廃業を考えていた桐箱の工房を買い取り、インテリア小物で販路を広げる

オージージャパン株式会社✓ 経産省などの認定・選定

成果見本市への出展で、新しい取引先を3社得た。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 着物の生地を使った小箱の開発で、桐箱の製作を頼んでいた相手が廃業を考えていた。
  • 工場、土地、機械を買い取り、元の代表には従業員として残ってもらった。
  • 元の代表に技術を伝えてもらい、自社で桐箱を作れるようにした。
  • 桐箱の技術を生かしたパンの保存箱を開発し、東京の見本市に出した。

事業者のプロフィール

事業者名オージージャパン株式会社
所在地徳島県
業種桐箱・木製インテリア小物の製造
従業員数3人

事業の経緯

徳島県で、2017年から着物の生地を使った小箱の商品を開発してきた。桐箱の製作を頼んでいた相手と関わるなかで、その相手が廃業を考えていることを知った。

桐箱を主力商品に育てていきたいと考えていたため、事業を続ける道を探した。

2021年12月ごろに引き継ぎを提案し、2022年3月に工場、土地、機械を買い取る契約を結んだ。元の代表には従業員として残ってもらい、技術を伝えてもらっている。

工場を建て替え、桐箱の技術を生かした新商品で販路を広げている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 仕入先の廃業2017年から着物の生地を使った小箱を開発し、桐箱の製作を外部に頼んでいた。その相手が廃業を考えていると知り、桐箱を主力商品に育てる計画が続けられなくなるおそれがあった。

やったこと

  1. 工場と機械の買い取り2021年12月ごろに事業の引き継ぎを提案し、2022年3月に工場、土地、機械を買い取る契約を結んだ。元の代表には従業員として残ってもらい、製作を続けながら技術を伝えてもらうことにした。
  2. 工場の建て替え引き継いだ工場を建て替え、作業の環境を整えた。
  3. 新商品と見本市への出展販路開拓の助言者やバイヤー、デザイナー、木工や藍染の業者と組み、桐箱の技術を生かした木製のインテリア小物を開発した。東京の見本市に新商品を出し、小売店や卸売業者と商談した。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 桐箱を作る技術を得たことで、商品の開発や改良が早くなり、パンの保存箱を新商品として開発できた。
  • 見本市でさまざまな分野のバイヤーと商談し、新しい取引先を3社得た。
  • 工場が新しくなり、見つからなかった木工作業のスタッフを2名採用できた。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.8 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的取引先の廃業を知り、桐箱を主力に育てる計画が続けられなくなるおそれがあったため、工場と機械を買い取る目的が明確である。
  • 4
    計画の具体性と体制2021年12月の提案から2022年3月の買取契約、元代表の従業員残留と技術継承、工場建て替えと段階が具体的に示されている。
  • 4
    売上・利益の見込み見本市出展で新しい取引先を3社獲得し、パンの保存箱など新商品開発も進んでおり、売上増加の見込みが具体的に読み取れる。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    取引先の廃業を知り、桐箱を主力に育てる計画が続けられなくなるおそれがあったため、工場と機械を買い取る目的が明確である。

実現可能性4.0
  • 計画の具体性と体制4

    2021年12月の提案から2022年3月の買取契約、元代表の従業員残留と技術継承、工場建て替えと段階が具体的に示されている。

収益性4.0
  • 売上・利益の見込み4

    見本市出展で新しい取引先を3社獲得し、パンの保存箱など新商品開発も進んでおり、売上増加の見込みが具体的に読み取れる。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    元代表に従業員として残って技術を伝えてもらい、スタッフ2名を採用して体制を整えており、承継後の事業継続の計画が見て取れる。

受けた国の認定・補助金

認定・届出

事業者の声

先ずは既存の得意先が喜んでくれた。自社にはなかった桐箱の製造技術を取得できた。今後はオリジナル商品の開発が可能になり、見本市出展等による販路開拓活動が可能になる。新しい取引先との商談による売上拡大も期待できる。工場が建て替えられ雰囲気が良くなったせいか、なかなか見つからなかった木工作業スタッフも2名採用できた。あとは事務作業や配送業務の快適化、自社のショールームにて現物をお客様に実際に見てもらえること。積極的に情報発信などができることを期待している。

徳島県の桐箱・木製インテリア小物の製造(従業員3名)
出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

次の世代の好みに合った商品の開発と販路の拡大、地場産業の仲間との協業、若い人材の確保に取り組む。SNSで積極的に情報を発信し、安定した売上を確保したい。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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