工場を防塵仕様に改修し、精密部品の梱包をクリーンな環境で行う

株式会社湖北製作所✓ 経産省などの認定・選定

成果梱包前の吹き飛ばし作業や保管時の防塵の手間がなくなり、作業効率が上がった。

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この事例のポイント

  • 後継ぎの息子は工場長として製造部門の管理と営業を任されており、2027年の社長交代で承継を終える予定である。
  • 通常の工場では精密部品の保管・梱包のときに細かな粉塵が付き、クレームの原因になっていた。
  • 第4工場を防塵に特化した工場にするため、建屋の内外を改修した。
  • 防塵の手間が減り、作業工程を大きく減らせた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社湖北製作所
所在地滋賀県
業種鋳造部品のバリ取り・加工
従業員数20人

事業の経緯

滋賀県で鋳造部品のバリ取りや加工を手がける会社で、製造業と建設業の2部門を持ち、従業員は20名いる。本社工場で粉塵の出るバリ取りを行い、第2・第3工場で粉塵を嫌う加工や検査、組み付け前の仕込み作業を担っている。

後継ぎの息子は工場長として製造部門の管理と営業を任されている。

後継ぎは農機具メーカーとの人脈があり、営業や発想にも優れているため、早めに承継すると決めた。2025年に専務、2026年に経営を任され、2027年の社長交代で承継を終える予定である。

補助事業では、精密部品の粉塵対策として第4工場を防塵仕様に改修した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 段階的な承継後継ぎは現社長の息子で、工場長として製造部門の管理と営業を一手に任されている。製造業と建設業の2部門のすべてはまだ把握できていないが、2025年に専務、2026年に経営を任され、2027年の社長交代で承継を終える計画である。農機具メーカーとの人脈があり営業や発想に優れているため、早めの承継を決めた。
  • 精密部品に付く粉塵通常の工場では、精密部品を仕入れた後の保管と梱包の工程で細かな粉塵が付き、クレームの原因になっていた。

やったこと

  1. 第4工場の防塵改修第4工場をクリーン工場にするため、屋内では工場の床全面、内壁、トイレ、給湯室入口を防塵仕様に改修した。屋外では散水装置による防塵設備、駐車場のアスファルト増設、用水路まわりの改修を行った。

補助金を使った経費

  • 工場床・内壁などの屋内防塵改修工事散水装置などの屋外防塵工事経費の区分:設備費同じ区分の事例 ›

事業の効果

  • 第4工場をクリーン工場にしたことで、梱包時に粉塵を吹き飛ばす工程をなくせた。
  • 納品された製品を保管するときの防塵の手間もなくなり、作業工程が大きく減って効率が上がった。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.5 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的粉塵によるクレームという課題を背景に承継を進めており、承継の目的と必要性が事例から読み取れる。
  • 4
    計画の具体性と体制2025年専務、2026年経営、2027年社長交代と段階的なスケジュールが具体的に示され、工場長の息子が体制を担っている。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    粉塵によるクレームという課題を背景に承継を進めており、承継の目的と必要性が事例から読み取れる。

実現可能性4.0
  • 計画の具体性と体制4

    2025年専務、2026年経営、2027年社長交代と段階的なスケジュールが具体的に示され、工場長の息子が体制を担っている。

収益性3.0
  • 売上・利益の見込み3

    梱包前の吹き飛ばし作業がなくなり作業効率が上がったと記載され、収益に間接的につながる改善が示されているが、売上や利益の数値はない。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    後継ぎは農機具メーカーとの人脈があり営業や発想に優れていると書かれ、承継後も事業を成長させる素地が示されている。

受けた国の認定・補助金

補助金・助成金

  • 事業再構築補助金(第3回)中小企業庁・6,000万円

事業者の声

製造部門では、承継者が2025年に専務取締役になることが決定したことで農機具製造メーカーの役員や従業員からより信頼を得て、人脈が太くなり営業スピードも向上した。経営分野は昨年より少しずつ参加するようになり、今後は製造部門を完全に掌握できると考えます。今後の製造部門の運営と営業力に期待をしています。

滋賀県の鋳造部品のバリ取り・加工(従業員20名)
出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

バリ取りから加工、検査、組み付け前の仕込み、納品までの一貫生産を社内で行い、売上を増やす。防塵の第4工場を含め、工場ごとの特色を生かして、取引先からの新しい製造ラインの移管や受注に取り組む。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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