販売管理のシステムを整え、アート作品の海外展開に備える
合同会社 石垣焼窯元
国が公開している採択事例です
事業者のプロフィール
| 事業者名 | 合同会社 石垣焼窯元 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県 |
| 業種 | 焼物(陶磁器)の製造・販売 |
| 従業員数 | 5人 |
| 事業の紹介 | 石垣焼はガラスと油滴天目が施され、沖縄の海の色であるブルーを表現した焼物。代表社員の父が天目茶碗を奄美列島の観光財産にすべく立ち上げた「よろん焼」をルーツとする。英国の大英博物館に抹茶茶わんが常設展示されており、海外からの注目が高まる。自社店舗にて販売および体験教室の実施、委託販売先14か所。 |
| 相談先 | 地元のOA関連会社 |
この事例のポイント
- 表計算ソフトのマクロで管理していた販売データの操作ミスをなくし、販売・在庫管理を正確にした。
- 一般的なクラウド型POSでは対応できない独自業務に合わせ、カスタマイズできるシステムを選んだ。
- 台風による通信障害に備え、通信を前提にしないパッケージ型のシステムを選んだ。
事業の経緯
1品モノから定番品まで200種類以上の商品を扱い、自社店舗と販売委託先の販売管理・在庫管理が課題だった。店舗の販売データは表計算ソフトのマクロで管理しており、慣れないスタッフの操作ミスも起きていた。
アート作品の海外展開を予定するなか、地元のOA関連会社からIT導入補助金の案内を受け、カスタマイズできるパッケージ型のシステムを選んで、POSと自動釣銭機を同時に導入した。
事業の内容
- 課題:200種類以上の商品の販売・在庫管理1品モノから定番品まで200種類以上の商品を扱っている。自社店舗と販売委託先があり、正確な販売管理・在庫管理が課題になっていた。店舗の販売データは表計算ソフトでマクロを組んで管理していたが、慣れないスタッフによる操作ミスも起きていた。
- 課題:レジの集中と海外展開に向けた効率化自社店舗では、団体旅行などでレジに顧客が集中することもある。アート作品の海外展開を予定しており、通常業務の効率化が不可欠だった。
- 取り組み:IT導入補助金とカスタマイズできるシステムの選定OA関連のメンテナンス・サポートを依頼している地元の会社に課題意識を伝えていたところ、IT導入補助金が適用できると案内を受けた。一般的なクラウド型POSサービスではカバーできない独自業務もあり、カスタマイズが可能な「結シリーズ」に着目した。
- 取り組み:POSと自動釣銭機の導入販売・購買・製造・在庫・原価などをコンポーネント化したパッケージ型統合経営支援システムで、データ連携するが、必要な分野から導入できる。顧客の要望に応じてカスタマイズに対応し、すぐ使える形にセッティングして納品する。沖縄では台風で通信障害が発生することがある一方、建物は強固なので、通信を前提にしないパッケージ型を提供している(データはクラウド上で見ることが可能)。POSシステムと同時に自動釣銭機を導入した。お金を入れると合計金額から自動計算しておつりが出てくる。
補助金を使った経費
デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の経費区分にあてはめると、次のとおりです。
| ITツール導入費 | パッケージ型統合経営支援システム(POSレジ) |
|---|
事業の効果
- POSレジで売上を自動集計でき、販売管理作業が効率化した。
- 商品に貼るバーコード付値札シールの印字が容易になった。
- クーポンの有無による金額の違いなど、レジに求められる独自要件に対応でき、使い勝手が良い。
- 自動釣銭機とレジの連動により、現金の計算・集計作業がゼロになった。
出典
- 中小企業庁「ミラサポplus」事例ナビ(当社が整理・一部要約)
- 経費区分は、デジタル化・AI導入補助金の公募要領の区分に当社があてはめたものです
- 採択率:中小企業庁「採択結果」(26年4次)
相談先と計画づくり
| その他 | 地元のOA関連会社 |
|---|
OA関連のサポートを依頼している地元の会社に課題を伝えてIT導入補助金の案内を受け、独自業務に合わせてカスタマイズできるシステムを選んだ。
今後の展望
システムを委託販売先にも展開する予定である。
この事例の取り組み
製造業のほかの採択事例
町の名の由来から生まれたヤギミルクアイスで、町おこしの事業を育てるイベントでは1日200〜300個のソフトクリームが売れ、コンテストやデザイン賞も受賞した。ICカードとスマホ打刻で、勤怠の集計作業をなくす給与計算までの作業時間が8割以上減り、労務管理の担当者に新しい仕事を任せられるようになった。IoT型の自動充填機で、海外からの注文に応える生産力をつくる生産コストが約8割減り、生産能力不足で見送っていた受注のチャンスロスも解消した。
製造業の事例をすべて見るデジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)について
直近の26年4次の採択率は44.4%(応募1,836件・採択816件)。いま申請できる回は「デジタル化・AI導入補助金」として募集されています。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。
最新の公募を見る