示施設と飲食施設を新設した。

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事業再構築補助金について

事業再構築補助金の募集は終わり、後継の中小企業新事業進出補助金が募集されています。中小企業新事業進出補助金の直近の第4回の採択率は33.9%(応募1,499件・採択508件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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