事業再構築補助金建設群馬県専門家確認済み

商工会の支援を受け、外国人旅行者と地元住民が交わるゲストハウスを開く

株式会社ワイズテクノ

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ワイズテクノ
所在地群馬県
業種屋根・外壁工事、住宅リノベーション(新事業:外国人旅行者向けゲストハウス)
相談先高崎市群馬商工会

この事例のポイント

  • 地域の魅力発信の経験と海外滞在経験から、インバウンド市場に可能性を見いだし、交流拠点となるゲストハウスを構想した。
  • 商工会から事業再構築補助金の案内を受け、事業計画の策定や申請書づくり、PRの支援まで手厚い支援を受けて開業した。
  • 宿泊者以外も使えるカフェバーを置き、宿泊者と地元住民が交わる交流スペースにした。

事業の経緯

商業店舗の屋根・外壁工事や住宅等のリノベーションを手掛ける。

商業店舗の屋根・外壁工事や住宅のリノベーションを手がける会社で、2020年から自社のInstagramやフリーペーパーで地域の魅力を発信してきた。中心だった取締役が、その経験と自身の海外滞在経験からインバウンド市場に可能性を感じ、ゲストハウス事業を構想した。

感染症の拡大で踏み出せずにいたが、2021年7月に商工会から事業再構築補助金の案内を受けて開業を決意し、2023年2月にゲストハウスを開業した。

事業の内容

  1. 課題:インバウンド市場への挑戦と感染症の影響事業の傍ら地域貢献にも取り組み、2020年5月から地域の飲食店や観光スポット、イベント等の情報を自社のInstagramで紹介していた。2020年9月には地域の情報を掲載したフリーペーパーを製作し、高崎市内の主要集客施設などで配布して、地域の魅力発信に努めてきた。その中心だった取締役は、地域の魅力発信の経験や自身の海外滞在経験から、インバウンド市場に可能性を感じ、地域の交流拠点となるゲストハウス事業を構想した。しかし新型コロナウイルスの感染拡大で、事業実施に踏み出せずにいた。
  2. 取り組み:事業再構築補助金の案内を受けて開業を決意2021年7月に、フリーペーパーの製作で助言を受けていた高崎市群馬商工会から事業再構築補助金の案内を受け、事業の具体化に向けた検討を開始した。社長からの後押しもあり、アフターコロナを見据えたゲストハウス事業の開始を決意した。
  3. 取り組み:商工会の支援を受けた計画づくりとPRゲストハウスの開業に向けた事業計画の策定や事業再構築補助金の申請書作成で、商工会から手厚い支援を受けた。補助金申請に関する手続きのほかにも、同社をPRするためのインフルエンサーの紹介や動画作成の支援も受けた。
  4. 取り組み:ゲストハウスの建設と開業2023年2月に外国人旅行者向けゲストハウス「まといホステル&バー」を開業した。内外装は、リノベーション事業で培った自社のデザイン力をいかした。館内には、ベッド数22床の宿泊室のほか、宿泊者以外も利用できるカフェバーを置き、宿泊者同士あるいは地元住民も交えた交流スペースとなっている。
  5. 取り組み:英語と日本語の橋渡しができるスタッフの採用スタッフの採用では、宿泊者とのコミュニケーション能力を重視して、ネイティブレベルの英語力とビジネス会話レベルの日本語力を必須とし、外国人と日本人の橋渡しができる人材を確保した。
  6. 取り組み:地域の季節イベントの案内とワークショップ「高崎まつり」や「前橋七夕まつり」等の地域の季節イベントの案内や、近隣の居酒屋等への宿泊者の案内、商工会の会員とのつながりをいかしたワークショップの開催など、定期的にイベントを企画している。

補助金を使った経費

事業再構築補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

建物費外国人旅行者向けゲストハウス「まといホステル&バー」の建設

事業の効果

  • 館内にはベッド数22床の宿泊室を備え、宿泊者以外も使えるカフェバーを置いた。
  • 宿泊した外国人旅行者は、近隣の山々でのハイキングやアニメ作品に登場した実在スポット巡りを行うなど、長期滞在することが多い。
  • バーで知り合った地元住民と翌日にドライブに行く様子が見られるなど、ゲストハウスがハブとなって新たな交流が生まれている。

審査項目に合っていた点

事業再構築補助金の審査項目

合致した審査項目4 / 5項目
後継の中小企業新事業進出補助金の直近(第4回)の採択率33.9%応募1,499件・採択508件

出典:公募要領 p.44(審査項目)

◎経営戦略との整合性地域の魅力発信の経験とデザイン力を生かし、インバウンド需要を取り込む方針である。この項目が◎の事例 23件
◎事業の実現可能性商工会の支援を受けて計画を策定し、必要な人材を採用して開業した。この項目が◎の事例 21件
◎新市場性・高付加価値性外国人旅行者と地元住民が交流できるゲストハウスという、新しい事業である。この項目が◎の事例 23件
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。
◎政策面地元住民と外国人旅行者の交流を通じて、地域の活性化に貢献する。この項目が◎の事例 10件

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。事業再構築補助金は募集が終わっているため、後継の新事業進出・ものづくり補助金の審査項目で見ています。

審査項目の合い方が近い事例

事業再構築補助金製造業岩手県専門家確認済み

祭り装束の復元で立ち直り、古民家の複合店舗で伝統文化を発信する

株式会社京屋染物店

成果売上げは社長就任時の3倍に伸び、利益やキャッシュフローも大幅に改善し、社員数も5人から13人に増えた。

震災で廃業の危機に陥ったあと、祭り装束の復元で業績を回復し、伝統の染物技術を使った自社製品を他企業と共同開発した。

事業再構築補助金製造業静岡県専門家確認済み

サーボプレス機などを入れ、次世代EVの蓄電池部品に進出する

株式会社伊藤製作所

成果大手家電メーカー子会社から次世代EV蓄電池の冷却・放熱スリット部品の共同試作開発の依頼を受け、設備投資で生産性を高めた。

金型設計からプレス加工、組立まで一貫で行う強みを持つ精密板金加工業者で、コロナ禍の環境変化に対応して事業再構築補助金を活用した。

事業再構築補助金製造業長野県専門家確認済み

AI活用とM&Aで広げた事業に、遠隔画像診断のプラットフォームを加える

長野テクトロン株式会社

成果AIで外観検査などの業務を大幅に効率化し、2019年以降に7社の企業と8つの事業を買収して、2023年にホールディングス会社を設立した。

メンブレンスイッチなどの入力・表示装置を、営業から品質保証まで社内一貫で手がけている。

事業者の声

商工会の支援なしでは開業に至ることはできなかった。

地元の方々との交流を観光のコンテンツに含めているため、直接コミュニケーションが取れる機会を更に作って地域を活性化させたい。

群馬県の屋根・外壁工事・住宅リノベーションの事業者
出典

相談先と計画づくり

商工会高崎市群馬商工会

商工会から事業再構築補助金の案内を受け、事業計画の策定と申請書の作成、PRの支援を受けた。

今後の展望

積極的に地元住民と外国人旅行者の交流の機会を創出して地域の活性化に取り組み、将来的には県内の観光地を巡るツアー商品を自社で企画・販売することをめざしている。

建設のほかの採択事例

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顧客情報をクラウドで一元化し、事業承継に備える

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成果顧客管理に要する時間が従来比5分の1になり、大事な情報の社内共有で事業承継への不安がなくなった。

約20年前に入れたパソコンシステムのサポート切れが迫るなか、商工会で知ったIT導入補助金でクラウド型の顧客管理システムを導入し、蓄積したデータを移行した。

デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)建設宮崎県専門家確認済み

図面からの材料抽出で、見積作業を1週間から1日へ

株式会社 運乗建築

成果すべての機能を使いこなせば、見積に要する時間を1週間から1日に短縮できる見込みである。

注文住宅の積算・見積に1週間かかり、社長が夜に一人で行っていたため、IT導入補助金で積算ツールを導入し、図面作成と材料の抽出を自動化した。

小規模事業者持続化補助金建設島根県専門家確認済み

時間単位の年次有給休暇制度を整え、働きやすさと人材採用につなげる

株式会社梶野工務店

成果制度は地域の行事や子育て、親族の介護などに活用され、求人票への記載から若手の女性従業員の採用につながった。

地域の行事や子育てに参加しやすいよう、「時間単位の年次有給休暇制度」を2022年12月に導入し、求人票にも載せて採用につなげた。

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事業再構築補助金について

事業再構築補助金の募集は終わり、後継の中小企業新事業進出補助金が募集されています。中小企業新事業進出補助金の直近の第4回の採択率は33.9%(応募1,499件・採択508件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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