塗装の事業を引き継いで開業し、大型乾燥炉で大きなフレームの塗装に対応

株式会社NEXUS COAT✓ 経産省などの認定・選定

成果大型フレームの塗装に加え、周辺の部品もまとめて受注できるようになった。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • コロナで顧客の生産が減ると、対応できる範囲の狭い塗装業者から受注が減った。
  • 事業主は技能者としての仕事に専念し、営業に強い現代表が経営を継いだ。
  • 幅4,000mmまで対応できる乾燥炉を入れ、工場のレイアウトも見直した。
  • 承継の段階から新分野の準備と採用を進め、既存の取引先にも案内した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社NEXUS COAT
所在地長野県
業種金属製品の塗装
従業員数5人

事業の経緯

長野県で、個人事業主が機械装置メーカー向けの金属製品の塗装を営んでいた。コロナで顧客の生産が減ると、フレームから小さな部品まで幅広く塗装できる業者に注文が集まり、対応範囲の狭い事業者ほど受注が減った。

売上は一時、大きく落ち込んだ。

大型の部材にも対応する体制を考えたが、事業主は年齢も考え、技能者としての仕事に専念することを望んだ。そこで営業と顧客対応の経験が豊富な現代表が新しく開業し、経営を引き継いだ。

大型の乾燥炉を入れ、大きなフレームの塗装を受けられるようにした。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 対応範囲の狭さコロナで顧客の機械メーカーの生産が減ると、フレームから小さな部品まで幅広く塗装できる業者に注文が集中した。対応できる範囲が限られていたため、受注が大きく減った。
  • 経営のバトンタッチ大型の部材にも対応する体制を考えたが、事業主は年齢も考え、技能者としての仕事に専念したいと考えた。営業と顧客対応の経験が豊富な現代表に経営を譲り、思い切った経営革新を進めることで合意した。

やったこと

  1. 大型乾燥炉の導入大型の部材の塗装の需要が増えていることに着目し、幅4,000mmまで対応できる乾燥炉を入れて、大型の筐体フレームを焼き付け塗装できるようにした。
  2. 工場のレイアウトの見直し大型の乾燥炉を既存の工場に置くため、工場内のレイアウトを見直し、作業の効率を高めた。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 焼き付け乾燥できる製品は幅2,300mm以下に限られていたが、幅4,000mmまで対応できるようになり、大型の機械フレームの塗装を受注できるようになった。
  • 対応範囲が広がったことで周辺の部品もまとめて受注でき、売上の拡大につながっている。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均4.5 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 5
    承継を機にした取組の目的コロナで受注が減り対応範囲の狭さが課題と明記。経営バトンタッチと大型乾燥炉導入で対応範囲を広げる目的・必要性が具体的に示されている。
  • 5
    売上・利益の見込み幅2,300mm以下から4,000mmまで対応可能になり、大型フレームに加え周辺部品もまとめて受注でき、売上拡大につながったと記載。
  • 4
    計画の具体性と体制承継段階から新分野の準備と採用を進め、既存取引先へ案内、工場レイアウトの見直しまで実施と、体制とスケジュールが具体的に書かれている。
取組の目的・必要性5.0
  • 承継を機にした取組の目的5

    コロナで受注が減り対応範囲の狭さが課題と明記。経営バトンタッチと大型乾燥炉導入で対応範囲を広げる目的・必要性が具体的に示されている。

実現可能性4.0
  • 計画の具体性と体制4

    承継段階から新分野の準備と採用を進め、既存取引先へ案内、工場レイアウトの見直しまで実施と、体制とスケジュールが具体的に書かれている。

収益性5.0
  • 売上・利益の見込み5

    幅2,300mm以下から4,000mmまで対応可能になり、大型フレームに加え周辺部品もまとめて受注でき、売上拡大につながったと記載。

継続性4.0
  • 事業の継続4

    現代表が営業経験を活かして経営を継ぎ、新分野への対応と採用を進めて事業を継続・拡大させる体制が示されている。

受けた国の認定・補助金

認定・届出

事業者の声

事業承継とその後の事業計画を検討する段階から新規分野の拡大やそれに向けた人員採用を行い、既存の取引先にも案内を行ったことにより売上拡大に結びついた。本補助事業による設備投資も今後の売上拡大に寄与できると期待している。

長野県の金属製品の塗装(従業員5名)
出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

売上は順調に伸びており、新しい顧客の開拓も進めている。熟練の技能者は採用が難しいため、未経験の人材を育てることが大切になっている。

工場が手狭になってきたため、新しい工場の候補地と資金計画も検討している。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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