他社のコネクタ事業を引き継ぎ、自社での生産に向けて準備する

オータックス(売上高:20億円~50億円)

成果本格的な生産に向けた足場づくりが、ある程度できた。

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この事例のポイント

  • 自社の顧客が相手の会社のコネクタを使っており、安定供給を続けることが主な目的だった。
  • 県内にはコネクタを手がける会社が多く、人材も比較的確保しやすかった。
  • 生産の移管に向け、設備の準備工事、図面の作成、顧客への説明を進めた。
  • 得意のスイッチ事業と合わせて販売を広げることをめざしている。

事業者のプロフィール

事業者名オータックス(売上高:20億円~50億円)
所在地神奈川県
業種電子部品の製造
従業員数60人

事業の経緯

スイッチなどの電子部品をつくる会社である。業界団体の会合で面識のあった会社から、コネクタ事業の譲渡について相談を受けた。

自社の顧客がその会社のコネクタを使っており、供給を続けることが大切だった。

県内にはコネクタの会社が多く人材も得やすいことから、2020年7月に事業譲渡契約を結んだ。事業承継・引継ぎ補助金を使い、本社に設備を置く準備工事や部品図面の作成など、生産を移す準備を進めた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 顧客への安定供給自社の顧客が以前から相手の会社のコネクタを使っており、製品の供給を途切れさせないことが主な目的だった。扱う商材が増えることで販路も広げられると考えた。
  • 引き継ぎの判断業界団体の会合で面識があり、相手の会社からコネクタ事業の譲渡について相談を受けた。県内にはコネクタを手がける会社が多く、事業の地盤があり人材も確保しやすいことから前向きに協議し、2020年7月に事業譲渡契約を結んだ。

やったこと

  1. 生産移管の準備相手の会社から生産を移すため、本社でコネクタ設備を置くための準備工事を行った。相手の子会社との交渉や、自社で開発するための部品図面の作成も進めた。
  2. 顧客への説明自社の販売先に、コネクタの製造・販売の状況と移管の進み具合を説明した。設備の移管や製品の受け入れが滑らかに進むよう、社内の対応を話し合い、顧客への説明も丁寧に行った。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 本格的な稼働の前の準備が中心だが、今後の生産に向けた足場づくりがある程度できた。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均2.8 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

もう一歩だった観点

  • 2
    売上・利益の見込み販路拡大や扱う商材増加に触れるが、売上や利益の増加額・見込みの数字はなく、収益性は弱く示されている。
取組の目的・必要性3.0
  • 承継を機にした取組の目的3

    顧客の安定供給を主目的に、コネクタ事業を引き継ぐ目的が明記されている。必要性は読み取れるが数字の裏付けは少ない。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    2020年7月に事業譲渡契約を結び、準備工事、図面作成、顧客説明と段階が示されている。ただし具体的な期限や体制の記載は薄い。

収益性2.0
  • 売上・利益の見込み2

    販路拡大や扱う商材増加に触れるが、売上や利益の増加額・見込みの数字はなく、収益性は弱く示されている。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    県内の事業地盤や人材確保のしやすさを挙げ、得意のスイッチ事業と合わせた販売拡大を目指すと述べており、承継後の継続と成長の方向性がある。

出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

県内の豊富な開発人員を生かし、若手の研究者を登用してコネクタの研究開発を進める。得意のスイッチ事業と組み合わせて販売を広げ、地元での雇用も増やす。

海外工場の生産技術も使い、早く自社での生産体制をつくる。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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