工場内の事務所を撤去し、加熱炉を改修して新しい材料を使う

西日本鋼業(売上高:10億円~20億円)

成果工場が広くなって生産効率が上がり、新しい材料の加工の試作を進めている。

事業承継・M&Aに使える公募中の補助金 49件を見る

この事例のポイント

  • 親会社の事業の再編で売却先を探す必要が生じ、取引銀行の部長が入社して事業を引き継いだ。
  • 工場内の事務所を撤去し、事務所の機能を1つにまとめて工場を広くした。
  • 加熱炉を改修し、これまでと別の鉄の材料を加工できるようにした。
  • 高騰する鉄スクラップの価格に対応するため、生産性を上げる必要があった。

事業者のプロフィール

事業者名西日本鋼業(売上高:10億円~20億円)
所在地長崎県
業種伸鉄業(再生棒鋼の製造)

事業の経緯

鉄筋などの再生棒鋼をつくる伸鉄の会社で、大手商社の子会社だった。親会社の事業の再編が決まったことで、自社の売却先を探す必要が出てきた。

当時の代表が取引銀行の営業部長に相談したところ、その部長が最終的に入社して事業を引き継いだ。

高騰する鉄スクラップの価格に対応するため、事業承継・引継ぎ補助金で工場内の事務所を撤去し、加熱炉を改修した。工場が広くなって生産効率が上がり、これまでと別の鉄の材料の加工の試作を進めている。

コロナ禍が長引き、より早く生産性を上げる必要に迫られている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 親会社の事業の再編大手商社の子会社だったが、親会社の事業の再編が決まり、売却先を探す必要が出てきた。当時の代表が取引銀行の営業部長に相談したところ、その部長が最終的に入社して事業を引き継いだ。
  • 鉄スクラップの高騰高騰する鉄スクラップの価格に対応するため、生産性を上げる必要があった。

やったこと

  1. 工場内の事務所の撤去工場内の既存の事務所を撤去して事務所の機能を1つにまとめ、効率を上げると同時に工場を広くして事業の拡大を図った。撤去を終え、社内の体制を見直している。
  2. 加熱炉の改修安定して供給を受けられる見込みが高い鉄の中間製品を新しく仕入れ、仕入れの道筋を広げる。これまでと別の材料になるため加熱炉を改修し、製造の体制も見直している。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 事務所を撤去したことで工場が広くなり、生産効率が上がっている。
  • 加熱炉の改修で、これまでと別の鉄の材料を加工できるようになり、試作を進めている。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.3 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的親会社の事業再編で売却先が必要になり、取引銀行の部長が入社して引き継いだと具体的経緯が示され、取組の目的と必要性が明確である。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    親会社の事業再編で売却先が必要になり、取引銀行の部長が入社して引き継いだと具体的経緯が示され、取組の目的と必要性が明確である。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    工場内事務所の撤去を終え社内体制を見直し中、加熱炉を改修して試作を進めているなど、取組内容と進捗が示されている。スケジュールや体制の詳細は乏しい。

収益性3.0
  • 売上・利益の見込み3

    工場が広くなり生産効率が上がり、新しい材料の仕入れ道筋を広げて試作を進めており、事業拡大による収益向上が読み取れる。数値は示されていない。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    取引銀行出身の部長が入社して事業を引き継ぎ、事業拡大と新材料の試作を進めているため、承継後も事業を継続・成長させる計画が読み取れる。

出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

他社の規格品の鉄筋が使われている分野で、自社の再生棒鋼でも代わりになる分野を開拓し、安く提供する。品質の高い規格認証の鉄筋も、代わりに使える分野に提供していく。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

最新の公募を見る

審査で評価された点が近い事例

製造業のほかの採択事例

製造業の事例をすべて見る