小規模事業者持続化補助金製造業

サムライの魂を受け継ぐ伝統技術「姫路黒桟革」を活かした異分野への進出について

剣道防具の革を作る製造業者(事業者名は伏せています)

この事例のポイント

  • 安い海外製の防具に押される中、自社の強みの革をファッション分野で使う道を探した
  • 鞄・靴・ベルトの試作品を作り、バイヤーに完成品のイメージで見せた
  • 展示商談会とパンフレットで新しい取引先を開拓し、売上を倍にした

事業の内容

  1. 新分野への進出安価な海外製の剣道防具に押されて受注が減る中、自社の特徴である姫路黒桟革を新たな分野で活かすため、ファッション分野へのアプローチを行った。
  2. 試作品の開発姫路黒桟革の魅力を伝えるため、この革を使った鞄・靴・ベルトなどの試作品を開発した。
  3. 展示商談会とパンフレット展示商談会に出展し、自社の情報を発信する会社パンフレットを作成した。

補助金を使った経費

小規模事業者持続化補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

新商品開発費鞄・靴・ベルトの試作品
展示会等出展費展示商談会への出展
広報費会社パンフレット

事業の効果

  • 最終製品に加工して展示したことで、新たなターゲットのアパレル業界のバイヤーに完成イメージを伝えられ、取引の拡大につながった。
  • 事業開始から1年間で新規取引を約20件獲得し、売上高は前年比100%増。数年前までの業績に回復した(現在、ファッション関係の売上が70%を占める)。

事業者の声

本補助事業を実施する事で自社では気付かなかった当社の強みを活かした新たな可能性をイメージする事が出来ました。経営計画を作成する事で将来のビジョンを意識するようになり、事業承継について考えるようになりました。また本補助金以外にも会議所の支援を受けて海外展示会への出展と商標権の取得等を行い、加速度的に事業の具現化が進みました。

剣道防具の革を作る製造業者

経営指導員の声

何度もヒアリングを行う中で当事者にとっては普遍的な要素(黒桟革)でも、外部の目から見ると大きな可能性がある事に辿りつきました。本補助金は、その可能性を形に近づける為の入口に立たせてくれた制度でした。企業支援に魔法はありませんが、事業者に寄り添いながら一歩づつ共に歩んでいきたいです。

支援した商工会・商工会議所の経営指導員

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