廃業予定の動物病院を譲り受け、エキゾチック動物の専門病院に変える

ハート動物クリニック(売上高:1億円~3億円)

成果前の病院の印象を一新し、エキゾチック動物の診療に合った院内に整えた。

店舗改装に使える公募中の補助金 34件を見る

この事例のポイント

  • 既存のクリニックは1日100件を超える診療があり、場所が手狭になっていた。
  • 院長の高齢を理由に廃業する近くの動物病院と話し合い、事業譲渡で引き継いだ。
  • 20年以上取り組んできたエキゾチック動物の診療を、専門の病院として切り出した。
  • 投資額が1億円近くにのぼり、2院を回す獣医師や看護スタッフの配置も課題になった。

事業者のプロフィール

事業者名ハート動物クリニック(売上高:1億円~3億円)
所在地愛知県
業種動物病院
従業員数30人

事業の経緯

犬や猫に加えて、エキゾチック動物の診療に20年以上取り組んできた動物病院である。診療は1日100件を超えるまでになり、診療スペースが足りなくなっていた。

得意分野を生かした新しい取り組みを考えていたところだった。

近くの動物病院の院長が高齢を理由に廃業すると聞き、話し合いを重ねて事業譲渡で引き継いだ。事業承継・引継ぎ補助金を使ってエキゾチック動物の診療と予防・健診の病院に改装し、開院の準備を進めた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 診療スペースの不足経営するクリニックには1日100件を超える診療があり、場所が足りなくなっていた。あわせて、得意とするエキゾチック動物の診療を伸ばす計画を考えていた。
  • 近隣病院の廃業近くの動物病院の院長が65歳となり、高齢を理由に廃業する予定だと耳にした。話し合いを重ね、その病院を引き受けることにした。

やったこと

  1. 事業譲渡での引き継ぎ同じ県内の同業者から事業譲渡で病院を引き継いだ。認定支援機関にも相談し、事務手続きを含めた引き継ぎを終えてから改装に入った。
  2. 専門病院への改装前の病院の印象をなくすため、院内をエキゾチック動物の診療に合ったレイアウトに変え、外装も既存のクリニックとそろえた。オープンは1月の予定である。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 前の病院の印象を払拭し、エキゾチック動物の診療に合った院内に整えた。
  • 外装を既存のクリニックと同じ雰囲気にそろえた。
  • 改装は予定どおり終わり、開院の準備が整った。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.3 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的既存クリニックの1日100件超の診療で手狭になり、20年超のエキゾチック動物診療を専門病院として切り出す目的が明確に示されている。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    既存クリニックの1日100件超の診療で手狭になり、20年超のエキゾチック動物診療を専門病院として切り出す目的が明確に示されている。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    認定支援機関に相談し事務手続きを終えてから改装に入り、改装は予定どおり終わって開院準備が整ったと段階的に記されている。

収益性3.0
  • 売上・利益の見込み3

    専門病院化で得意分野を伸ばす計画が示されるが、売上や利益の増加額・数値の見込みは記載がない。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    従業員30人程度の体制を前提に、2院を回す獣医師や看護スタッフの配置を課題として認識し、既存クリニックと外装をそろえ一体運営する形が示されている。

出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

前の病院が診ていたエキゾチック動物の患者を引き継ぎ、犬や猫は既存の病院で診療を続ける。専門の病院にすることで診療件数を増やし、治療の水準を上げたい。

県内で例のない専門病院として地域での認知を高め、獣医師の採用にもつなげる。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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