下請けの組立から、自社製品の開発へ
静岡県の輸送用機器の組立メーカー(従業員108名)(事業者名は伏せています)
この事例のポイント
- 価格を決められない下請けの組立だけでは、将来に不安があった
- 自社製品の試作で、手作業のムラが品質の壁になっていた
- 支援機関が何度も現場に来て、ムラの原因をつかんだ
事業の内容
- 課題発注元が厳しい目標コストを決めるため、組立の仕事は利益率が低かった。自社の樹脂製の保護資材や防振材を育てたかった。
- 課題CNFを混ぜた新製品の試作で、手作業による撹拌のムラと焼成温度のばらつきが品質の壁になっていた。
- 取り組み遠心撹拌装置と、温度を細かく管理できるオーブンを導入し、強度と耐荷重を高めた新製品の開発を進めた。
補助金を使った経費
記事の内容から、ものづくり補助金の経費区分にあてはめた区分です。
| 機械装置・システム構築費 | 遠心撹拌装置・精密温度管理オーブン |
|---|
事業の効果
- 材料の混ざり方が均一になり、加熱ムラもなくなって光熱費も抑えられた。
- 試作の再現性、品質、歩留まりが良くなり、開発のスピードが上がった。
- 社員から自社製品の改善や開発の提案が次々に出るようになった。
- 補助金の活用をきっかけに、医療機器部品の組立の受託につながった。
事業者の声
ものづくり補助金を活用して設備投資を行ったことで、試作開発のスピードが向上した。
自社製品の売上はまだ割合としては高くないが、利益率が高く、社員のやりがいと誇りにつながっています。
静岡県の輸送用機器の組立メーカー(従業員108名)
この事例の取り組み
製造業のほかの採択事例
海外向けの増産設備を入れ、年商を約2倍に年商は事業承継のときと比べて約2倍に。申請で作った事業計画が、その後の経営計画の軸になった。酒粕から蒸留酒をつくり、25か国へ輸出市場になかった高付加価値の蒸留酒が生まれ、これまでより高い価格帯で販売。金型の設計を3D化し、熟練者頼みから抜け出す設計の8〜9割が3Dに。加工精度が上がり、工数と納期が短くなった。7名を採用し、平均年齢が40代に若返った。
製造業の事例をすべて見るものづくり補助金について
直近の23次の採択率は35.1%(応募1,275件・採択448件)。いま申請できる回は「新事業進出・ものづくり補助金」として募集されています。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。
最新の公募を見る出典
- 中小機構「補助金活用ナビ」の事例記事(当社が書き直し・要約。事業者名は伏せています。「の声」は記事中の発言の引用です)
- 経費区分は、ものづくり補助金の公募要領の区分に当社があてはめたものです
- 採択率:中小企業庁「採択結果」(23次)