放課後等デイサービスを譲り受け、ボルダリングで運動に特化

株式会社きずな

成果職員1人で2〜3名の利用者を支えられるようになり、効率が上がった。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 知人の会社から、放課後等デイサービスの事業の引き継ぎを持ちかけられた。
  • 前職で障害福祉の施設を管理した経験から、引き継ぎを決めた。
  • 利用者の対象を、重い障がいの低学年から軽い障がいの高学年〜高校生に変えた。
  • 地域にない運動に特化した施設として、他の事業者との違いを出した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社きずな
所在地岐阜県
業種放課後等デイサービス
従業員数7人

事業の経緯

現代表は前職で障害福祉の施設の現場を管理し、障がいのある人と深く関わって社会に貢献したいと考えていた。付き合いのある会社から、岐阜県の放課後等デイサービスの事業の引き継ぎを持ちかけられた。

現地を訪ねると、施設には運営に十分な人がおらず、十分なサービスができていなかった。

2020年12月に事業譲渡で放課後等デイサービスと学習塾の事業を引き継ぎ、代表に就いた。株式は今は代表がすべて持っている。

運動に特化した施設に変え、口コミだけで定員がいっぱいになるまでになった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手の足りない施設現地を訪ねると、引き継ぐ前の施設には運営に十分な人がおらず、十分なサービスができていなかった。

やったこと

  1. 事業譲渡による承継付き合いのある会社から紹介を受け、2020年12月に事業譲渡で放課後等デイサービスと学習塾の事業を引き継いだ。前職で障害福祉の施設の現場を管理した経験を生かし、福祉に詳しい知人と二人三脚で進めた。
  2. 対象の見直し利用者の対象を、小学校低学年を中心とした重い障がいのある児童から、軽い知的障害のある小学校高学年から高校生に変えた。
  3. ボルダリング設備施設の中にボルダリングの設備を置き、体力と考える力を同時に養える、難しさのある運動支援ができるようにした。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 遊びのなかの運動や会話で全身に刺激を与え、体力や認知、言語の力を伸ばしながら療育もできるようになった。
  • 落ちる危険を察するなど、利用者が自分で危険を避ける判断の力が高まっている。
  • 軽い障がいの児童が対象になり、職員1人で2〜3名の利用者を支えられるようになって効率が上がった。
  • 責任者を採用して安心して預けられる施設として知られ、市内で唯一、保育所等訪問支援の認可を得た。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.8 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的人手不足で十分なサービスができていない施設を引き継ぐ目的と、前職経験を生かす必要性が具体的に書かれている。
  • 4
    計画の具体性と体制2020年12月の事業譲渡、付き合いのある会社からの紹介、福祉に詳しい知人との二人三脚など、承継の体制と経緯が具体的。
  • 4
    事業の継続責任者を採用し、市内で唯一の保育所等訪問支援の認可を得るなど、承継後も事業を継続・発展させる体制が示されている。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    人手不足で十分なサービスができていない施設を引き継ぐ目的と、前職経験を生かす必要性が具体的に書かれている。

実現可能性4.0
  • 計画の具体性と体制4

    2020年12月の事業譲渡、付き合いのある会社からの紹介、福祉に詳しい知人との二人三脚など、承継の体制と経緯が具体的。

収益性3.0
  • 売上・利益の見込み3

    職員1人で2〜3名を支えられ効率が上がったと述べるが、売上や利益の増加については数字や記述がない。

継続性4.0
  • 事業の継続4

    責任者を採用し、市内で唯一の保育所等訪問支援の認可を得るなど、承継後も事業を継続・発展させる体制が示されている。

事業者の声

【良かった点】

地方での放課後等デイサービスの展開を考えていたため、施設、人材等を承継し、事業基盤を作れた点。

【今後の期待】

承継時は責任者不在であったが、児童発達支援管理責任者の採用を通し、安心して子供を預けられる施設として市内での認知度も高まってきた。その結果、大垣市内で唯一、保育所等訪問支援の認可を取得することができ、利用者の獲得に繋がっている。

岐阜県の放課後等デイサービス(従業員7名)
出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

口コミだけで定員がいっぱいになり、2施設目の物件を探している。今後は対象を小学校低学年にも広げ、ボルダリング以外のスポーツ療育も強めて、幅広い年齢に広めたい。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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