中小企業省力化投資補助金申請時期 2025年 2月・カタログ注文型建設熊本県

測量を自動追尾のトータルステーションで1人体制にし、週30時間を工期短縮と新人育成に回す

諫山工業株式会社

成果2名体制で週60時間ほどかかっていた測量が1名体制になり、週30時間分を削減した。

この事例のポイント

  • 1947年設立で、熊本市とその近郊、水俣地区を営業エリアに公共工事の土木・舗装工事を行い、トンネルや橋梁工事の実績も多い。
  • 構造物設置のための測量は2名体制で週60時間ほどかかり、経験の差で計測のスピードや精度に差が出ていた。
  • 長年取引のある販売事業者から補助金の紹介を受け、県内では初めての共同申請に踏み切った。
  • 生まれた時間を工期短縮や新人育成に充て、新規案件の獲得と事業拡大をめざしている。

事業者のプロフィール

事業者名諫山工業株式会社
所在地熊本県
業種土木・舗装工事(公共工事が主)
従業員数47人
資本金8,000万円
相談先株式会社コンゴー測器

事業の経緯

1947年に設立し、熊本市とその近郊、水俣地区を主な営業エリアとして、公共工事を主に土木および舗装工事を行ってきた。高度な技術が求められるトンネルや橋梁工事の実績を多数持つ。測量に2名体制で多くの時間がかかっていたため、長年取引のある販売事業者の紹介で省力化投資補助金を使い、自動追尾のトータルステーションを導入した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 2名体制の測量と経験による精度の差熊本市および近郊と水俣地区を主な営業エリアとし、公共工事を主として土木および舗装工事を行っている。1947年の設立以来74年の歴史があり、高度な技術が求められるトンネルや橋梁工事の実績を多数持つ。構造物を設置するための測量は2名体制で週60時間ほどを要し、従来の方法では経験の違いによって計測のスピードや精度に差が生じていた。

やったこと

  1. 自動視準・自動追尾のトータルステーションの導入長年取引のある販売事業者から省力化投資補助金の紹介があり、丁寧なサポートを受けられるとのことで、県内では初めての共同申請を決めた。測量を1名体制にし、経験による差をなくすために、カタログ掲載の自動視準・自動追尾機能付き高機能トータルステーション(測量機)を導入した。

事業の効果

  • 測量が2名体制から1名体制になり、週30時間分を削減した。
  • 作業効率の向上で生まれた時間を、工期短縮や新人育成に充てている。

審査の観点ごとの評価

中小企業省力化投資補助金の公募要領にある審査の観点10つで見ています

観点の平均2.5 / 5
直近の回(第6回)の採択率63.9%応募1,841件・採択1,176件

出典:公募要領 p.30(審査項目)

技術面50%
  • 省力化の効果4

    週60時間の測量を2名から1名にし週30時間削減とあり、省力化の効果が数字で示されている。算出根拠の詳細は薄い。

  • 投資の回収1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 付加価値の伸び1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 自社に合わせた設備4

    カタログ掲載の自動視準・自動追尾機能付き測量機を導入し、2名体制を1名にしたと具体的に書かれている。導入環境に合わせた構成の説明は薄い。

計画面50%
  • 体制と資金2

    販売事業者から丁寧なサポートを受けられるとあるが、財務状況や資金調達、サイバーセキュリティには触れられていない。

  • 優位性とスケジュール3

    測量を1名体制にし、削減した時間を工期短縮や新人育成に充てるとあるが、スケジュールや遂行手順は書かれていない。

  • 賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 会社全体への効果4

    生まれた時間を工期短縮や新人育成に充て、新規案件獲得と事業拡大をめざすとあり、会社全体への効果が示されている。賃上げとの関係は読み取れない。

政策面50%
  • 地域経済への波及3

    熊本市近郊と水俣地区を営業エリアとし、県内初の共同申請を行ったとあるが、地域経済への波及効果までは書かれていない。

  • イノベーション2

    自動視準・自動追尾という機能の導入はうかがえるが、イノベーションを牽引する記述は乏しい。

補助金を使った経費

冊子の内容から、省力化投資補助金の経費区分にあてはめた区分です。

  • カタログ掲載の省力化製品測量機自動視準・自動追尾機能付き高機能トータルステーション

事業者の声

長年取引のある販売事業者様から補助金の紹介があり、丁寧なサポートをして頂けるとのことで、熊本県内では初めての共同申請を決意しました。

省力化投資補助金は、建設業者が抱える人手不足や生産性向上を解決するためにも有効な手段です。初期投資の負担は大きいですが、国補助金に加えて、今後、熊本県独自の後押し補助金を活用することで、自己負担が軽減できて、コスト削減や業務効率化に繋げることができます。

熊本県の土木・舗装工事業(従業員47名)
出典

相談先と計画づくり

ITベンダー株式会社コンゴー測器

測量にかかる人数と週あたりの時間を導入前と導入後で比べ、生まれた時間を工期短縮と新人育成に回して新規案件の獲得と事業拡大につなげる形で省力化の効果をまとめた。

今後の展望

生まれた時間を工期短縮や新人育成に充て、新規案件の獲得と事業拡大をめざす。国の補助金に加えて県独自の補助金も活用し、コスト削減と業務効率化につなげる考えである。

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